管釣りのスプーンって難しい
管釣り(エリアトラウト )の定番ルアーと言えば「スプーン」ですよね。
でも「スプーンって苦手なんだよなぁ」と思っている方は意外と多いはず。
今回は、そんな苦手意識を持っている方がスプーンを使いこなせるように、動画も使ってスプーンでの釣り方をご紹介します!
重さによってスピードが違う
スプーンを使う上で、もっとも基本的な使い分けが「重さ」です。
重さを変えることでスプーンが泳ぐ深さを変えたり、スピードを変えたりしてトラウトにアプローチします。
つまり、スプーンの重さによって巻くスピードを変える必要があるんです。
基準は2g
管釣り用のスプーンは1g以下の軽いタイプから4gを超える重たいタイプまでいろいろ存在します。
そんな中で、一般的な管理釣り場でもっとも使用頻度が高く、基準となる重さが2g前後です。
ここからは、基準の2gと軽めの1.5g、重ための3gの巻きスピードを動画と合わせて解説します。
重さ別の巻きスピード
初めに注意事項なのですが、リールの巻き取りスピードはサイズやギア比によって異なります。
そのため、巻きスピードはだいたいの目安としてお考えください。
ちなみに、今回使用したリールはダイワのルビアスFC LT2000S(巻き取り長:67cm/ハンドル1回転)です。
2.0gのスプーン
基準となる2gのスプーンの巻きスピードは、だいたい1秒につきハンドル1回転くらい。
常に一定のスピードとなるよう、頭の中で秒数を数えながらハンドルを巻くと巻きやすいですよ。
1.5gのスプーン
基準の2gとは0.5gしか変わらない1.5gのスプーン。
0.5g差といえど、ハンドルの巻きスピードはしっかりと変わります。
1.5gの場合、だいたい3秒につきハンドル2回転くらいです。
3.0gのスプーン
重たい3gのスプーンの巻きスピードは、だいたい2秒につきハンドル3回転くらい。
動画を見るとスピードに変化を感じにくいかもしれませんが、リールのローター部分を見ればスピードが上がっているのがわかります。
重い分速く巻かないと沈む力が勝って動きが悪くなってしまいます。
スプーンを巻くコツ
重さによって巻きスピードが異なるとお伝えしましたが、じつは、重さだけでなくスプーンの銘柄によっても適正なスピードは異なります。
同じ重さでも速い方がいいスプーンもあれば遅い方がいいものもあるので、手持ちのスプーンにあったスピードを見つけることが大切です。
見ながら確認が一番
では、どのようにして適正なスピードを見つけるのか?
それは見ながら確認する方法が一番です!
スプーンを見える距離にちょい投げして、しっかり動きつつ暴れすぎない巻きスピードを目で見ながら探ってみてください。
いいスピードを発見できたら、スプーンが見えてなくても同じスピードで巻けばいい動きが出ているはずですよ。
竿先をブラさないことも大切
スプーンを扱ううえで巻きスピードもとっても大切ですが、それ以前に大切なことは“巻いている時に竿先をブラさないこと”です。
せっかくいいスピードで巻いていたとしても、竿先がブレてしまってはスプーンを安定して泳がせられません。
ロッドをしっかりと静止させ、ブレないように注意してハンドルを巻きましょう。
ひとつ上の巻きテクニック
巻きスピードをマスターしたら、ひとつ上のテクニックでさらにレベルアップしちゃいましょう!
ここではふたつのテクニックをご紹介します。
ロッドの高さでコントロール
竿先の高さを変えることで、スプーンが泳ぐ深さを変えることが可能です。
竿先を高くすれば浅いところ、下に向ければ深いところを泳ぎます。
同じ重さののスプーンでも、竿先の高さ次第で細かなレンジ調整ができますよ。
スピードを変化させる
スプーンは一定速で巻くのがセオリーですが、追尾してきたトラウトがなかなか口を使ってくれないことがあります。
そんな時、急に巻くスピードを速めたり遅くしたりすると、途端にスイッチが入って食ってくることがあります。
スピードを変化させるタイミングは魚の反応を見ながら掴んでいくといいですよ!
スプーンの奥深い世界を楽しもう
プラグと比べると巻き抵抗が少なく、苦手にしている人が多いであろうスプーンの釣り。
でも、一度やり込んでみると、とてつもない奥深さと魅力を感じる釣りです。
スプーンが苦手な方は、ぜひマスターしてくださいね!