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海まで10分。釣り人の理想郷に住んでみた結果......

海まで10分。釣り人の理想郷に住んでみた結果……

釣り場まで2時間かかっていた東京で暮らしていた頃は、「海が近かったらな」とずっと思っていました。

そんな自分が思い切って東京を離れ、海まで車で10分ほどの田舎へ引っ越してから約1年が経ちます。

実際に暮らしてみて感じたのは、釣り人としての環境の変化だけでなく、生活そのもののリズムや気持ちの持ち方が大きく変わったということでした。

今回は、そんな移住生活の中で感じた良かった点と、正直に「気になる」と思った点をまとめてみたいと思います。

目次

田舎移住のここが良かった!

まずは、実際に暮らしてみて「これは良かったな」と感じた点からお話しします。

釣り人目線の話が中心になりますが、日常生活の中で感じた変化についても触れていきますね。

釣り場が近く、選択肢も多い

東京にいた頃は釣り場まで片道2時間ほどかかっていたため、丸一日空いた日でないと釣りに行けませんでした。

その結果、天候や潮回りが万全でなくても、限られた日程の中で無理に行くことも多く、釣果が伸びにくかった印象があります。

今は隙間時間で釣りに出られるうえ、釣り場の選択肢も豊富なので、マズメ時といったチャンスタイムをピンポイントで狙いやすいです。

この距離感や選択肢の多さが、釣りの組み立てをかなり楽にしてくれました。

おおたに

メンタルスポーツな側面が大きい釣りだからこそ、気軽に行けるようになってボウズの日の精神的ショックもだいぶ軽くなりました。

スーパーに並ぶお魚のバリエーションが豊富で楽しい

スーパーには当たり前のように、朝どれの鮮度抜群のお魚や、その地域ならではの少し珍しいお魚が並んでいます。

また、切り身ではなく丸の状態でずらっと並んでいる様子も、捌いたり内臓を見たりするのが好きな僕にとっては、熱いポイントです。

僕は釣りだけでなくお魚自体に対する興味も大きいため、魚売り場を眺めることが生活のちょっとした楽しみになっています。

おおたに

定置網にかかったコバンザメが「ドンッ」と置かれていることもありました……(笑)

人混みが少なくて快適

当たり前ですが、釣り場だけでなく生活圏全体が都内と比べると静かで穏やかです。

行列や混雑に悩まされることが少なく、時間に追われる感覚も減りました。

おおたに

この「余白」がある感じは、住んでみて想像以上に心地よかったです。

狙っていなくても絶景に出会える

ここは個人的にかなり気に入っている点ですが、特別な観光地でなくても、日常の中にきれいな景色があります。

釣りの合間や移動中、ふと目に入る海や空。そんな何気ない風景に癒やされる場面が本当に多いと感じました。

「わざわざ見に行く」のではなく、生活の一部としてそこにある景色。この感覚こそ、移住して実感した大きな魅力かもしれません。

おおたに

記事内に挿入した景色の写真は、すべて移住してから撮影したものです。

今でも、これらの景色を見たときの感動は薄れていません。

良いことばかりではないのも事実

都内でも田舎でも共通ですが、実際に暮らしてみると「最高だなぁ」と感じる面がある一方で、不満や不便を覚える場面も出てきます。

ここからは、メリットだけでなく、移住して感じた率直な感想についても触れていきます。

良くも悪くも、釣り場で同じ人と会う確率が高い

自分の中で行く時間や狙うタイミングが定まり始めると、釣り場で同じ人と会うことが多くなります。

人口が少ない分、同じ人と出会うとすぐに気づきます。

挨拶や情報交換がしやすく助かる一方で、「今日はのんびり静かにやりたいのになぁ」という日には少しストレスになることも。

さらに、以前トラブルがあった人と再会してしまうと、正直きついところがあります。

おおたに

人との距離が近いのは、好みが分かれるポイントかもしれません。

見たいもの・買いたいものを実物で見られないことが多い

自分の好きなブランドの服を扱っているお店が近くになかったり、全国を回るツアーや展覧会のようなイベントが回ってきてくれなかったりすることがしばしばあります。

逆に、「服を見に行く」「イベントに参加する」といった口実で旅行を組めるワクワクもありますが、正直、もっと気軽に実物を見られたらいいのにと思ってしまうことは少なくありません。

おおたに

僕の住んでいる場所では家電など日用品は問題なく見られますが、趣味性の高いものほど、選択肢が少なくストレスを感じてしまいます。

移住前に考えたい、仕事との向き合い方

田舎移住で一番大切なのは、やはり仕事のことだと思います。

自分は場所に縛られないフリーランスだったため、比較的スムーズに決断できました。

仕事の性質上、取引相手とオフラインで打ち合わせをしたり、現地に出向いたりする場面はあまりありませんが、そのような用事が入った際は多少の不便を感じることもあります。

ただ、現時点では大きな不満になるほどではなく、全体としては無理のない範囲でやれています。

通勤や職種の制限がある場合は、事前にしっかり計画する必要があります。

おおたに

仕事自体は同じでも、環境が変わることで続けづらくなることもあると思うので、慎重にご検討ください。

ふとしたとき、寂しい

僕は去年移住するまでの26年間を関東で過ごしてきたため、関東に友達や実家があります。

それでも、僕の場合は移住前の学生時代から2年間ほど、鳥取に毎週のように通っていた経験があったので、寂しくならずにやれるだろうと考えて、引っ越しを決断しました。

これほど入念に下見(?)をしてから移住した僕でも、移住してから約1年がたった最近、ふとしたとき、説明のつかない大きな寂しさに襲われることが、正直あります。

今まで気にしていなかった環境の違いや、些細な不便さが大きなストレスとなってしまうこともあるため、現状の自分にとって何が大切かをよく検討し、納得してからの移住をおすすめします。

おおたに

都心の喧騒に疲れたという理由だけで田舎に移住すると、知らず知らずのうちに大きなストレスを抱えることになるかもしれません。

楽しく素敵な出会いがたくさん!でも計画的に!

釣り人にとって魅力的な環境なのは間違いありません。

ただし、勢いだけで決めるよりも、仕事や生活のバランスを考えておくと安心です。

自分のライフスタイルに合えば、田舎暮らしはとても心地よい選択肢になると思います。

撮影:おおたに

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