イカ墨パスタを作ってみよう!
イカが釣れたら皆さんはどのように食べていますか?
お刺身や焼き物、煮付けなど、イカはどんな料理にしても美味しいですよね。
でも、墨袋は捨てちゃっている方がほとんどなのではないでしょうか。
というわけで今回は、普段は捨てられることが多いイカ墨を使った、絶品イカ墨パスタを作っていきます!
まずはコウイカを釣ってきましょう!
コウイカは墨の量が多く、1杯だけで十分な墨を取れるのでイカ墨パスタの墨はコウイカがベストです。
できる限り墨を吐かせないために、刺激しないよう優しくキャッチしましょう!
イカスミパスタの作り方
では、さっそくイカ墨パスタの作り方をご紹介します。
料理初心者の方でも簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
用意する食材(1人前)
- ・コウイカ 1杯
- ・玉ねぎ 1個
- ・パスタ 1束
- ・オリーブオイル 少々
- ・にんにく 1欠
- ・鷹の爪 1個
- ・黒胡椒 少々
- ・塩 少々
- ・白ワイン 少々
- ・日本酒 大さじ1
イカを捌く
まずはイカを捌いていきます。
この工程で失敗すると、ただのペペロンチーノになってしまうので注意してください。
このように墨袋が付いているので、切る時に傷つけないようにしましょう。
墨袋はゲソの方にかけて細くなっているので、ゲソ側からキュッと指で摘んでゆっくり引っ張ると取れます。
爪を立てるとすぐに破けるので細心の注意を払ってください。
墨は袋から押し出し、日本酒と混ぜ合わせます。
臭みを取るために日本酒に混ぜますが、筆者の感覚だと、日本酒と混ぜなくても味はそんなに変わりません。
イカの身を各部位ごとに切り分けましょう。
筆者はゴロッとした感じが好きなので大きめにカットしましたが、一口サイズに切るほうが食べやすいかもしれませんね!
コウイカのキモは少しクセが強いので、日本酒に付けて臭みを抜いておきます。
キモを入れるか入れないかは好みですが、味にコクと深みが出るので筆者は絶対に入れる派です。
玉ねぎ・にんにく・鷹の爪を切る
玉ねぎは薄くスライスしておきます。ぶ厚すぎると玉ねぎの主張が強すぎるので、薄めに切るのがポイント。
にんにくと鷹の爪も薄切りにしておきましょう。
にんにくと鷹の爪をオリーブオイルで炒める
フライパンにオリーブオイル、鷹の爪、にんにくを入れてから弱火にかけます。
じっくりとオリーブオイルへにんにくと鷹の爪の香りを移しましょう。
玉ねぎとイカを加える
オリーブオイルへにんにくと鷹の爪の香りが移ったら、玉ねぎ→イカの順番で炒めます。
玉ねぎはキツネ色になる手前まで炒めますが、シャキシャキ感が欲しい方はサッと火を通すだけでもOKです。
玉ねぎが良い感じになったらイカを投入します。
キモを入れて下味を付ける
玉ねぎとイカに火が通ったら、キモを入れ、黒胡椒・塩・白ワインをサッと加えて下味を付けましょう。
キモは焦げやすいので、よく混ぜながら火を通していきます。
パスタを投入
パスタを投入する時に茹で汁をお玉1杯分ほど入れておくのが大切。
味がパスタ全体に行き渡り、イカ墨も混ざりやすくなります。
ちなみに、パスタは湯で時間を逆算して同時進行で茹でておきます。
パスタは具材を炒め始めるのと同時くらいに、茹で始めるのが目安です。
イカ墨を投入して完成!
ついに、イカ墨を投入する時がついにきました!
イカ墨パスタを作る醍醐味のひとつがこの瞬間。全体が一気に闇のように黒くなっていきます!
全体にイカ墨が行き渡ったら、数十秒混ぜながら余計な汁気を飛ばしたら完成です。
パセリや粉チーズなんかを振りかけるとオシャレな仕上がりになるのでオススメです!
気になるお味は…
想像異常に美味しかったです。何度もイカ墨パスタは作ったことがあるのですが、今回も上手くいきました!
キモの旨味が効いており、イカ墨の芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
しかし、イカスミパスタは……
こうなります(笑)
歯から舌、唇まで全部真っ黒に染まります。これもイカ墨パスタを食べる醍醐味でしょう!
なんて良いですよね。奥さん欲しいな……(切実)
ぜひ作ってみてください!
見た目のインパクトが強烈で、美味しくて、作るのも簡単なイカ墨パスタ。
好奇心旺盛な子どもも、食通のお父さんも、料理がちょっと面倒なお母さんも、みんなが幸せになれる料理です。
こんなに食べていて楽しくなれる素敵な料理はなかなかないので、ぜひコウイカが釣れたらチャレンジしてみてくださいね!
なお、白い服での調理は絶対にやめましょう(笑)