エギを弄ろう!
一見どれも同じように見えるエギですが、「深いところ攻めたいな〜」「浅場を攻略したいな〜」「根掛かりを減らしたいな〜」なんてことを考え出すといくつあっても足りません。
そして、1つ1つが高価なので、いろんなものを買い集めてしまうとかなりの出費になってしまいます。
ところが、エギをチューニングすれば、あまりお金を掛けなくても様々な状況に対応できるようになるんです!
その1. アワビシートを貼る
エギチューニングの代名詞ともいえるアワビシート貼り。
アワビシートは水中で光を反射するため、アピール力をプラスできます。
日差しが強い日の日中にはとくにおすすめです。
シートの貼り方
まず大切なのは、エギが乾いている状態で貼り付けること。濡れているとすぐに剥がれてくるので、エギを投げる前に貼りましょう。
台紙から剥がして好きな場所に貼る付けるだけなのでとっても簡単!
アワビシートを貼り付ける場所は、筆者の場合少しコダワリがあります。
オススメの場所はエギ後方の背中側、もしくは後方のお腹側です。
その2. シンカーを削る
シンカーを削ることでフォールスピードが遅くなり、浅場を釣りやすくなります。
一見難しそうですが、カッターナイフと紙やすりがあればできる簡単なチューニングです。
カッターを使うため、できるだけ自宅で行うようにしましょう!
シンカーの削り方
この作業で大切なのは、シンカー本来の形状を崩さずに、縮尺させるイメージで削ること!
また、カッターの刃が滑ってボディの布を切らないように、マスキングテープでボディを養生しておくと安心です。
カッターである程度削ったら、ヤスリで磨いて形を整えます。
カッターで削っただけだと表面が凸凹しているので、凸凹が無くなるまで綺麗に磨きましょう。
左右のバランスを見ながら、しっかり左右対称の形になるように整形してください。
これで完成です!
本来の形を変えることなく削れれば、オリジナルのアクションを維持したままフォールスピードを遅くできますよ。
その3. シンカーを足す
エギのウエイトアップといえば、頭に後付けシンカーを装着したり、糸オモリを巻き付けたりするのが一般的だと思います。
しかし、これらの方法だとエギの動きが悪くなってしまうんです。
ここでは、エギの動きを損なわないウエイトアップチューンを紹介します。
シンカーの足し方
まず、シートタイプのチューニングシンカーを用意しましょう。
厚さ0.5mmのシンカーであれば、おおよそ3g前後のウエイトをプラスすることが可能です。
まずは、エギのシンカーより一回り大きいサイズにチューニングシンカーをカットします。
カットしたシンカーをエギのシンカーに貼り付けます。
エギのシンカーに密着させるようなイメージで、指でグイグイ押しながら形を整えてください。
ある程度フィットした状態になったら、シンカーからはみ出しているチューニングシンカーの余分な部分をハサミかカッターで落とします。
片方が終わったら反対側も同じように行いましょう。
そのままではエギのシンカーとチューニングシンカーの段差が凄いので、段差が無くなるまで紙ヤスリで削っていきます。紙ヤスリは400番程度を選んでください。
段差が無くなるまで削ればOKです。
削り終えたらチューニングシンカーを一度剥がしましょう。
剥がしたら、本体のシンカー側に瞬間接着剤を垂らします。真ん中と周りがしっかりくっつくように垂らしてください。
そしてシンカーを貼り直し、指で30秒ほどグッと押さえましょう。
最後に再度紙ヤスリで細部を整えたら完成です!
その4. カンナを折る
カンナを折ることで、根掛りが少なくなり、ウィードが濃いエリアも攻略しやすくなります。
折るのはとても簡単なので、ぜひ試してみてください。
カンナの折り方
プライヤーでカンナの下半分をすべて折りましょう。
プライヤーでハリを掴み、グイグイ曲げればポロッと折れます。
その5. カラーチェンジ
カラーに少しアクセントを加えるのもおすすめです。
効果の程度はわかりませんが、チューニング自体が楽しいので釣りに行けない時に試してみてください。
塗り方
油性ペンでエギにお絵描きをするだけです。
イワシみたいにドットを加えても良いですし、エビっぽい線を入れてみるのも良いでしょう。
自分なりのチューニングを
エギのチューニングは一見メンドくさそうですが、やってみると意外に楽しいものです。
既製品をいじることに抵抗があるかもしれませんが、まずはあまり使わないエギ等で試してみてください。
釣りに行けない日や雨の日なんかに、自分だけのオリジナルエギを作りましょう!