大人気のタチウオテンヤ
タチウオテンヤは関西を中心に古くから親しまれ、近年は東京湾でも流行りつつある人気の釣りです。
タチウオテンヤはタチウオを引っ掛けるための大きなフックとオモリとなるヘッドから構成される仕掛けで、各メーカーからさまざまなアイテムが発売されています。
本記事では、タチウオテンヤが大好きな元釣具屋の筆者がおすすめのテンヤを紹介し、テンヤ選びに関する疑問にお答えします!
おすすめタチウオテンヤ10選
数あるタチウオテンヤの中から、おすすめのアイテムを厳選しました。
テンヤ選びにお悩みの方は、この中から選べば間違いありませんよ!
ヤマシタ ヤマリア ヤマシタ 猛追太刀魚テンヤ船 鰯タイプ
水中での安定性を重視した設計のテンヤです。
独自設計のアイを採用したことで、フッキング時にテンヤが上方向を向くので掛かりやすくなっています。
価格がリーズナブルで、数を揃えやすいのでタチウオテンヤ初挑戦の方にもおすすめです。
ダイワ 快適船タチウオテンヤSS 40号
貫通力の高いフッ素コーティング仕様のサクサスフックを搭載したテンヤです。
アイが2箇所設けられており、フッキング重視の尻下がり姿勢になるモードとナチュラルな姿勢のモードを使い分けられます。
ケミホルダーも搭載されているため、ケミホタルを簡単に取り付けられるのがとても便利です。
ハヤブサ 船太刀魚テンヤ 速掛型
触れたらスムーズに刺さるフッ素コーティングフックを採用し、速掛けに特化したテンヤです。
フックはたわみが少なく、フッキング時のパワーロスを軽減しています。
また、カエシを極小にすることでも貫通力を高めており、積極的に掛ける釣りをしたい方におすすめです。
ヤマシタ ヤマリア ヤマシタ 猛追太刀魚テンヤ船 鰯タイプ
イワシの頭を落として取り付けるタイプの変化球系テンヤです。
小鈎を採用したスモールシルエットは低活性なタチウオに効果抜群。
冬場などの渋い状況で他のテンヤでアタリがない時に、超スロー巻きでアタリを出せるので持っておくと重宝します。
ルミカ ケミホタルテンヤ 光弾
ヘッド下部にケミホタル(25サイズ)を取り付けられるアピール重視のテンヤです。
海中では水平姿勢をキープするのでナチュラルに泳ぐことも特徴。
水流を受けにくいヘッド形状によって沈下速度が速く、刺さりの良いフッ素コートフックも採用されています。
シマノ サーベルマスター 船テンヤ RG-T40Q
高速落下を実現するスリムヘッドが特徴のテンヤです。
鉛製のヘッドながら他のテンヤを凌ぐ素早い沈下速度を誇り、広いタナをスピーディに探れます。
針先の鋭さにこだわったフックも搭載しており、フッキング能力も良好です。
がまかつ 船タチウオテンヤ 掛けアワセ
テンヤの下側にエサをセットする下エサ式のテンヤです。
鈎先がエサに近いのでフッキング率がよく、掛け損ねたとしても鈎を見せず、噛ませないので追い食いを誘えます。
引き重りが少ない薄いヘッドと姿勢を変えられる2つのアイも特徴です。
オーナー 掛獲(かけどり)船太刀魚テンヤ
フック性能にこだわったオーソドックスなテンヤです。
硬い素材でフックのしなりによるパワーロスを軽減し、短めの軸で鈎先がタチウオにアタリやすく少ない力でも掛かるように設計されています。
また、角が設けられたフック形状によって魚のホールド性能が高く、バラシも少ないです。
ダイワ 快適船タチウオテンヤSS 40TG
タングステン製ヘッドを採用したタチウオテンヤです。
鉛製ヘッドでは実現できない高速落下を実現しており、大幅に手返しをアップさせられます。
また、ヘッドの存在感が減少したことで、渋い状況でもしっかり食わせられることもメリットです。
ハヤブサ 船太刀魚テンヤ TG
こちらもタングステンヘッドを搭載したテンヤです。
素材をタングステンにしただけではなく、ラウンド形状にすることであらゆる方向からの水流を受け流し、より素早い落下速度を実現しています。
マイクロバーブとパワーフックシステムで掛かりも抜群。二枚潮や速潮攻略にイチオシです。
タチウオテンヤのQ&A
筆者が釣具店に勤務していた頃に受けたテンヤ選びに関する質問とそれへの回答を紹介します。
テンヤ選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
重さの選び方は?
地域・シーズンによって使用する重さは異なりますが、40〜50号を使用するエリアが多いです。
遊漁船で号数を指定されていることが多く、異なる号数を使うとオマツリなどのトラブルに繋がるため、遊漁船に確認してから用意しましょう。
号数を揃える必要がないレンタルボートやプレジャーボートの場合は自由に選んで問題ありません。
カラーのおすすめは?
基本的には夜光カラーがおすすめです。
蓄光効果があるので深場や濁り潮でもアピール力が高く、高活性時の数釣りにも威力を発揮します。
ただし、警戒心が強い大型狙いの場合や活性が高くない場合は、アピールを落としたナチュラルカラーが効果を発揮することも。
夜光カラーを複数個揃えておき、余裕があればナチュラルカラーを用意しておくのがおすすめです。
針の大きさの選び方は?
最近のタチウオテンヤはフックサイズのバリエーションも増えていますが、基本的にはノーマルサイズのフックで十分です。
ノーマルサイズのフックはしっかりアワセれば掛かりやすく、フトコロが広いのでバラしが少なくなることがメリット。
活性が低くてアタリが少ない場合は、タチウオに与える違和感が少ない小型フックのテンヤを使用するのが効果的です。
ダブルフックは必要?
ダブルフックはフッキング性能が高いとされますが……個人的な見解を述べると「不要」です。
釣果云々の前に、オマツリすると非常に外しにくいというデメリットがあり、ダブルフックを禁止している遊漁船も多いので注意しましょう。
少人数の仕立て船やプレジャーボート、レンタルボートで試すのがおすすめです。
タングステンヘッドは釣れる?
高比重なタングステンはヘッドがコンパクトになることでフォールが速くなり、手返しが上がるので結果的によく釣れます。
また、シルエットが小さい分タチウオの喰いもよく、水切れが良いのでアクションのスピード、フッキングのスピードが上がるのも魅力です。
ただ、高額なのでロスト時のダメージが大きいことが最大の難点といえます。
必要というわけではありませんが、予算が許すのであれば用意しておいて損はないはずです。
適切なテンヤ選択で釣果アップ!
タチウオテンヤは遊漁船にあった号数とグローカラーを選んでおけば最低限十分ですが、日によってアタリカラーも異なるため、複数のカラーを用意しておくのがおすすめです。
また、オマツリやタチウオの牙によるラインブレイクがかなり多い釣りですので、必ず余裕を持って釣行するようにしましょう。
ぜひいろいろなテンヤを試して、お気に入りのアイテムを見つけてみてください!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。