ささめ針「特選SL エアシンカー」
ささめ針から発売されているシンカー“特選SL エアシンカー”。
見た目はただのシンカーですが、なんと海底で自立するのとの事!
はたしてどういう原理なのか。そして立つ事でどういったメリットが生まれるのか!?
実釣も交えながら、その性能を確かめてみたいと思います!
「特選SL エアシンカー」の特徴

「特選SL エアシンカー」のサイズ展開は「8・12・18・26g」の4サイズ。
カラーは「イエロー、ピンク」の2種類。

このシンカー部分、見た目は全て同じ素材に見えますが、底部分は鉛素材、上部は浮力性の高い発砲素材で作られています。
これによって上部のみが浮き上がり、海底での自立を実現しているのです!
自立する事で生まれるメリット
シンカーが自立する事で、相対的に針の位置も高くなります。
水の流れを受けてエサも漂いやすくなるので、魚へのアピール力が増加する事が期待できます。
また、鉛以外は軽い素材で作られているので、軽いアクションでも餌が動いてくれたり、魚が引っ張る際に抵抗が少ないので、アタリがわかりやすいというメリットもあります。
そして、シンカーが根の中に転がり込んで行くのも防いでくれるので、根掛かりが少なくなる事も期待できるでしょう!
実際に使ってみた

さて、特徴も確認した所で実際に釣りをして確かめてみましょう!
今回使用するのは12gの特選SL エアシンカー。

針は、針のみで売られている仕掛けや、他の仕掛けで余った替え針から使ってみます。
エサは「青イソメ」。
まずは小さめの針にして日中の小物を狙っていると……

リュウグウハゼだ! 綺麗な縞模様が特徴的でカワイイですね。

そこからカレイも!!
ベッタリ底にいるような魚でも、しっかりエサを見つけて食べてくれましたね!
そして夜釣りへ

夜もやってみて釣果アップを目指しましょう。
まずは三陸の夜といったらこの魚、ドンコからスタート!

筆者的に「少し浮いている餌によく食い付くイメージ」があるドンコ。
そんなピッタリの仕掛けに入れ食い状態です!
その後も、青イソメを投げ続けると……

ニジカジカ!


ダブルヒットでオウゴンムラソイを釣り上げて見事五目釣りを達成!
針を変える事で、幅広い魚種にも対応できる有能さを見せつけてくれました!
途中ワームにも挑戦してみたのですが、そちらは残念ながら釣れず、
やはり生餌が強いという結果に終わりました。
「特選SL エアシンカー」の使用感まとめ
①本当に根掛かりが少ない
一日中釣りをしてみましたが、本当に根掛かりは少なかったです。今回は検証のため、普段投釣り用の仕掛けを投げるとすぐ引っかかってしまう場所でも使用しましたが、引っかかる回数は体感で半分以下に減っている印象でした。仮に引っかかっても、ロッドを煽るとシンカーがフワッと上方向に障害物を回避するので、根掛かりの外しやすさという面でも評価できます。
※ハリスは短い方がオススメ。長くするとハリスが岩などに纏わりついたり、食い込みやすくなります。
②空気抵抗が少ないので飛距離が出る
面積の割に重量が軽いので、一見すると飛ばなさそうなイメージですが、細長くて空気抵抗の少ない形状なので、予想以上に飛んでくれます。
投釣り専用の長いロッドでなくても、広い範囲をストレスなく探れました。
元々この仕掛けが「エギングロッドのようなタックルでも扱える仕掛け」を考えて作られており、普段エサ釣りをしない方でも手持ちの竿で代用が効く仕掛けだと思います。
③ハリスが長いと仕掛けに絡まる事も

一方でこの形状をした仕掛け全般の宿命とも言える短所ですが、水の流れや、シャクりをしているとシンカーに糸が絡まる事があります。
とくに、長いハリスの仕掛けを使用すると絡まる頻度が高くなるので、ハリスが短いもの、もしくは短く切って使用することをオススメします!
みんなも使ってみてね!

針やエサに目が行きがちですが、環境に合わせてオモリもしっかりと選んであげると釣果がグッと変わりますよ!
皆さんもこのシンカーで快適なエサ釣りライフを楽しんでみてください!
それではまた!
ささめ針 特選SL エアーシンカー