【堤防&船】元釣具屋が「胴付き仕掛け」の自作方法やオススメ仕掛けを解説

2020/07/14 更新

代表的な海釣りの仕掛けである「胴付き仕掛け」。堤防からも船からもいろんな魚を釣れる汎用性の高い仕掛けです。そんな胴付き仕掛けの自作方法やオススメ仕掛け、対象魚などを詳しく解説します。


アイキャッチ画像提供:tsuki

胴付き仕掛けとは?

胴付き仕掛けの画像
制作:TSURI HACK編集部(カワハギ狙いの胴付き仕掛けの一例)
胴付き仕掛け(胴突き仕掛け)とは、1本の幹糸とエダスから構成され、幹糸の最下部にオモリを結ぶ仕掛けです。

堤防からも船からも様々な魚を釣ることができ、もっともベーシックな仕掛けのひとつとして認知されています。

本記事では、元釣具屋の筆者が胴付き仕掛けの自作方法やおすすめアイテム、釣れる魚などを解説します。

胴付き仕掛けの作り方<エダス結び編>


胴付き仕掛けは結び方さえ覚えれば簡単に作れます。

まずは、もっともオーソドックスなエダス結びを用いた作り方を紹介します。

用意するもの

胴付き仕掛けの画像
・幹糸:フロロカーボンハリス

・エダス:フロロカーボンハリス(幹糸よりワンランク細いもの、糸付き鈎を使用する場合は不要です)

・サルカン

・スナップサルカン

・鈎(ハリス付きが便利)

手順1. 仕掛けの長さを決めて幹糸を作る

胴付き仕掛けの画像
胴付き仕掛けは、幹糸の長さが仕掛けの全長です。

仕掛けの長さを決めてハリスをカットし、サルカンとスナップ付きサルカンを両端に結びます。

サルカンが道糸側でスナップ付きサルカンがオモリ側です。

・サルカンの結び方

胴付き仕掛けの画像
サルカンに糸を通して輪っかを作り、輪の中に糸の端を4回通して締めます。

胴付き仕掛けの画像
このような形になれば正解です。あとはしっかりと締め込みましょう。

手順2. 幹糸に8の字を作る

胴付き仕掛けの画像
エダスをだす位置に8の字結びを作りましょう。

・8の字の作り方

胴付き仕掛けの画像
輪っかを作る。

胴付き仕掛けの画像
輪っかの元の部分を1回巻く。

胴付き仕掛けの画像
端の糸を輪っかに通すと8の字ができます。

手順3. 8の字の輪の間にハリスを通す

胴付き仕掛けの画像
8の字の輪にハリスを通し、8の字側は軽く締め込みます。

手順4. ハリスで輪っかを作る

胴付き仕掛けの画像
通したハリスで輪っかを作って幹糸と重ねます。

手順5. 輪の間を数回通して締め込む

胴付き仕掛けの画像
輪っかと幹糸が重なっている部分にハリスの端の糸を2回巻きつけて締め込みます。

完成

胴付き仕掛けの画像
鈎数に合わせて同じ作業を繰り返して完成です。

エダス同士の間隔は、お互いに干渉しない長さ分を空けておきましょう。

胴付き仕掛けの作り方<回転ビーズ編>

胴付き仕掛けの画像
回転ビーズを使用して胴付き仕掛けを作るメリットは、仕掛けが絡みにくく、ハリス交換が簡単になることです。

こちらもとても簡単ですよ。

用意するもの

胴付き仕掛けの画像
・幹糸:フロロカーボンハリス

・エダス:フロロカーボンハリス(幹糸よりワンランク細いもの、糸付き鈎を使用する場合は不要です)

・サルカン

・スナップサルカン

・鈎(ハリス付きが便利)

・回転ビーズ

手順1. エダスを出す位置に回転ビーズを入れる

胴付き仕掛けの画像
幹糸に回転ビーズを通し、8の字結びなどでビーズの穴よりも大きなコブを作って固定します。

コブはビーズが動かないように両端に作ります。

手順2. 回転ビーズにエダスを入れる

胴付き仕掛けの画像
幹糸を通した穴とは別の横方向の穴にエダスを通します。

エダスの端に結び目を作ってエダスが抜けないようにしましょう。

完成

胴付き仕掛けの画像
あとは鈎数分の作業を繰り返して完成です。

ハリスの交換は、穴にハリスを通してコブを作るだけなので簡単にできます。


胴付き仕掛けの作り方<ハリス止め編>

胴付き仕掛けの画像
こちらもビーズですが、ハリス止めという機能が付いたものです。

強度は高くないので大物には対応できませんが、ハリスの交換がスムーズなため、鈎を交換することが多いカワハギ釣りなどで好まれます。

用意するもの

胴付き仕掛けの画像
・幹糸:フロロカーボンハリス

・エダス:フロロカーボンハリス(幹糸よりワンランク細いもの、糸付き鈎を使用する場合は不要です)

・サルカン

・スナップサルカン

・鈎(ハリス付きが便利)

・ハリス止め付きビーズ

手順1. エダスを出す位置にビーズを入れる

胴付き仕掛けの画像
幹糸にビーズを通し、8の字結びなどでコブを作ってビーズを固定します。

回転ビーズ同様、コブはエダスが動かないように両端に作ります。

手順2. エダスをハリス止めで止める

胴付き仕掛けの画像
エダスをハリス止めの穴に入れて、ビーズと反対方向にグッと引っ張ると固定できます。

エダスの端にコブを作ってエダスが抜けないようにしましょう。

完成

胴付き仕掛けの画像
あとは鈎数分の作業を繰り返して完成です。

ハリスは引っかかっているだけの状態なので、非常にスムーズに交換できます。

おすすめの胴付き仕掛け

胴付き仕掛けの画像
胴突き仕掛けは各メーカーからさまざまな種類のものが発売されています。

おすすめの仕掛けをターゲット別に集めましたので、仕掛け選びの際の参考にしてください。

五目釣りに

ITEM
ささめ針 ボウズのがれ 波止釣りの巻


堤防の際やチョイ投げでも使える3本鈎の胴突き仕掛けです。

夜行玉やビーズが付いているのでアピール力が抜群。下のハリスは長めになっており、底にいる魚にアピールします。

堤防のカサゴ・メバル狙いに

ITEM
オーナー 胴突波止カサゴ完全セット


オモリ付きの完全セットです。2組入りなので根掛かりしても安心。

上の鈎は掛かりやすく、下の鈎は根掛かりしにくい設計で、根周りを攻めるのに適しています。

カワハギ狙いに

ITEM
ハヤブサ 堤防カワハギ・ベラ五目胴突


カワハギやベラに適したキツネ鈎を採用した仕掛けです。エダスが短いのでカワハギの繊細なアタリも捉えられます。

仕掛けの全長は短めになっており、初心者の方でも扱いやすいでしょう。

大物狙いに

ITEM
オーナー 堤防ストロング五目完全セット


太軸小針で太ハリスの仕掛けです。

サンバソウやアイゴ、メジナなどの引きが強いターゲットにおすすめ。ショートハリスで感度も高めです。

船からのカサゴ狙いに

ITEM
ハヤブサ 船カサゴ・ガシラ五目レッドウィリー2本鈎


船からのカサゴ狙いに適した仕掛けです。鈎のチモトには赤いウィリーが付属。

ウィリーがふわふわと漂ってアピールしてくれます。

船メバルにおすすめ

ITEM
ささめ針 超メバルロングハリス 3本鈎


メバルやアジに効くロングハリスの仕掛けです。回転ビーズによって長めのハリスながら絡まないように設計されています。

ロングハリスゆえに喰いがよく、回転ビーズ式なのでハリスの交換もスピーディーです。

船での大型狙いに

ITEM
オーナー ストロング船五目胴突30cm


大型魚にも対応できる太ハリス仕様の船用胴突き仕掛けです。鈎がケイムラ仕様なのでアピールも抜群。

回転ビーズ仕様で絡みにくく、ボリュームのあるエサも使いやすい仕掛けです。


胴付き仕掛けのエサ


胴突仕掛けのエサにはさまざまなものが使えます。

ターゲットなどに合わせて最適なものを選びましょう。

青イソメ


釣具店で手に入りやすく、価格もお手頃でよく釣れる万能エサ。

カサゴやメバルなどに特に効果が高いです。


イシゴカイ


青イソメよりも細くて柔らかい小型の虫エサ。

ハゼやキスなどの口が小さい魚を狙う場合はイシゴカイが効果的です。


オキアミ


青イソメと肩を並べる海釣りの定番エサ。虫エサよりも鈎につけやすく、初心者の方にもおすすめです。

カサゴやアジ、サバなどがよく釣れます。


シラサエビ


関西の釣具店では売られていることが多い生きたエビです。

動き回るのでアピール力が抜群で、魚の喰いもよく、メバルやカサゴ、セイゴなどさまざまな魚が釣れます。

エビを活かしておくのにクーラーボックスとエアーポンプが必要です。


胴付き仕掛けで釣れる魚


胴突き仕掛けは、エサやポイント次第でさまざまな魚が狙える釣りです。

代表的なターゲットを堤防と船に分けて紹介します。

堤防

・カサゴ

堤防の底付近に多く生息する魚。

さまざまなエサに反応するため、胴付き仕掛けの好ターゲットです。

底を中心に上げたり下げたりしながらアピールするとよく釣れます。

・メバル

障害物周りなどを好む根魚です。

カサゴと比較すると浮いている場合も多いため、底以外で釣れることがあります。

テトラの際や堤防の壁際を青イソメやシラサエビで探ると釣れます。

・キジハタ

関西ではアコウとも呼ばれる高級魚。とくにシラサエビによく反応します。

カサゴやメバルなどと同様に障害物周りを狙い、引きが強いため太めの仕掛けを用意しましょう。

・カワハギ

エサ取り名人とも呼ばれ、鈎に掛けるのが難しい魚です。

小さめの鈎を使用し、マムシやアサリなどを小さめに付けて狙いましょう。

アタリがあったら、少し竿で聞いてから一気にアワセると掛かりやすいです。

・ハゼ

河口や石畳などに多い魚です。小さめ鈎とイシゴカイでよく釣れます。

・キス

河口や砂浜などでよく釣れる魚です。エサはイシゴカイで底を中心に丁寧に探ると釣れます。

小さめの細軸の鈎が吸い込みがよくておすすめです。

・セイゴ

セイゴはスズキの幼魚です。堤防の際などで捕食活動を行っていることが多く、胴付き仕掛けで壁際を探ると釣れます。

エサはシラサエビや青イソメがおすすめです。

胴付き仕掛けの画像・アジ

オキアミをエサにした胴付き仕掛けでよく釣れます。底付近を中心に探りましょう。

大型になるとかなり引きが強いため、3号程度の太めのハリスがおすすめです。

・マダイ

船の胴突き仕掛けではマダイもよく釣れます。オキアミや青イソメ、シラサエビなどさまざまなエサに反応します。

引きが強いため、3〜4号程度の太めのハリスで対応しましょう。

・メバル

船では大型のメバルが狙えます。エサはシラサエビや青イソメ、シラウオがおすすめ。

1号程度の細いハリスを40cmほど取った、ロングハリスの仕掛けがよく釣れます。

・カサゴ

漁礁や海底の岩礁地帯でよく釣れます。エサはオキアミや青イソメ、シラサエビ、魚の切り身など何でも釣れます。

根掛かりが多いポイントにはカサゴも多いため、仕掛けの予備は多めに用意しましょう。

・サバ

アジと同じくオキアミなどでよく釣れます。

よく走るため、鈎数が多い場合やハリスが長い時はオマツリに注意してください。3号以上のハリスがおすすめです。

・アマダイ

高級魚のアマダイも胴付き仕掛けで狙えるターゲットです。オキアミやホタルイカをエサにして狙います。

底にオモリを落とし、砂煙を巻き上げて集魚し、竿を聞きあげてまた落とす動作を繰り返して釣ります。

胴付き仕掛けでいろんな魚を釣ろう!


胴付き仕掛けはハリスの長さや太さ、鈎数、エサの種類などを変えることでさまざまな魚に対応できる仕掛けです。

シンプルで初心者の方でも扱いやすく、船でも堤防でも使える仕掛けですので、ぜひ作り方などを覚えて使ってみてください。
画像提供:tsuki

筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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