マッチザレンジの重要性
餌でもレンジが“マッチ”してないと食わない
皆がルアーフィッシングにおいて重視するマッチザベイト。究極のマッチベイトとはなんでしょうか。筆者は本物の餌を使うことだと考えます。
マッチザベイトで釣れるならば、エサ釣りは釣れて当たり前じゃない?と思いますよね。
皆様はエサ釣りにおいて最も重要と言われていることはご存知でしょうか?
ズバリ、タナ(層)です。つまりレンジ。ウキ下の長さで釣果が変わるというのは聞いたことありますよね。
筆者も様々な魚種でエサ釣りはやりますが、タナが違うと釣果に雲泥の差が出る経験をたくさんしています。
ルアーを見つけてもらう重要性
例えば浮いている小魚を狙って上のレンジ見ているバスに対してルアーをボトムで動かしたり、逆にボトムのエビを探しているバスに水面のルアーをいれたりすると、せっかくバスがいるポイントでもそもそもルアー自体を見つけてくれない可能性があります。
レンジの合わせ方
では実際に、どうやってレンジを刻んでけば良いのでしょうか?
正直に申し上げますと、季節や状況、フィールドによって答えは無限にあり、“釣れるレンジを見つける”のは簡単なことではありません。
ただ基本的な考え方として「夏は表層に虫が落ちてくる事が多いので、バスは表層を意識している」といったような、季節ごとの特性を頭に入れつつ、最も確実性の高いレンジから順に攻めていくのが良いでしょう。
そこで反応を得られなかったら、そのレンジ付近を刻めるもの、その上を探れるもの、下を探れるものといった形でルアー(レンジ)ローテーションをしていきます。
夏のローテーションの考え方
▼ 1st(表層)トップウォーター
▼2st(水面直下)ノーシンカー
▼3st(ボトム)ジグヘッド
マッチザレンジの精度をもっと上げる方法
まずは自分のルアーがどこを泳いでいるのかを意識する
レンジを合わせた釣りをするためには、第一に自分のルアーがどの層を泳いでいるのかを把握しなければなりません。そして泳がせたいレンジをきっちりと泳がせるようにならなくてはいけません。
ベタ凪はレンジが上がることが多い
サーモクラインがわかるならば基準にしよう
魚群探知機などでサーモクライン(温度の層)がわかるようであれば、それはレンジをアジャストする上でとても重要になってきます。
基本はバスのレンジよりもベイトのレンジに合わせよう
マッチザレンジと聞くと、バスが泳いでいるレンジに合わせると思いがちですが、基本はバスの泳層ではなく捕食されるベイトのレンジに合わせます。
レンジを意識すれば釣果は何倍にも伸びる?
写真の魚は春に釣れた3kgオーバーのバス。ボトムベタベタを引いて食わなかったので十数センチ上のレンジを攻めたところ釣れた魚です。
同じ底付近でもほんの少しレンジを変えることでバイトが多発。些細な違いですがレンジの大切さを実感した釣行でした。
このように、選んだポイントが最高!でも食わない!……という状況に出くわした時、「マッチザレンジ」を意識すればあなたの釣果が何倍にも伸びる可能性があります。
ライタープロフィール
Always had high hopes.
I wanted Monsters,I want Monsters…
Put my past Trophy’s .I vie for new Trophy’s.2019:5100g
2020:5110g
2008:4800g
2019:4600g#sences#transcendencejp pic.twitter.com/DbNIWc6LNH— ビックリマン高田雄介 (@bikkurimantkd) April 7, 2020
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。年間釣行日数は300日ほど。GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。
国内での釣行はバスフィッシングがメイン。とくに琵琶湖のモンスターバスフィッシングが得意分野です。
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