LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら

【SLJ】魚種別の傾向と対策を現役船長が伝授!ズバリ、もっと釣れるようになります(2ページ目)

根魚

SLJの画像

基本的なアプローチ

根魚を狙う場合は、ボトムから5m以内までを狙いましょう。アクションは、ボトムタッチ後の高速リトリーブやフォール中心の緩めのジャークでOKです。

上まで追いかけてくることが少ない根魚は、とにかくボトムから5m以内を意識しておけばさほど難しい魚ではありません。

根掛かりに気を付けよう

マハタ・アオハタは根魚と言いながらも、砂地で形成されたエリアを狙うので根掛かりは少ないです。

しかし、キジハタ・アカハタ・クエ・アラカブのポイントは起伏のある根が中心となるため、根掛かりのリスクが高まります。

根掛かるときは何をしても根掛かってしまいますが、着底後すぐにアクションへ移行したり、フックをフロントフックのみにしたりすることで、いくらか根掛かりは回避できます。

フラットフィッシュ

SLJの画像

基本的なアプローチ

ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュも、釣り方は根魚と同様です。

基本的には、レンジはボトムから5m以内で、ただ巻きかフォール中心のジャークで狙います。

ランディング時のバラシに注意

ヒラメとマゴチはヒット直後はそこそこ抵抗するものの、その後はあまり暴れることなく素直に上がってくるのでファイトは比較的に楽です。

しかしどういうわけか、海面に飛び出た途端に急に激しく暴れだします。

なかなか激しい首振りなのでこのときにフックアウトしてしまうことが多く、ランディングの際は絶対に魚を海面まで出さず、水中でネットインさせるようにしましょう。

アマダイ

SLJの画像

基本的なアプローチ

アマダイも根魚とフラットフィッシュと同じく、狙う水深はボトムから5m程度まで。アクションはボトムタッチ後のただ巻きです。

着底→ただ巻き(ハンドル10巻きまで)→着底→ただ巻き(ハンドル10巻きまで)

この動作を繰り返すのですが、着底させる時に意図的に砂ぼこりを起こすことがコツです。アマダイに限らず砂地にいる魚を狙うときは、砂ぼこりがアピール要素の一つとなります。

そのため、あえて1サイズ大きいジグを使って砂ぼこりを大きくするのも効果的です。これには手返しが良くなるメリットもありますが、シルエットが大きくなりすぎるのはNGなのでそこには気を付けましょう。

グローカラーが有効

シルバー・ゴールド・グローと、ジグのカラーを大きく3系統に分けると、アマダイにはグロー系のカラーが圧倒的によく効きます。

ゼブラグロー系のカラーでもよく釣れますが、個人的にはフルグローがおすすめです。あまり人気カラーではありませんが、アマダイを釣りたいときにはぜひ試してみてください。

ビジョンを持って釣りをすることが大切!

SLJの画像

ターゲットごとに釣り方の要点を解説してきましたが、釣果を伸ばすうえで大切なのは「どのようなポイントなのか」、「何が釣れるのか」、そして「何を釣りたいのか」というビジョンをしっかり持つことです。

なんとなく釣りをしていてもある程度の釣果は望めますが、タフな状況下では厳しい釣果になりがちで、あまり上達もしません。

今回紹介したのは基礎的な部分ではありますが、まずはこれらを理解して実践するだけでも釣果はかなり変わってくると思います。

他の記事で「SLJの基本」や「魚種別フックセッティング」なども解説しておりますので、下記の関連記事からそちらも参考にしていただければ嬉しく思います!

画像提供:岩室拓弥

筆者の紹介

View this post on Instagram

A post shared by Takuya Iwamuro (@l.cruise_iwatakuya)


岩室拓弥

釣具店・釣具メーカー勤務を経て、現在は福岡市東区箱崎港から出船している遊漁船「エル・クルーズ」の船長。

職業柄オフショアがメインとなっているが、元々は陸っぱりがメインでメバリング・エギングなど様々な釣りの経験も豊富なマルチアングラー。

遊漁船 エル・クルーズHP

関連記事

2 / 2ページ