春シーバスは難しい!
冬の産卵を終えたシーバスが体力の回復を図る春。バチパターンなどに出くわせば、爆発する事もありますが、バチ抜けも終わり、小型のベイトが増える3月~6月は、シーバスの意識が大量の小型ベイトの群れに行ってしまい、ルアーに対して非常にセレクティブになります。
「一晩中ボイルの音がするのに全然食わせられない」こんな経験をした方も多い事かと思います。
捕食パターン
地域によっても異なりますが、春シーバスのメインベイトは以下の通り。比較的小さくて遊泳力の弱いベイトを好む時期ですので、ルアーは小さめをセレクトすると良いでしょう。
ハク・イナッコ(ボラの稚魚)3~5センチ
稚鮎(鮎の稚魚)4~7センチ
アミ(小さいエビ・プランクトンなど)
バチ(アオイソメ・ゴカイなど)
バチがいるところでは、シンキング又はフローティングペンシル等でチェックしましょう。しかし、バチがいても底バチであったり、バチについている魚をシーバスが捕食していたりとパターンは様々。
春は偏食の時期と呼ばれていますので、シンペンだけでなくマイクロベイトパターン(1〜3cm程度の小魚を捕食している時)に合わせ、小型バイブレーション・スピンテールジグなども試してみたい所です。
春シーバスにおすすめなルアー5選!
①ディブル55/パズデザイン
パズデザインから発売されている小型バイブレーション。オリジナルの「レベルフィン」が水平姿勢を保ち、タイトピッチでアピール力のあるアクションを生み出します。
自重は7グラムですが、空気抵抗を計算したフォルムなので、通常のシーバスタックルでもストレス無くキャスト可能。シーバスがマイクロベイトをメインベイトとしている時にタダ巻きで使ってみたいルアーです。
②モアザン ミニエント/ダイワ
ハイピッチが特徴的なダイワの小型バイブレーション。よく飛んで、トラブルレス。強めのアピールでシーバスを寄せ、小粒なサイズ感で食わすことが出来るルアーです。
最大の特徴は3Dダートと呼ばれるダートアクション。バイブレーションを感じつつ、ラインスラックを出してジャークをすることで足の長いダートアクションが可能になります。マイクロベイトパターンでのただ巻き、ただ巻きで食わない時、ここぞという時のダートリアクション。そんな使い方がおすすめなルアーです。
③SU-SAN(スーサン)/邪道
ただ巻き、デッドスローから高速巻きまで、ほぼ同じレンジをキープするフローティングミノー。ローリング主体の千鳥アクションでシーバスを挑発します。
河口シーバス攻略に欠かすことのできない水深50センチレンジで多彩な攻めが可能。流れの中でスローリトリーブがおすすめです。
④モアザン スライ 95F/ダイワ
大野ゆうき氏監修のフローティングミノー。重心移動ウエイトを採用し素早い立ち上がりを実現しています。
バチ、マイクロ、アミパターンなど、なんでもござれの万能ルアー。水面直下をスローリトリーブで使います。
⑤R-32(オリジナル)/マーズ
シーバス専用ワームの先駆けと言われる「R-32」(通称サンニ―)。評判・実績共に高いルアーです。ボディがリブ形状になっており、リブの溝が水流を捉えて、絶妙な波動を出すとも言われています。
使い方はジグヘッド(5~12グラム程度)との組み合わせ、スローリトリーブで使います。弱ったベイトを演出するため、過度なアクションは必要ありません。釣れない時の最終兵器にしている方も多いのではないでしょうか。
春のシーバスを攻略しよう!
ゲーム性の高いゲームフィッシュであるシーバスは、季節ごとに狙い方が全く違います。狙い方を間違えると、釣れないことも多い魚ですが、そこが面白さでもあります。是非これを参考に春シーバスを攻略して下さいね!
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