タコエギング

あぁ、タコが釣りたい。
「やってみたいけど、専用タックルにタコエギが必要で……」 とか、色々考えてしまって手が出ないというのが本音なんです。
というわけで今回は手持ちのルアータックルでタコ釣りに挑戦してみました。
エギはもちろんアオリイカ用、それもダイソーの100均エギを用いた超ライトスタイルで挑みます!
これでできたらきっと皆さんの勇気になれるはず……。
ダイソーエギを改造する!

ダイソーエギことエギスパート氏の登場だー!
このままでも良いのですが、ボトムコンタクトがメインとなるタコ釣りは根掛かりとの戦いでもあります。
根掛かりを上手く回避できるようエギに一工夫を加えましょう。
用意するもの

アオリイカ用のエギ、そしてスナップとオモリ。
工具はプライヤー1つだけ。特殊はアイテムは一切ありません。
簡単タコチューン

タコエギ用の強くて大きいフックをセットする方法などもありますが、今回は最もシンプルなカスタムをご紹介します。

①カンナの下部を折りたたむ
ボトムに針掛かりしないようペンチで折りたたみます。

針先が手に刺さらないよう気を付けて下さいね。

②スナップとオモリを取り付け
アイ部分にスナップとオモリをセットすればあっという間に完成です。
本当にこれだけでいいの?と思われるかも知れませんが、これでイイんです。

ラインテンションをキープすることでエギが底から離れ、根掛かりしにくくなります。
ちなみに釣果をグンッとアップさせるチューニングは、この後ご紹介します!
レッツ!タコエギング

改造したダイソーエギを片手にいざ堤防へ!
タコエギングで今晩のおつまみをゲットすることはできるのでしょうか?
ルアータックルを流用

今回はシーバスロッドのMHクラスを流用します。
ロックフィッシュのようヒットしたら根から引き離すパワーが求められるタコ釣り。
タックルを流用する場合は固めのライトショアジギング用、シーバス用といったルアーロッドがオススメです。

リールはスピニングの3000番・PE1号と普段使っているシーバスセッティングそのままの状態。
基本的にフルキャストはしない釣りなので、ラインは巻きメートル数より太さ(強度)が重要となります。
防波堤へエントリー

タコは岩や敷石など隠れれる場所が大好きなターゲット。
条件さえ整っていれば身近な防波堤に潜んでいる可能性大なんです。

タコ釣りをやったことない方は、エントリーも楽で根掛かり回避がしやすい防波堤を選びましょう!
ケーソンの繋ぎ目や堤防の角、ゴミが溜まっている場所などはチャンスゾーンですよ。

日中でも釣れないことはありませんが、夜行性のターゲットなので夜釣りが圧倒的有利。
まだアタりはありませんが、光量も落ちてきたので期待はどんどん膨らみます。
タコ出現!

海底をノックするよう叩きながらスローテクトロ。
光量がない場所では根掛かりリスクも考え、足元を中心に狙ってみましょう。
ロッドが長いので取り回し悪さはストレスですね。
おっ! ライン先に生命反応あり!

アワセを入れ全力でゴリ巻きしてみると狙いのタコが遂に姿を現しました!

想像以上のサイズが上がりましたが、タックルのパワー不足はどうしても否めません。
タックル代用はあくまでもメインの釣りの合間に楽しみ、タコ釣りメインの場合はやはり専用タックルが必要です。

なんと! ランディング後にカンナが外れてしまいました。
大型のタコが相手となると、ダイソーエギはパワー不足感があるかもしれません……。
釣果アップの秘訣

パワー不足など課題はあるものの、手持ちのルアータックルで楽しめました。
ここからはやってみて気づいた釣果アップの秘訣をこっそりお伝えします。
豚肉チューン

今回結果を出したお墨付き!
エギに豚肉をグルグル巻き付け針金で固定するだけ。

脂身にすこぶる反応がいいので、脂が多い部位を選びましょう。
ブレード&タコベイトチューン

エギの存在を気付いてもらうことが釣果への第一歩。
とにかく派手になるようドレスアップも良いですね!
これに豚肉を乗せた日には……?
W付けチューン

エギを2つセットしアピール力高める裏技。
同時に根掛かりリスクも高まるため場所を選んで使ってみましょう。
時期をちゃんと選ぼう

タコは通年狙えますが、数釣りが楽しめる夏~秋がオススメですよ!
タコを手軽に楽しもう

タコは思ってる以上に身近なポイントに潜んでいます。
海底が砂になっているような場所では、同じ仕掛けでコウイカがかかってくることも。
両方釣れた日は帰って宴になりそうですね(笑)。

この日の晩酌は釣ったタコと豚肉で乾杯。
釣りたてのタコは最高です!