「夏」それは……
バス釣りのベストシーズン!
最も気温の上がる夏はバス釣りに最高の季節と言えます。魚の活性も高く、初心者でも比較的魚を釣りやすいです。
トップウォーターからビッグベイトやワームまで、様々な種類のルアーが活躍するとても楽しいシーズンですよ。
夏のバス釣りは大きく分けて3段階
サマーシーズンは気温が一気に上昇する5月末頃から始まります。そこから初秋である9月初旬頃までは夏の釣りが楽しめるでしょう。
気温の上昇と下降にあわせて夏は3つの段階にカテゴライズできます。
梅雨真っ只中のアーリーサマー:5月末〜6月末
春シーズンのスポーニングが落ち着いて来る5月末頃から夏シーズンが開幕します。夏と言っても5月末は比較的涼しいので、一年の中でも最も心地よくバス釣りができるタイミングです。
6月初旬から中旬になると梅雨入りします。梅雨時期は雨が降るので、釣行意欲が削がれてしまうかもしれません。
ですが梅雨に降る雨は産卵後の疲れから回復したバスが積極的に餌を捕食するキッカケであり、バス釣りにとって恵みの雨なのです。
猛暑のミッドサマー7月初旬〜8月初旬
7月に入って来ると気温は急上昇。正午前後は暑くて人間のほうが参ってしまうことも多いでしょう。
魚も同じで暑すぎる場所や時間にはバテてしまいます。涼しい場所や時間帯を狙って釣るのが釣果の秘訣です。
涼しくなってくるレイトサマー8月中旬〜9月初旬
お盆を過ぎて来ると少しずつ涼しい日も増えて、バテ気味だったバスの体力も少しずつ回復してきます。
9月初旬になると残暑は続きますが、秋に片足を踏み入れていくので巻物でも釣りやすいシーズンに突入していきます。
夏のバス釣り3大要素
猛暑で人間も夏バテしてしまうシーズン……もちろんバスも同じです。
そんなサマーシーズンのバス達は基本的に涼しくて冷たいところが好きです。
そんな夏バテ中のバスを釣るために外せない、3つの要素があります。
影(シェード)
バス釣り用語で“シェード”と呼ばれる“影”。太陽を遮るため当然涼しい場所になり、バスも好んで身を寄せます。餌となるベイトフィッシュを待ち伏せするのにも最適です。
影はオールシーズン重要な要素ですが、特にバスがバテ気味である夏は外せない要素です。
時間帯
夏のバス釣りで重要になるのは”涼しい”ということ。さすれば気温の低い、早朝と夕暮れ時は絶対に外せない時間です。
特に真夏の日中は人間側の体力も保たないので、朝と夕だけ釣りをするバサーも多くいます。朝と夕はシャロー(浅場)で餌を捕食するバスも多いので、積極的に狙うことをオススメします。
15時はデカバスタイム!
意外かもしれませんが夏のお昼過ぎ、ちょうどおやつの時間に当たる15時前後はデカバスの実績が高い時間帯です。風で水が動き、太陽の傾きによって影(シェード)の範囲が広がっていくのがその理由です。
冷たい水
夏バテしたバスは冷たい水を当然好みます。水が流れ込む場所、流れができて水が動く場所は水温が低い場合が多いです。
また水深の深い場所も太陽で温められる表層付近に比べて、涼しい場所と言えます。
また、真夏の雨も水温を下げる要因になり、雨が降ってきた瞬間に魚の活性が上がることも珍しくありません。
夏のバス釣りオススメポイント
夏のバス釣りで狙うべきポイントはどこでしょうか? 答えは簡単で上記の“3要素”が含まれるポイントを選べば良いのです。
インレット
バス釣り用語で“インレット”と呼ばれる“流れ込み”。冷たくフレッシュな水にはバスはもちろんのこと、餌となる小魚も多く集まります
夏の定番スポットでバスは確実に身を潜めてると言っても過言ではありません。
オーバーハング
オーバーハングとは水面に張り出した木の事です。木が作り出した影にバスは身を潜めます。
暑さから逃れるだけでなく、木からは虫も落ちてくるので捕食にも適したポイントです。太陽に角度がでる時間帯の方が影の範囲も広がるので狙いやすいかもしれません。
ディープ
日中、気温が上がって影の範囲も狭い……そんな時には冷たい温度で水温が安定しているディープ(深場)を狙うことがオススメです。
特にシャロー(浅場)に見えているバスが一匹もいない時などはディープで餌を捕食している可能性が大!
夏バス釣りのオススメルアー
夏は様々なタイプのルアーで釣ることが出来るシーズンなので、好きなルアーや釣りたいルアーで釣る!というのも一つの正解です。
とは言え、その中でも夏に向いたルアーは存在します。夏に特にオススメのルアーをご紹介します。
トップウォーター
夏はトップウォーターゲームが最も楽しい季節です。水面をバスが割る光景はエキサイティングで病みつきになります。
ベイトフィッシュが水面に浮いてくることも多いのでバスが水面を意識しているときは是非とも使いたいルアーです。特に朝夕はチャンス大です。
初心者にオススメのトップウォーター
全国のフィールドで活躍する名作ポッパーです。サイズを選ばずにトップの楽しさを味わえます。
メガバス POPX
全長 | 64mm |
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自重 | 1/4oz |
虫系ルアー
夏になると増えてくるのが虫。バスにとって簡単に捕食できる虫は格好のターゲットになります。
オーバーハングの外側などに落ちてくる虫をルアーで演出する釣りは夏にとても効果的です。
初心者にオススメの虫系ルアー
シェイクの波動と、適度な存在感で虫を食ってるバスはイチコロです。
バークレイ 青木虫
サイズ | 1.5インチ |
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ライトリグ
暑さによる夏バテや、フィッシングプレッシャーによる食い渋りがある場合に頼れるのはやっぱりライトリグです。
シャローからディープまで繊細に攻めることで、バスに口を使わせることができるでしょう。
初心者にオススメのワーム
エビなどの甲殻類を捕食しているバスに抜群の効果を発揮するワームです。シャローでもディープでも大活躍!
ゲーリーヤマモト レッグワーム 2.5インチ
夏のバス釣りの注意点
炎天下での釣りは、熱中症に日焼け(火傷)など、油断すると健康を蝕んでしまうリスクも。注意しながら釣行を楽しみましょう。
熱中症対策
熱中症は場合によっては命を落とすことさえあります。
脱水症状対策としてこまめに水分をとって、帽子を被って頭部を直射日光から守りましょう。
日焼け対策の日焼け止めクリームも必須です。
虫や野生動物に注意
蚊・アブ・ヒルなどの吸血昆虫から、蜂・ダニ・ヘビなどの危険な生物まで夏は活発になります。
長袖長ズボン、帽子を被ること。また危険が潜む場所には無闇に立ち入らないことが重要です。
バス釣りのベストシーズンを楽しもう
夏はバスの活性が上がり、数が釣れるベストシーズン。
好きなルアーで最高の季節のバスフィッシングを楽しみましょう!
編集部より
昨今、釣り人のマナーが原因で閉鎖される釣り場が目立ちます。
ゴミを持ち帰る・駐車違反をしないなど、マナーの遵守と向上にご協力ください。
ライタープロフィール
Always had high hopes.
I wanted Monsters,I want Monsters…
Put my past Trophy’s .I vie for new Trophy’s.2019:5100g
2020:5110g
2008:4800g
2019:4600g#sences#transcendencejp pic.twitter.com/DbNIWc6LNH— ビックリマン高田雄介 (@bikkurimantkd) April 7, 2020
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。年間釣行日数は300日ほど。GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。
国内での釣行はバスフィッシングがメイン。関東在住ながら琵琶湖のモンスターバスフィッシングが得意分野です。