1万円で始めるテンカラ釣り!
こんにちは。編集部のソガちゃんです。
先日コツコツと続けてきた小銭貯金がようやく1万円に到達しました!
せっかくなので、このお金で、なにか新しい釣りを始めるために使おうと考えていると……
僕も昔からどハマりしていて!よければレクチャーしましょうか?
東京湾近郊のライトソルトゲームの名手である「キムソウ」さんから、まさかの提案!
というわけで、今回は、私の「テンカラ釣り」初体験レポートをお届けしたいと思います。
というワケで現場着!「テンカラ釣り」に初挑戦
今回訪れたのは「うらたんざわ渓流釣場」。
自然渓流を活用した管理釣り場で、「ニジマス」をはじめ、「ヤマメ」や「イワナ」といった渓流を代表する魚が狙えるスポットです。
そして、今回講師として同行してくれたのがこの方。
東京湾近郊のライトソルトゲームの名手である「キムソウさん」。
じつはソルトジャンルだけでなく、渓流にも精通されています。
道具も少なく釣り方もシンプルなので、釣り初心者の方でもすぐにマスターできるはずです。
あとは……ソガさんが普段やられているソルトルアーフィッシングのスキルアップにも繋がるはずなので、楽しんでもらえると思います。
今回は管理釣り場ですし、肩の力を抜いて、楽しんでいきましょう!(めっちゃ笑顔)というキムソウさん。
道具のレクチャーをしつつ、車から必要な道具を出し始めます。
ちなみに今回は道具一式をキムソウさんからお借りします。
「せっかく溜まった貯金だと思うので、まずはやってみて、面白かったらマイタックルを揃えてみては?」
とのことで、ついつい甘えてしまいました。
右から順に「毛針、ハリス、ライン、ロッド」。必要なのは、これだけ。
ロッドも5000円くらいから購入できるそうで、そのほかの道具を含めても1万円でおつりがくるくらいで揃えられるとのこと。
しかも、ショルダーバッグに全て収まりそうなコンパクトさ。
とりあえず「車に積んでおいて、川があったら竿を出す」なんてラフなスタイルでも楽しめそうです。
次は仕掛けづくりを教わります!
自分もやりますので、真似してみてください♫
仕掛けはシンプルにライン、リーダー、毛針といった構成でシンプル。
結び方も「固結び」と「二重投げ縄結び」を使うようなのですが、「二重投げ縄結び」で少しつまずいてしまいました。
じつはルアーアングラーであれば馴染み深い「ユニノット」や「電車結び(※片側のみ)」を代用しても結ぶやり方でも問題はないそうです。
みなさんも初めは、あまり堅苦しく考えず、慣れた結び方で結束してみてください。
実釣開始の前に……キャスト練習スタート!
テンカラのキャストは、ルアーフィッシングのそれとはまったく違います。
筆者もまずは、ここからレクチャーを受けることに!
ルアーのキャストとは違って、毛針は竿だけでなくラインも鞭のようにしならせてキャストします。
12時の方向にロッドを立てて、一呼吸おいてから2〜3時の方向まで振り切る感じですね。
ちなみに3時の方向以上に振り切ってしまうと……
ラインがまっすぐにならず、ヘロヘロとした状態に。
これじゃ飛距離も出ないですし、合わせもいずれづらくなってしまいます。
リールがない分、竿の振り方にだけ集中すればすぐに覚えられるはずです。
10分ちょっと、ココで練習していきましょう。ゼッッタイにできるようになりますから!!
—————————数分後—————————
どうっすか!このキャストフォーム!!笑
だいぶ、いい感じですよ。それでは、実釣に移りましょうか♫
初めは苦戦しましたが、数分投げ込むだけで、それっぽく釣りができるくらいにはなりました!
実釣開始!リールがないって新鮮すぎる
まず流れに乗せて、毛針を流していきます。
そして……おっっっ!早速きましたよ!!
あっという間に魚をかけるキムソウさん。
竿を使ってうまく魚をいなして、サクッとランディング!
ナイスサイズのニジマス!!
管理釣り場だったとしても、こんなにアッサリ釣れてしまったことにビックリ!
テンカラ恐るべし……。
筆者も実釣スタートです!
まずは上流にキャストをして、流していく感じでしたよね??
下流まで流しきったら、もう一度投入してみてください。
って……うわぁっ!!
毛針どこいったかな?と思ったら、竿に重さが乗りました。笑
というか、想像以上の引きにビックリ!延べ竿でのファイトとなると、いつもの数倍の引くように感じます。
竿を使って、魚と喧嘩をしないように寄せてきてくださいねー♫
魚が落ち着いたら、竿先だけを曲げないように、手前に引き寄せて、ラインをつかんでネットインです!
なんとかキャッチ!
先ほどと同サイズのニジマスです。
竿で魚をいなしていく感じが、なんともたまらなかったです!!
自然渓流エリアに移動
先ほどのニジマスが多かったエリアよりも上流にあるエリアに移動。
ここからは「フライ」もしくは「テンカラ」専用区画となります。
先ほどのように「ニジマス」もいるのですが、より「ヤマメ」や「イワナ」といった魚の魚影も濃くなりますよ♫
管理釣り場であることを忘れてしまうくらいの秘境感。
人の気配が減っていき、より大自然の中に身をおいている感じ。この非日常感がなんとも言えないです。
流す釣り!シーバス釣りみたい
「おっ!ちょっとココが良さそうなので、打ってみますか!」と始めた流れ込み。
キムソウさんが打ち込んでいるのは、写真赤丸の箇所。
2方向からの流れがぶつかって、ヨレが発生している。
よりエサが流れてくるのを待ち構えやすい場所は、このような流れの変化点です。
他には岩の下に魚が潜んでいることもあるとのこと。
このようなポイントを数カ所ランガンしていきます。
なんだかシーバスフィッシングとかロックフィッシュとか、さまざまな釣りで活きてきそうな釣りですね!
僕が得意なアジングでも同じように、流れを使った釣りって重要なんですよね。
テンカラ釣りは展開が早いので、さまざまなポイントや釣り方の答え合わせがすぐにできるので、流れの釣りを習得するにはもってこいの釣りですよね。
使用する毛針はものすごく小さいため、多少間違った方向から流したりしても、そこまでスレに気を使うこともないそう。
気負いせず、気になった場所はガンガン流し込み、自分なりの正解を見つけていけるのが良いですね。
本当に来たっ!大本命!!
そろそろヤマメかイワナの顔をお見せしたいので、集中してやってみますか!!
ということで、お互い集中して狙ってみることに!……ほどなくして。
慎重にやりとりをしているキムソウさん。
竿で寄せて、糸を手で持ち、ゆっくりとネットイン。
そちら側に行きますね。
キムソウさんが釣り上げたのは、尺に迫るサイズのヤマメ。
大きいサイズも嬉しいんですが、綺麗な魚が釣れるともっと嬉しいんですよね♫
これが日本を代表する渓魚です!
美しいパーマークに惚れ惚れしてしまう。うっ……羨ましいぃ!!
そのあとも時間いっぱい楽しむ!
そのあとは、初めのニジマスエリアに戻り、とにかく釣りまくる!
このような大型トラウトが狙いやすいのは、管理釣り場ならではの魅力。
いや……ヤマメも釣りたかったけど、この後も終始釣れ続けたので、筆者は大満足です!!
ちなみにキムソウさんは、テンカラで一通り釣りきったあと。
ルアーフィッシングでも良型のヤマメをキャッチ。
なんでも……ルアーに反応が良い時間帯と毛針に反応が良い時間帯もあるそうです。
あとは、美味しい昼食を各々作り、暖かいコーヒーもご馳走に。
渓を眺めながらの食事ってのも、また最高の時間でした。
手軽なのに超奥深いテンカラ釣りが最高だった
そんなこんなでテンカラ釣りを楽しんだ一日。
今までルアーフィッシングしかしてこなかった筆者ですが、今回でテンカラ釣りにどっぷりとハマってしまいました。
ひとまず、コツコツ貯めたお金で、テンカラの道具一式を揃えてみたいと思います。
今回訪れた釣り場
うらたんざわ渓流釣場
圏央道、中央道「相模原IC」より車で30分。「神の川」の最上流部に位置する管理釣り場。
全長1.5kmもの区間で釣りを楽しめます。ビギナー向けの「ルアー・フライ・テンカラ・エリア」のほか、今回の実釣でも訪れた自然渓流「フライ・テンカラ専用エリア」などの区画もあり、本格派の方々にもオススメできるスポットです。
近くにはキャンプ場もあるので、午前は釣り、お昼過ぎからキャンプを楽しむのも良いかもしれませんね。