渓流トラウトの釣果

【入門者向け】渓流釣りに必ず装備&服装選びの基本をaricoが解説します

わたしが毎年通ってしまうほどハマっている魅力たっぷりの「渓流釣り」。大自然の中での釣りは素晴らしいものです。しかし自然相手なので気を付けなくてはいけないことも。今回は入門者の方に向けて、必ず装備&服装選びの基本を解説します!

目次

渓流釣りを始める時に必要なものを解説します♫

渓流トラウトの釣果

みなさんこんにちは!aricoです。

わたしが毎年通ってしまうほどハマっている釣りがあります。

それは「渓流釣り」

みなさんはされたことはありますか?

渓流釣りは魅力いっぱい

渓流トラウト

何といっても大自然の素晴らしさ。

都会の喧騒から離れ、川のせせらぎや鳥の声、緑いっぱいに囲まれながらの釣りは言葉では表せないほどの素晴らしさです。

マイナスイオンをたっぷり感じ、そして宝石のような魚との出会い。

ぜひみなさんにも1度体験してみてほしい釣りの1つです。

魅力いっぱいの渓流ですが思わぬアクシデントも

渓流

渓流は海や湖と違って水深が浅い場所での釣りが多いので比較的安全と思われるかもしれませんが、気を付けるべきことがあります。

例えばクマやイノシシ、ハチなど危険生物によって被害にあってしまったり、山を登ったり水際の岩には苔がたくさんついているので転倒しやすかったり、浅くても急流で足を取られ流されてしまうことも…

ということで今回は、渓流釣りでの安全対策も含めた、アイテムをご紹介していきます!

最初に確認すること

遊漁券

渓流釣りを始めるにあたってまず確認すべきことは「遊漁券」です。

渓流釣りをする場合、ほとんどのエリアで遊漁券が必要となります。

その河川を管轄する漁協によって、日券や年券の料金が設定されています。

それぞれの川で金額やルールが異なるので、漁協のホームページでチェックしてみましょう。

どんな服装がオススメ?

渓流トラウトの実釣

私の渓流釣りのスタイルはこんな感じ。

渓流釣りは基本ラン&ガンです。状況により十数キロ河原をひたすら歩き続けることも。

なので動きやすさを重視し、小さなリュックやショルダー、またはベストに必要なアイテムをコンパクトに収納するのがオススメです。

また、渓流釣りは川を横切ったり、ごろごろした石の上を歩いたりしますので安全の為にもウェーダーを用意しましょう。

ウェーダーの選び方

渓流トラウトの実釣

ウェーダーにはいくつか種類があります。

  1. 1.
    チェストハイウェーダー
  2. 2.
    ウェストハイウェーダー
  3. 3.
    ヒップウェーダー
  4. ・・・など

arico
違いは丈の長さと考えて頂いて大丈夫です♪

そしてさらにウェーダーにはブーツタイプソックスタイプがあります。

  1. 1.
    ブーツタイプ
  2. 2.
    ソックスタイプ

arico
ブーツタイプは一体型、ソックスタイプは別でウェーディングシューズが必要となります。

渓流トラウトの実釣

初心者の方はまずは万能なチェストハイ&ブーツタイプがオススメ。

こちらは私が渓流始めたての頃に使用していたものです。数千円など比較的安価な物も多く、入門にはよいかと思います。

だだ一体型ということもあり少し歩きにくく、特に安価な物は蒸れやすいのが難点。

またそのほか夏場はウェーダーではなく、濡れることを前提としたウェットゲーターというアイテムもあります。

暑い季節はウェーダーより涼しくて快適かもしれません。クッション性があり、転倒などした際の怪我も防ぐことができることもメリットです。

▼ foxfire J-Streamウェーダー


私が普段愛用しているのはfoxfireのJ-Streamウェーダー です。

特殊なワイヤーイン構造でチェスト部分が自立している為、サスペンダーによる肩の負担がないのが特徴的。

これを使用するようになってからは、疲れにくくなりました!そして蒸れることもなく脱ぎ着もしやすいので女性の方にもオススメ。

ウェーディングシューズの選び方

上記でもおすすめした通り、ソックスタイプのウェーダーを選ぶ場合は別途ウェーディングシューズが必要となってきます。

ウェーディングシューズにも種類があり、それは主にソールの違いになってきます。

  1. 1.
    ラジアルソール……通常の靴と同じようなゴムの構造でできたソール
  2. 2.
    スパイクソール……ラジアルソールに金属製のスパイクが付いたソール
  3. 3.
    フェルトソール……その名の通りフェルトでできたソール
  4. 4.
    フェルトピンソール、フェルトスパイクソール……フェルト+スパイクが付いたソール

※一体型のブーツタイプも①や③の種類があります。

arico
それぞれ特性がありますが、渓流では苔や濡れた石でも滑りにくいフェルトソール、フェルトピンソールが主流です。

foxfire ソースウォーカーWDシューズ

ウェアの選び方

渓流トラウトの釣果

アウターは濡れることがあるので、防水性のあるものがオススメです♪

そして長袖が基本。滑って怪我をしたりする可能性もあるのでなるべく肌の露出は避けましょう。

私は脱ぎ着して温度調整できるように、何枚か重ね着することが多いです。

arico
基本的には薄手のレインウェアにインナーを調整するのがオススメ

▼ foxfire ミズリープジャケット

foxfire ミズリープジャケット

透湿防水素材ゴアテックスパックライトファブリクスを使用した軽量ジャケット。

とても動き易く、渓流のような濡れる場面でも大活躍してくれるので愛用してます。

▼ foxfire SCフーディ

こちらは「防虫」「吸汗速乾」「UVカット」機能を持つ、トランスウェット・スコーロンを使用されているウェア。

着る防虫ともいわれているのですが、蚊アレルギー持ちの私には手放せないアイテムです。

虫が苦手な女性にもオススメです。

害虫、獣害対策グッズも揃えておこう

渓流はなんといっても、大自然に囲まれた場所。ほかの釣りと違って危険も多いです。

クマやイノシシなどの動物に遭遇したり、虫に刺されたりする可能性も…

そんな時にあると便利なアイテムをご紹介します。

▼ クマ鈴

クマよけ鈴は音を鳴らし存在をアピールすることで、警戒心が強い臆病な熊を遠ざけるというものです。

熊が出没する地域では携帯することを推奨されているため、一定の効果は期待できるのではと思います。

ただし、近年クマ鈴を携帯していたにも関わらず熊に襲われるという例も多くあり、その効果を疑問視する声も。

逆に存在を気づかせてしまうから危険という見解もあるので、個々の判断により携帯を検討してみてください。

▼ クマスプレー

クマよけスプレーは、実際に熊に遭遇してしまった場合に戦うためのアイテムです。

唐辛子が主成分のスプレーを熊に吹きかけることで、熊の目や鼻などの粘膜や皮膚にに激痛を走らせ撃退することができます。

こちらは効果が証明されていますので、熊が出没する可能性のあるスポットでは万が一の時のために携帯しておいてもよいかもしれません。

熊撃退スプレー カウンターアソールト

▼ ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバーは蜂や蚊などに刺された時にその毒を吸い出すためのアイテムです。

渓流にかかわらず自然の中での釣りは、虫の被害を受けることも多くあります。

蜂や蚊、アブ、ブヨなど危険な虫はたくさんいますので、こちらも万が一の時のために携帯しておくとよいでしょう。

NEW エクストラクター ポイズンリムーバー

安全第一

渓流

釣りに夢中になっていると、動物の存在に気付かないことがあります。

特に渓流では川の音がかなり大きいので、そのほかの音がかき消されてしまいます。

事故にあってからでは遅いので警戒を怠らず、安全対策をおこないましょう。

必要な釣具

ここからは渓流釣りにあると便利なアイテムをご紹介します。

ランディングネット

渓流トラウトの実釣

釣った魚をキャッチするときに必要なネット。

これがあるのとないのでは魚のキャッチ率も変わってきます。

様々なデザインあり、デザインによっては写真映えもするアイテムも。

私はクレモナ糸のランディングネットがお気に入りで使用しています。

arico
川に入っていると気づかずに流されてしまうことがあるので、マグネットリリーサーとコードがあると便利です!

フォーセップ

フォーセップ

魚の針外しの時にあると便利なのがフォーセップ。

先端が細長くなっているので、飲み込まれた時にも外しやすくなっています。

arico
魚にダメージをよけいなダメージを与えないためにもこういったものはあったほうがいいですね。

スミス クランプ フォーセップ

ラインカッター

ラインカッター

釣り糸を切る専用のアイテムです。こちらもコンパクトタイプがオススメ。

ハサミを出して切るのが面倒な時も、これがあると手軽にすぐ切れるので重宝しています。

arico
ピンオンリールにつけて、カバンにセットしておくとより便利!

ハピソン 計測ピンオンリール

スプリットリングオープナー

スプリットリングオープナー

トラウトフックは繊細なので頻繁にフック交換をすることもあります。

そんな時にスプリットリングオープナーがあるととても便利ですよ。

arico
持ち運びしやすい小型のものがオススメです

スミス スプリットリングピンセット

必要なタックル

渓流釣りに必要なタックルをご紹介します!

ロッド

渓流ロッド

6フィート前後がベスト。バスロッドでも代用可能です。

渓流は流れが速いのでウルトラライトなどの柔らかいロッドでは流れに負けてしまいます。

張りのある少し硬めのロッドがよいでしょう。バスロッドくらいの硬さで十分通用します。

そしてなるべく軽量のものがおすすめです。

▼ トラウティンスピン ラグレスボロン

スミス トラウティンスピン ラグレスボロン

最新軽量ブランク素材とベストマッチングする極小Kガイド仕様を徹底追及。D-シリーズ等のヘビーシンキングミノーのトゥイッチングにに特化したロッドです。

▼ トラウティンスピン サルコ

スミス トラウティンスピン サルコ

ミノーを主に、スプーン、スピナーなど様々なルアーに完全対応。万能ロッドです。スモールKガイドの装着により、各種ライン使用時の操作性、感度の向上、糸絡みの軽減します。

リール

渓流リール

2000番前後のスピニングリールでこちらもなるべく軽量のものがおすすめです。

▼ シマノ 19ストラディック C2000SHG

シマノ 19ストラディック C2000SHG

ギア比:6.1
最大ドラグ力:3.0kg 
自重:185g 
最大巻上長:82cm/ハンドル1回転
ハンドル長:45mm

 

スピニングリールの基本性能である「巻き」「耐久性」「飛び」がさらに進化を遂げ、初心者の方でも扱いやすいリールです。

▼ ダイワ 20ルビアスFC LT2000S-XH

ダイワ 20ルビアスFC LT2000S-XH

ギア比:6.2
最大ドラグ力:5.0kg 
自重:150g 
最大巻上長:81cm/ハンドル1回転
ハンドル長:50mm

ザイオン製モノコックボディでダイワ史上最軽量を実現。繊細な渓流釣りにおいて大きなメリットとなります。

ライン

渓流ライン

まずは扱いやすいナイロンラインの4〜6ポンド前後がオススメ。

ナイロンラインはライントラブルが比較的少ないので初心者の方でも扱いやすいです。

慣れてきたら状況に合わせてフロロカーボンやPEラインを使用するのもよいと思います。

サンライン トラウティスト ワイルド

ルアー

渓流スプーン

渓流で使うルアーは主にスプーンとミノーとなります。

スプーンは2g~7g、ミノーは3g~10gくらいまでのものを用意しておきましょう。

カラーもそれぞれ何パターンかあるとなおよいです。

渓流ミノー

ちなみにミノーは丸みを帯びた物はおすすめできません。

流れの抵抗を受けうまく泳がなかったり、ロッドやリールに負担がかかり釣りがしづらくなります。

丸みがなく平べったいフォルムの渓流用のルアーを使いましょう。

そしてその時の魚の反応や川の流速、水深に合わせてチョイスしていきましょう。

また初心者の方は投げて巻くだけのスピナーもオススメです。

▼ スミス D-コンタクト

慣性スライドアクションを実現し、渓流のルアーフィッシングを一変させたヘビーシンキングミノーの火付け役とも言える存在です。

▼ スミス AR-S トラウトモデル

強いバイブレーションを発生させる「ARSブレード」は押しの強い水流域においても安定した回転能力を有し、着水した直後からその性能を発揮してターゲットに速攻アピールしてくれます。

意外とこのアイテムが使える!

渓流ワレット

わたし的にオススメなのが「軽いスプーン」

渓流釣りだと多少重めのスプーンをイメージするかと思いますが、管理釣り場で使用するようなスプーン1、2gなど、意外と軽いスプーンでめちゃくちゃ釣れちゃうんです!

▼ スミス ピュア

あらゆる状況に合わせた使い方が可能。どんなフィールドにも必ず携えていきたい万能なスプーンの定番品です。

▼ スミス ヘブン

深場攻略の為のスプーン。肉厚で細身のボディは沈みが早く、浮き上がりにくく、同じ深さを的確に探ることができます。

渓流釣果

流れがあまり速くないなど、使用できるポイントは限定されますが、こんなところにいるの?っていう水深20cm未満のストラクチャーもないオープンなポイントで反応があったりと、ほかの人があまりやらなそうなポイントも積極的に狙えるのでぜひケースに入れておいて下さい。

ぜひ渓流釣りの楽しさをあじわってほしい

渓流釣果

渓流釣りは敷居が高いと思われる方もいるかもしれませんが、基本的なことやルールがわかればそれほど難しくありません。

ぜひ天然のフィールドで美しいトラウトをゲットしてみてください♪

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