LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら

【釣りウマは知っている】バスフィッシングにおける“マッチザレンジ”という考え方(2ページ目)

マッチザレンジの重要性

餌でもレンジが“マッチ”してないと食わない

出典:PIXTA

皆がルアーフィッシングにおいて重視するマッチザベイト。究極のマッチベイトとはなんでしょうか。筆者は本物の餌を使うことだと考えます。

マッチザベイトで釣れるならば、エサ釣りは釣れて当たり前じゃない?と思いますよね。

皆様はエサ釣りにおいて最も重要と言われていることはご存知でしょうか?

ズバリ、タナ(層)です。つまりレンジ。ウキ下の長さで釣果が変わるというのは聞いたことありますよね。

筆者も様々な魚種でエサ釣りはやりますが、タナが違うと釣果に雲泥の差が出る経験をたくさんしています。

高田
本物の餌で、しかもバスフィッシングと同じく点の釣りも多い餌釣り。偽物の餌を使うルアーフィッシングに無関係のわけがありません。

ルアーを見つけてもらう重要性

例えば浮いている小魚を狙って上のレンジ見ているバスに対してルアーをボトムで動かしたり、逆にボトムのエビを探しているバスに水面のルアーをいれたりすると、せっかくバスがいるポイントでもそもそもルアー自体を見つけてくれない可能性があります。

高田
ルアーを食べてもらうには、まずバスにルアーを見つけてもらわなくてはいけません!

レンジの合わせ方


では実際に、どうやってレンジを刻んでけば良いのでしょうか?

正直に申し上げますと、季節や状況、フィールドによって答えは無限にあり、“釣れるレンジを見つける”のは簡単なことではありません。

ただ基本的な考え方として「夏は表層に虫が落ちてくる事が多いので、バスは表層を意識している」といったような、季節ごとの特性を頭に入れつつ最も確実性の高いレンジから順に攻めていくのが良いでしょう。

そこで反応を得られなかったら、そのレンジ付近を刻めるものその上を探れるもの下を探れるものといった形でルアー(レンジ)ローテーションをしていきます。

夏のローテーションの考え方

▼ 1st(表層)トップウォーター


高田
夏のバスは落ちてくるエサを狙って目線が上になっていることが多いです。とくにマズメ時はその傾向が強いです。だから基本はトップからスタートしましょう!

▼2st(水面直下)ノーシンカー

バリキシャッド ノーシンカー

高田
トップで出ないから中層やボトム!ではなく、若干レンジを下げるだけでも出てくる事があります。とくに夏は水面を意識してるバスが多いので、水面直下をノーシンカーで引いてみましょう。

▼3st(ボトム)ジグヘッド

ジグヘッド

高田
夏は高水温を避け、ボトムに固まっている事があります。表層付近で出ない場合はボトムまでレンジを極端に変えてしまうというローテーションが有効です。ジグヘッドリグはボトムレンジを攻めるのに適したルアーです。

マッチザレンジの精度をもっと上げる方法

まずは自分のルアーがどこを泳いでいるのかを意識する

レンジを合わせた釣りをするためには、第一に自分のルアーがどの層を泳いでいるのかを把握しなければなりません。そして泳がせたいレンジをきっちりと泳がせるようにならなくてはいけません。

高田
クリアなフィールドで自分の操るルアーがどのレンジを泳いでいるのかを確認しましょう!

ベタ凪はレンジが上がることが多い

高田
経験上、ベタ凪(無風)の日はシーズン問わずバスのレンジが上ずる傾向にあります。フィールドで探るレンジを決める時にひとつの基準してもよいでしょう。

サーモクラインがわかるならば基準にしよう

魚群探知機などでサーモクライン(温度の層)がわかるようであれば、それはレンジをアジャストする上でとても重要になってきます。

高田
サーモクラインはベイトのレンジを支配します。サーモクラインの上にいるのか下にいるのかが分かればより確信を持ってゲームを組み立てられます。

基本はバスのレンジよりもベイトのレンジに合わせよう

マッチザレンジと聞くと、バスが泳いでいるレンジに合わせると思いがちですが、基本はバスの泳層ではなく捕食されるベイトのレンジに合わせます。

高田
バスが今どこを見て、どの層の餌を狙っているのか、強く意識するとよいでしょう。

レンジを意識すれば釣果は何倍にも伸びる?

写真の魚は春に釣れた3kgオーバーのバス。ボトムベタベタを引いて食わなかったので十数センチ上のレンジを攻めたところ釣れた魚です。

同じ底付近でもほんの少しレンジを変えることでバイトが多発。些細な違いですがレンジの大切さを実感した釣行でした。

このように、選んだポイントが最高!でも食わない!……という状況に出くわした時、「マッチザレンジ」を意識すればあなたの釣果が何倍にも伸びる可能性があります。

ライタープロフィール


海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。年間釣行日数は300日ほど。GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。

国内での釣行はバスフィッシングがメイン。とくに琵琶湖のモンスターバスフィッシングが得意分野です。

関連記事

 

 

2 / 2ページ