LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら

エスケープチビツイン【ノリーズ】フックサイズと最適なリグは?ハイアピール小型クロー系ワームをインプレ

ノリーズエスケープツインシリーズの最小サイズ「チビツイン」をインプレ。フックサイズや最適なリグをさぐってみたいと思います。また、このワームに最適なバイトバスリキッド&パウダーを使用した、いわゆる「たくみづけ」についても併せて解説します。(ikahime)

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

エスケープチビツイン(ノリーズ)について

エスケープツインシリーズの最小サイズ

エスケープチビツイン

伊藤巧氏プロデュースのエスケープチビツイン。

関東フィールドであれば霞・利根川水系や、関西フィールドなら遠賀川といったリバーフィールドでテナガエビ等を捕食するバスを狙うために開発された小型のクロー系ワームです。

75mmとクロー系ワームとしては非常にコンパクト。ベイトフィネスタックルで使いたくなるサイズ感です。名作であるエスケープツインの最小ダウンサイズバージョンといったところでしょう。

スペック

nameエスケープチビツイン
length3″class / 75mm
pcs.8pcs.
price¥700(本体価格)

 

エスケープチビツイン

マッチするリグはヘビーダウンショット、キャロライナリグ、リーダレスダウンショットリグなど……。

あまり大きくアクションさせると言うより、ある程度ステイさせて誘うことのできるワーム。伊藤氏曰く「サイズ感含めて“エビチック”に誘うことが可能」なワームであるとのこと。

ikahime
コンパクトなサイズ感はエビだけでなくゴリをイミテートすることも可能で、「ゴリ喰い」バスが生息するリザーバーでの使用もいい感じですね。

フックセッティング

エスケープチビツイン フックセッティング

推奨フックは、オフセットフックの#1/0サイズ。手持ちのハヤブサのTNSオフセット#1を合わせました。

ただし、伊藤氏によるとエスケープチビツインの力を100パーセント引き出すためにはリューギ ダブルエッジ1/0がベストマッチとのこと。

なにせ小さなワームですので、フックの自重がワームのアクションに及ぼす影響が大きいためかもしれませんね。マッチしたフックを使うことで、ベストなフォール姿勢が出るそうです。

エスケープツインとの比較

エスケープチビツイン エスケープツイン

オリジナルの「エスケープツイン」の105mmに対して、「エスケープチビツイン」は75mm。タフった時の弱い吸い込みに対応するべくサイズダウン。

単なる縮小モデルではなく各部のパーツのバランスを見直し、最適化されていることがわかります。

エスケープチビツイン エスケープツイン

裏側から見た図。裏から見ると、各部の形状の違いが良く分かります。

自重

エスケープチビツイン 自重

自重は約4.8g。小さなボディの割にはしっかりと自重があるためキャストアキュラシーに優れます。シンカーウェイトを合わせれば、ベイトフィネスタックルで十分に投げられる重さです。

エグれたボディ形状

エスケープチビツイン くびれ

腹部分がエグれたボディ形状をしています。これはテストを繰り返した結果、たどり着いたエスケープチビツインの釣れるキモなんだそう。

理由は定かではありませんが腹が薄くなっている分、ツメの動きがより大きくなっているのでしょうか。

ikahime
お腹のエグれを起点にしてヘコヘコと、美味しそうにクネリます。

お腹の「NORIES」ロゴはセッティングの目安に

エスケープチビツイン 裏面

お腹にはnoriesのロゴマーク。フックセットした際の目安にもなるため機能面でのメリットもあります。

ヒゲは半分ロック

エスケープチビツイン ひげ

ヒゲは金型の都合なのか、半分くっついています。水中でより動くように、根元までスリットをちぎってから使うようにしています。

 

>>Next Page:チビツインのおすすめリグと「たくみづけ」について

エスケープチビツインのおすすめリグ

フリーリグ

エスケープチビツイン フリーリグ

リザーバーで良く使うのは5〜7g程度のスティックシンカーを使用したフリーリグです。

フリーリグはロッドを縦方向に煽ることでシンカーだけが先に落ちて、ワームが後からノーシンカー状態でフォールすることが特徴です。

リザーバーの縦ストラクチャー、主に岩盤エリアについたバスにアプローチする際に使います。

フォール時には大きなツメが折りたたまれ、一方で着底時にはボヨンと倒れこむことでメリハリの効いたアクションが出るのでとても相性が良いですね。

ikahime
水中の岩盤に近づいて良く見てみると、小型のゴリがへばりついていることが多く、それをイミテートするイメージです。

ライトテキサス

エスケープチビツイン テキサス

その他、込み入ったカバーにはライトテキサスマテリアルが柔らかすぎず針持ちが良いため重宝しています。

ライトテキサスのワームはゲーリーヤマモトのモコリークローも多様するのですが、マテリアルが少し弱く、すぐにツメが取れてしまうことも多いです。

比較的オープンなカバーならモコリークローでも良いのですが、込み入った枝ぶりを持つウッドカバーなど、ワームが傷みやすい場所はエスケープチビツインを使っています。

ikahime
ヘッド部分の強度も高くて身切れしにくいですね。

スモラバのトレーラー

エスケープチビツイン スモラバ

さらにスモラバのトレーラーとしても秀逸です。私が良く合わせるのはティムコのベイトフィネスジグエボ。

ベイトフィネスジグエボはフックとヘッドがスプリットリングで接続されているため、ワームの自由度が高いスモラバです。

そのため、エスケープチビツインが持つボヨンとした爪の動きが良く出てくれます

ikahime
ベイトフィネスジグエボは2.7gや3.5gを良く使います。標準のオフセットフックが#1でサイズ感が合いますね。

エスケープチビツインをカスタム

バイトバスリキッドエビ&バイトパウダーエビ

バイトバスリキッド

精神と時の部屋」や「たくみづけ」の異名を持つバイトバスリキッドエビ漬け。集魚効果を高めるために、noriesからリリースされているフォーミュラ(集魚剤)、バイトバスリキッドエビに漬けむ技です。

期間は長いほど良く染み込むはずなので、オフシーズンに仕込んで忘れた頃にサルベージして使います。

たくみ漬け

バイトバスリキッドエビから取り出した状態だとヌルヌルしすぎて保管が大変なので、キッチンペーパーなどで表面に付着したリキッドを拭き取り、バイトパウダーエビをまぶして完成です。

バイトバスパウダー

バイトバスパウダーをまぶした状態。バイトパウダーの匂い効果はもちろんのこと、サラサラとして扱いやすくなります。

フォーミュラー

フォーミュラの有無で釣果の違いを厳密に比較したわけではないのですが、バイト率が上がるような感覚はありますね。信じて投げ込める精神的な安定剤にもなるのでぜひ漬けてみてください。

ikahime
漬け込むことで素材自体に匂いが染み込んで、水中に入れてもすぐに匂いが落ちず、長い時間効果を発揮してくれます。

エスケープチビツインでエビ、ゴリ喰いを狙おう!

エスケープチビツイン

私が頻繁に訪れる津久井湖では、岩盤に張り付いたゴリを捕食する個体がボトムにへばりついていることが多いため、活躍してくれるワームです。霞水系のオカッパリでエビを模したメソッドに使用しても良いですね。

そういった小型のベイトを偏食しているバスに非常に効果的。タフった日中でもバイトを引き出してくれて、信頼できるワームの一つです。

撮影・文:ikahime

ライタープロフィール


ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。

 

ライター記事一覧はこちら

関連記事