大野ゆうきハクパターン

ハクパターン攻略方法&大野ゆうき氏おすすめルアー5選

春のシーバスといえばバチやアミ、稚鮎などマイクロベイトが鍵をにぎるシーズン。

なかでも攻略が難しいのはボラの幼魚“ハク”がベイトの時で、シーバスがボイルしているのに喰わないなんてことも。

今回は大野ゆうき氏を講師に迎え、そんなハクパターンのシーバス攻略とおすすめルアーを教えてもらいました。

目次

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

難易度MAXなハクパターン

ハクの群れ
2cm前後のハクを偏食するシーバスの攻略、いわゆるハクパターン。数あるシーバス攻略の中でもハクパターンは難しいと言われています。

ベイトとなるハクはたくさん居るし、シーバスもボイルしている。それなのに喰わない。実際ロケ中にも目の当たりに……。

大野ゆうき氏
そんな難易度MAXなハクパターン攻略を、東京湾・河川がホームグラウンドである、大野ゆうき氏に解説していただきました。

ハクパターン攻略の解説動画はこちら

by TSURIHACK TV

春のメインベイト

春のベイト解説
ハクパターン解説の前に、まず春のベイトをおさらいしておきましょう。

春は冬からベイトの種類が増えていく季節ですが、この時期のベイトといえばバチ、アミや稚鮎、そしてハク(2cm前後のボラの幼魚)など。

なかでも河川や港湾、サーフなど色々なところで目にするのがハクで、絶対数が多く水面を泳いでいるので他のベイトより見つけやすいのが特徴です。

大野ゆうき
今回ロケをした中規模河川もハクは多く見つけやすいのですが、2cm前後のハクを偏食するシーバスを釣るのはルアーサイズを合わせづらく、ハクパターンは難しいとなるわけですね。

ハクパターンの基本/狙うポイント・レンジ

明暗
外灯があって明るい部分と影部分がはっきりでる、明暗部分はハクパターン定番ポイントのひとつ。

ルアーを流れにのせ、暗いポイントに入れていくなど丁寧にチェックしていきましょう。明暗のほか、潮目も狙い目のポイントです。

ハクは表層付近に浮いていることが多いので、狙うレンジとして上から探っていくのが基本。反応がなければ少しずつレンジを下げていきましょう。

大野ゆうき
ただでさえ攻略の難しいハクパターン。シーバスがハクを食っている状況では流れを利用してルアーを食わせることができる河川は有利なエリアです。

ハクパターン攻略で意識すること

ルアーチェンジのシーン
2cmのベイトを食っているからといって、2cmのルアーを投げるのかといえば、飛距離もでずコントロールもできないので投げることはありません。

ハクパターンでは、マッチ・ザ・ベイト(※実際のエサの大きさに、ルアーサイズをあわせターゲットを釣ること)が成立しないので、魚が反応してくれるレンジ&アクションをみつけるのが最優先。

ルアーはアクションの控えめなシンキングペンシルやミノーを中心に、レンジや流れ、状況にあわせルアーローテーションしていきます。

大野ゆうき
マッチ・ザ・ベイトでなくマッチ・ザ・バイトを意識し、表層数十センチをスローに狙っていきましょう。

少しでも流れのある場所を探る

釣りシーン
流れがないタイミングでは足元近くにいるハクの群れも、実に平和そうに泳いでいます。

そんな時間帯では遠投できるルアーで、流れの効いている流心近くを探ってみましょう。

ハクパターンで釣ったシーバス

大野ゆうき
流れが出やすい流心近くの潮目をガルバスリム80Sで探っていたらヒットしました。

潮が流れないタイミングにも関わらず、少しでも流れのある場所を探していた大野さん。ルアーローテーションしながら丁寧に釣ることで食わた1本でした。

ハクパターン攻略ルアー5選

シーバスルアーたち
ハクパターン攻略といっても状況は色々。大野さん自身がもっていくルアーもたくさんある中から5つを厳選してもらいました。

ダイワ モアザン ガルバスリム 80S

全長:80mm
自重:10g

大野ゆうき
今回のヒットルアーがガルバスリム80S。水面直下をひけるリップ付きシンキングペンシルで流れの早い場所でも水面直下を引いてこれるのが特徴です。

マングローブスタジオ マリブ 78

全長:78mm
自重:11.8g

大野ゆうき
ハクのサイズが大きくなってきたり稚鮎が絡む状況では、水面直下から少し下のレンジでの反応がよくなります。そんな時はガルバスリム80Sより、下のレンジを引けるマリブ78が活躍します。

バレーヒル 邪道 ゴッツアンミノー 89F

全長:89mm
自重:8g

大野ゆうき
ルアーの引しろがない狭い場所でも、すぐに動かせる固定重心のフローティングミノー。潜らせても50-60cmくらいでハクパターンで使う時は水深20-30cmを漂わせて流していきます。

ダイワ モアザン スライ 95F

全長:95mm
自重:6.8g

大野ゆうき
ハクのサイズが小さい時にもっておいてほしい水面引き波系ルアー。ハクだけでなくバチのときも使えるので、どっちを食っているかわからない時でも意外と結果をだしてくれます。

アムズデザイン アルデンテ 70S

全長:70mm
自重:4g

大野ゆうき
バチ、ハクパターンどちらにも使えるシンキングペンシル。ハクが小さい時にもっていかないと不安になるルアーのひとつです。

釣りレベルを底上げするハクパターン攻略

ハクパターンで釣ったシーバス
川もあれば港湾、そして昼、夜と攻略法があるハクパターンはマッチ・ザ・ベイトが成立しづらく難しい釣り。

潮目や流れの強さ、明暗といった条件を組み合わせることで、難しいと言われるハクパターンの攻略を大野さんに見せていただきました。

大野ゆうき
ハクが小さい3〜4月ごろは攻略が一番難しい季節。この経験が秋のハイシーズンにはきっと活きてくるはずです。心折れずにやってみてください!

動画難攻不落の“ハクパターン”攻略方法を大野プロに聞いてみたもぜひご覧ください。

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