リールスタンドについて
リールスタンドは、リールのカスタムパーツとして人気の高いアイテムの一つ。
タックルを地面に直置きすると、リールのボディーはもちろん、スプールエッジやベイルアームといった、ラインをつかさどる重要なパーツに傷が入ってしまう可能性があります。
リールスタンドは、リール本体よりも先に地面に接触。リール本体につく傷を軽減・防止します。
取り付けは簡単
リールスタンドは、ハンドルがついている反対側のハンドルスクリューキャップを取り外し、ねじ込むだけ。
特殊な工具などは必要なく、誰でもカスタムできます。
様々な機能・デザインを楽しめる
リールスタンドは、リールメーカーの純正パーツというよりは、サードパーティー製のパーツが豊富。
リールの傷を防止するだけでなく、フックキーパーやラインキーパーがついた多機能な製品もあります。
また、各社デザイン性に凝ったリールスタンドを発売しており、リールのドレスアップパーツとしても楽しんでいるアングラーも多いです。
リールスタンドの使い方と注意点
使い方は非常に簡単。リールスタンド側を下にして、そっと置くだけ。
※ただし、取り付けるリールのサイズによっては注意も必要。リールの大きさに対してリールスタンドのリーチが足りず、ベイルアームやローターが地面に接触してしまう場合もあります。
とくに大型番手(シマノの5000番以上など)は、対応している製品の方が稀ですので、メーカーのパーツ対応表と口コミをよく確認しましょう。
また、リールスタンドは金属製のものが殆ど。リールスタンド本体に傷が入っていく事は避けられません。
リールスタンドのデメリット
リールスタンドには前述したメリットだけでなくデメリットも存在します。
デチューンの恐れがある
デチューンとはカスタムやチューニングによって、製品本来の性能が低下する事。
それは単純にリールの“重量が増える”といった点においても当てはまります。
リール開発の歴史において、各リールメーカーがしのぎを削って進めているのが“リールの軽量化”というテーマ。リールスタンドの取り付けというのは、その流れに逆行しているとも言えます。
また、リールの重量やバランスは、操作性や感度にも影響している為、僅か数グラムのパーツが足されただけでも、リールのバランスが崩れ、本来の操作感や感度が発揮されない可能性があるのです。
もちろん「数グラム程度の変化は問題ない」と思われる方もいますので、一概にデメリットとして片付けられないテーマではありますが、「初期状態がベスト」と思われる方にとっては、デメリットと言えるでしょう。
保証が受けられない可能性がある
リールメーカーの殆どは、純正部品以外の取り付けによる不具合は保証の対象外。
サードパーティー製のリールスタンド取り付け、なんらかの不具合が発生した場合、保証での修理が受けられない可能性もあります。
中には、リールのネジ穴とリールスタンドのネジが合致せず、ネジ山が削れてしまったといったレビューを見かけることも。
購入の際は、ご自身のリールに対応している製品か否か、パーツの対応表だけでなく、製品レビューも参考にするとより安心です。
▼リールカスタムのデメリットについてリールマニアが解説
リールスタンドおすすめ12選
コスパの高いリールのカスタムパーツで人気のゴメクサス製品。
一見シンプルなリールスタンドに見えますが、先端付近にはフックを掛ける穴が空いておりフックキーパーとしても使用可能。サイズは36mm、42mmから選べます。
Amazonでの実売価格は790円〜と、そのリーズナブルさも大きな魅力。
2000個以上の評価になるレビューの多さが、その人気の高さを物語っています。
1万円以下のスピニングリールのハンドルは共回り式がほとんどで、ねじこみ式のリールスタンドは非対応です。
こちらは、共回り式のリールに対応したリールスタンド。
Amazonでの実売価格は790円〜とそのリーズナブルさも大きな魅力。
フックキーパー、ライン固定用ラバースリット、ケミホタル装着用スリットと様々な機能が装備されているリールスタンド。
付属のウェイトとスプリングで、リールの重量バランスを調整できるバランサー機能もついています。
Amazonでの実売価格は990円〜とそのリーズナブルさも大きな魅力。
リールスタンド自体を折りたたむ事ができる、珍しい機能が付与された製品。収納時はコンパクトにできます。
先端付近にはフックを掛ける穴が空いておりフックキーパーとしても使用可能。
Amazonでの実売価格は1,190円〜。
シマノから発売されている純正のアルミスタンド。サードパーティー製はマッチするか不安という方にオススメ。
スタンドタイプC・Dいずれにも対応した新仕様です。
定価:3,000円
メカニカルなデザインが特徴的なリールスタンド。
スタンダートなカラーに加え、ダイワのエメラルダスに合わせたカラーや、レインボーといった目を引くカラーもラインナップされています。
フックキーパー、ラインストッパー、ケミホタルを挿入できるスリットが装備されています。
定価:3,080円
1万円以下のスピニングリールのハンドルは共回り式がほとんどで、ねじこみ式のリールスタンドは非対応です。
こちらは、共回り式のリールに対応したリールスタンド。
四角ハンドルシャフト(シマノ)用、六角ハンドルシャフト(ダイワ)用と用意されています。
定価:1,650円
Amazonに出店している海外釣具メーカーのサンライク製品。
フックキーパー、ラインストッパーを装備しつつも抑えられた価格が魅了的。
Amazonでの実売価格は1,120円〜。
シンプルなデザインながらも、リールの傷を防止するという基本性能をしっかり持ち合わせた製品。
カラー展開も8色と豊富。リールの配色にピッタリとあったパーツを見つけられるでしょう。
定価:975円
Oリング(ラインストッパー機能)を装着したリールスタンド。
Oリング(ラバー素材)は6個付きで、リングが摩耗した際にも交換可能。
また、キャップが取り外しできるので、カラー違いを購入すれば、ツートンカラーを楽しむことも。
定価:1,263円(税込)
回転式フックキーパーとライン固定用ラバースリット付きのリールスタンド。
軸部分にカーボンパイプを採用し、デザイン性にも富んでいます。
定価:1,980円(税込)
回転式フックキーパーとOリング(ラインストッパー機能)を装着したリールスタンド。
Oリング(ラバー素材)は9個付きで、リングが摩耗した際にも交換可能。
また、キャップが取り外しできるので、カラー違いを購入すれば、ツートンカラーを楽しむことも。
定価:2,530円(税込)
リールスタンドの必要性は?
『リールスタンド』とGoogle 検索を行うと、「他のキーワード」に『リールスタンド いらない』と表示される事があります。
それは、リールスタンドの必要性について疑問を持たれている方が一定数いる為と考察できます。
実際の所、リールスタンドが必ずなければいけないという訳ではありません。
例えば、ハンドル側を下にし、ボディーやスプールが地面に接触しないようハンドルの位置を調整する方法もあります。
ただ、ハンドルの位置を都度気にしたくない。少しでも傷を防ぎたい。フックやラインキーパーが欲しい。カスタムを楽しみたい。といった方は、ぜひ取り付けも簡単なリールスタンドを試されてはいかがでしょうか。
購入の際は、ご自身のリールに対応している製品か否か、しっかりと確認を行いましょう。