コノシロパターン開幕
台風12号が通り過ぎ、一気に秋めいた東京湾。一気に釣れるようになった魚もいますし、残念ながら難しくなってしまった魚もいます。
一気に釣れるようになったのはシーバス。ついにシーズンが開幕です。コノシロパターンによるビッグベイトの釣りが本格化してきました。
コノシロパターンおすすめルアー
コノシロパターンの開幕で必需品になるのはビッグベイトと呼ばれるルアーです。しっかりとした定義のようなものはありませんが、個人的には15センチ以上2オンス以上の物をビッグベイトと考えています。
トップウォーター、スイムベイト、マグナムスプーンなどビッグベイトと呼ばれるルアーの中にも、多くのカテゴリーのルアーがあります。すべてを用意するのは難しいと思いますので、トップウォーターとスイムベイトの2種類のご用意を少なくともお願いします。スイムベイトはフローティングの方が使いやすいです。
イワシパターンおすすめルアー
シーバスハイシーズン=コノシロパターンではありません。とくに序盤はイワシの接岸によるイワシパターンも多く、その場合は10センチ前後のトップウォーターやミノー、バイブレーションなどの小型のルアーが活躍します。
コノシロパターンよりも数釣りが楽しめる可能性が高く、このシーズンはその中で70アップが連発なんてこともありますので、コノシロパターンじゃなくても非常に楽しいパターンの一つです。
まだ釣れる? 東京湾ギガアジ
今年フィーバーだった40センチを超える東京湾ギガアジ釣り。サワラやイナダなどの青物類は台風の影響で不安定になってきてしまっている中、ギガアジ釣りはなんとか現状狙って釣ることができるといった状況です。
おすすめルアー
バチコンでももちろん楽しめるのですが、お土産釣りとして楽しむのであればジグサビキがおすすめです。
水深にもよりますが40~60グラムのジグをつけたジグサビキを反応のあるレンジで上げ下げすると、ギガアジが反応してくれます。大きいと言ってもアジですので、強引なファイトをすると口切れします。掛かったらゆっくり丁寧なファイトで上げてきましょう。
デュオ 五目ショアジグサビキ交換用 M
サワラはこれからの盛り上がりに期待!
やっと湾の奥に入ってきたと思ったら、台風の影響で跳ねが極端に少なくなってしまったサワラ。
一時はまったくと言っていいほど跳ねが見えなかったのですが、最近は各所で少ないながら跳ねがみられるような状況になってきています。天候が安定してくれば、また釣れだしてくる可能性大です。
おすすめルアー
サワラ狙いの定番はミノーのジャーキングメソッドです。激しくジャークさせてサワラを誘い出しで狙います。
とくに広範囲に跳ねがみられるような状況にジャーキングメソッドは適しています。ベイトが小さい時は小さめのジグが有効な時があります。とくにブレード付きのジグの早巻きが効くときがありますので、ミノーに反応がない場合に試してみてください。
ついに始まった秋シーズン。まずはシーバスから
台風12号で一気に秋の海になった東京湾。秋の海になって、まずはシーバスハイシーズンが開幕しました。今回紹介したアジやサワラなどの青物類に加えて、これからはマゴチやヒラメなどのフラットフィッシュ類も元気になるシーズンです。
日本でも有数のエキサイティングな釣りとして知られる、東京湾のシーバスビッグベイトパターンを中心に10月の東京湾を楽しんでください。
筆者の紹介
須江一樹
横浜市新山下から出船するシーバスガイド&チャーターボート「アイランドクルーズ」の船長として、日夜東京湾の魚を追いかけている。
サポートメーカーは、テイルウォーク、ハイドアップ、テトラワークス、イチカワフィッシング。趣味は淡水の釣り。