テンカラ始めました。
ぼくの大好きな渓流釣りには、餌釣り、ルアー釣り、フライフィッシング、そしてテンカラ釣りの4種類があります。
餌・ルアー・フライは経験したことがあるのですが、テンカラ釣りには未だ挑戦したことがありませんでした。
しかし、そんなテンカラ釣りについに挑戦できました!
めっちゃ面白かった!
初めてテンカラ釣りに挑戦した感想は、「めっちゃ面白い!!!」です。
餌釣り的な感覚とルアー釣り的な感覚の両方があり、その中にテンカラならではの要素も入っていて、今までに体感したことがない面白さでした。
そこで今回は、テンカラ釣りを始めてみたいと思っている方のために、ぼくが入門者目線で魅力や釣り方をお伝えいたします!
テンカラってどんな釣り?
毛針を使った日本古来の釣り
テンカラ釣りは、毛針と呼ばれる疑似餌を使った日本古来の釣り方です。
羽虫などを食べている渓流魚を狙うための釣り方で、メインのターゲットはアマゴやヤマメ、イワナなど。
天ぷら唐揚げ定食のことではありませんよ(笑)
延べ竿を使う
ルアー釣りやフライフィッシングとは異なり、テンカラはリールを使いません。
延べ竿という竿先に直接糸を結ぶタイプの釣り竿で釣りをします。
テンカラで使われる竿の長さは大体3〜4mほどです。
毛針と糸だけ
驚きなのが、テンカラ釣りの仕掛け。
ウキもオモリも使わず、なんと糸と毛針しか使わないんです!
とっても簡単な仕掛けですが、この仕掛けを前に飛ばすのがなかなかに難しくてコツがいります。
テンカラの面白さ
エキサイティングな捕食シーン
テンカラ釣りのもっとも興奮する瞬間は、なんと言っても、浮いている毛針に向かって魚が水面を割って飛び出す瞬間!
パシャっと水面を割るのを見た瞬間、自分の毛針に食ってきた喜びと、流れの中から餌を見つける魚のたくましさに驚くはずです。
振り込みの難しさ
テンカラ釣りでもっとも難しいのが、仕掛けの振り込み。
「糸と毛針だけで飛ぶわけないじゃん」と思われるかもしれませんが、テンカラは竿の反発力と糸の重さを利用して仕掛けを前に飛ばすんです。
上手に振り込むには練習が必要ですが、狙ったポイントに毛針が吸い込まれていった時の喜びは格別!
毛針の自作
テンカラで使う毛針は出来合いのものを購入するのもアリですが、手軽に自作できるんです。
この自作する時間も楽しみのひとつで、渓流魚に想いを馳せながら毛針を巻く時間がたまりません。
また、出来合いのものは3本で1000円ほどですが、自作すると1本当たり数円で作れるのでかなり経済的です!
日本の伝統に触れられる
冒頭でもお伝えした通り、テンカラは日本の伝統的な釣りです。
人間の手が及ばない大自然の中で、日本の伝統的な釣りで渓流魚と戯れる。
とっても趣があると思いませんか?
テンカラ釣りの道具&装備
テンカラ竿
テンカラ釣りに欠かせないのが、軽い毛針を飛ばすことに特化したテンカラ専用竿。
一般的な延べ竿と違い、元竿にしっかりと握るためのグリップが付いているのが特徴です。
長さは3〜4mが主流で、初めのうちはトラブルが少ない短めの竿を選ぶのがおすすめ。
レベルラインとハリス
毛針を遠くに飛ばすために、糸自体が重いレベルラインを使用します。
レベルラインはフロロカーボン製が主流ですが、ナイロン製のものやフロート加工がされたもの、徐々に太さが変わるテーパーラインなど選択肢は様々です。
はじめは扱いやすいフロロカーボン製の2.5号か3号のレベルラインを選ぶのがいいでしょう。
レベルラインの先に繋ぐハリスは、フロロカーボン製の0.6号か0.8号メインに使用します。
ハリスの長さは人それぞれで大きく変わるようですが、ビギナーの方は振り込みがしやすい60〜80cmほどがおすすめ。
道糸とハリスの結束は、サルカン等の接続具は使わずに直結します。
ただし、大型の放流魚がいるような河川の場合は1号以上の太いハリスを使いましょう。
毛針
テンカラでよく使用される毛針は、逆さ毛針と普通毛針の2種類。
その他にも、フライフィッシングで使われるパラシュートフライやニンフなどを流用する方もいます。
どんな毛針を使うかは趣味趣向の要素が強いので、気に入ったものから使い始めてみるのがいいでしょう。
タモ
掛かった渓流魚を取り込むためのタモは大切なアイテムです。
せっかく掛けた魚をバラしてしまわないように、必ず用意しておきましょう。
装備
その他の装備は一般的な渓流釣りとまったく同じです。
とにかく安全に釣りを楽しめるように装備を整えましょう。
伝統的な釣りなので、帽子のかわりに陣笠をかぶってみるなんて遊び心もアリですよ!
初めはどんな場所がいいの?
ひらけた渓流
テンカラ釣りで最大の障壁となるのが、頭上の木の枝。
渓流に木はつきものなのですが、これが仕掛けを振り込む際にめちゃくちゃ邪魔なんです。
慣れるまでは川の上まで木が張り出していない、ひらけた渓流を選んで釣行するのがいいでしょう。
初めは里川で練習
いきなり渓流でテンカラにトライするのもいいですが、まずは里川でハヤなどを狙って練習するのもおすすめです。
里川であれば振り込みの邪魔になる木も少なく、ハヤで魚を釣る感覚も養えます。
じつは練習と言いつつ、テンカラでハヤを釣るのもめちゃめちゃ楽しいんです(笑)
テンカラ釣りに挑戦してみよう!
テンカラ釣りは数ある釣りの中でも、楽しめる要素がとっても多い釣りだと感じています。
今までなんとなくハードルが高そうなイメージで始められていませんでしたが、もっと早くにやっていればよかったと後悔したほどです。
テンカラに興味のある方は、今がテンカラの始めどきですよ!
動画でイメージを掴んでみてください!
実際にテンカラ釣りをしている映像がこちら。
ターゲットはニジマスですが、所作は普通のテンカラと変わりません。
ぜひ釣行前のイメージ作りにお役立てください!