石ゴカイは万能な釣りエサ!?付け方や保管法、飼育もできる!

2018/03/13 更新

石ゴカイは、釣具屋さんでも販売されている生きエサのひとつ。海釣りをされる方には馴染み深いエサではないでしょうか。今回、石ゴカイについて生態や釣れる魚、針への付け方、さらには飼育方法までご紹介します。


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石ゴカイとは

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石ゴカイとは、環形動物門多毛綱に属する動物のひとつ。主に海釣りのエサとして用いられます。

石ゴカイの特徴

石ゴカイは、大きいもので10センチ程度までせ成長することがありますが、イソメなど多毛類の中では小ぶりで細く、柔らかいのが特徴。

石ゴカイの生息地

石ゴカイの生息地の画像
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石ゴカイの生息地は、アサリやハマグリが獲れる波静かな遠浅の干潟に。砂泥の中にある有機物やプランクトンの死骸をエサに成長し、干潟のゴミ掃除係のような役割を担います。また生息地には、石ゴカイをエサとする様々な生物や野鳥が集まってきます。

青イソメのと違い

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石ゴカイとアオイソメは、意見するとほぼ同じ。違いとしては、アオイソメより身が細く、身が軟らかいことでしょう。

▼青イソメを紹介している記事です。


石ゴカイで釣れる魚

石ゴカイをエサに用いて釣れる魚はとても多く、あらゆる場面でエサとして有効です。ここでは石ゴカイで釣ることができる代表的な魚をご紹介します。

ハゼ

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ハゼは干潟や河口部でよく見られるスズキ目ハゼ亜目に分類される魚の総称。大きさは1センチほどのものから50センチを超えるものも。秋が釣れるベストシーズンで、天ぷらの具材として珍重されています。

キス

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キスは砂泥底を好むスズキ目スズキ亜目キス科に分類される魚の総称。釣りで主に対象とするのはシロギス。ゴールデンウィーク明けから晩秋までが釣れるベストシーズンです。シロギスは透き通った美しい身質で天ぷらの具材として珍重されています。

メバル

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メバルはカサゴ目フサカサゴ科メバル属に分類される魚で、大きな眼が特徴。岩礁帯の藻場に群れで生息します。春告魚の別名があるように、初春から梅雨明けまでが釣りのベストシーズン。夏期は沖合の深場で過ごし、晩秋の水温の低下とともに産卵で浅場に移動するため再び釣れるようになります。

カサゴ

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カサゴはカサゴ目フサカサゴ科に分類される魚で、大きな頭と愛嬌のある顔つきが特徴です。岩礁帯に好んで生息し、生息エリアはメバルと重複していることが多いです。タナはメバルより深めの底近く。釣りのベストシーズンもメバルとほぼ同様です。

メゴチ

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メゴチはメゴチカサゴ目コチ科に属する魚で、砂泥底を好む底生魚です。生態はハゼやキスと良く似ており、これらの魚の外道として釣れることもしばしば。釣れるベストシーズンはキスと同じでゴールデンウィーク明けから晩秋までとなります。

チヌ(クロダイ)

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チヌ(クロダイ)はタイ科に分類される魚の1種。生息域が広いことで知られており、河口など汽水域から外洋の磯場まで幅広く分布しています。グレ(メジナ)とともに磯釣師に人気のある魚で、ルアーなど様々な釣り方で狙えます。春の産卵を控えエサを積極的に追う時期、産卵後に体長が回復する夏以降が釣れるベストシーズンです。

石ゴカイの付け方

エサの付け方の画像
制作:TSURI HACK編集部
石ゴカイはさまざまな魚に有効なエサですが、魚の活性に応じて、針への付け方を一工夫すればさらに釣果アップが見込めます。石ゴカイの釣針への付け方の代表的な方法をいくつかご紹介します。

チョン掛け

チョン掛けは石ゴカイに与えるダメージが最も少なくなるよう、釣針が石ゴカイの体の最も硬い頭部を中心に、引っ掛けるイメージで貫通させる方法です。魚の活性が低い場合に有効で、メリットとして石ゴカイが弱るのを遅く出来、ウネウネとした動きが誘いになることが挙げられます。反面、エサが針から外れやすいデメリットがあります。

通し刺し

通し刺しは汎用性の高い付け方で、石ゴカイが口を開いて牙を出す瞬間に針を差し込む方法でチモト部分が身の中を通り、串刺しに近くなります。魚の活性が高い時は頭を残し、低い時は切り落とします。エサが外れにくいメリットがある反面、エサの弱りが早いのがデメリットです。

房掛け

房掛けは夜釣りなど魚の活性が高い場合の大物狙いに有効な付け方です。複数の石ゴカイをまとめて一つの釣針につけることでボリュームと動きでアピール。1匹目は通し刺しにし、2匹目以降はちょん掛けにして1つの釣針に3~5匹付けるのが一般的です。

縫い刺し

縫い刺しは石ゴカイの体を縫うように釣針を貫通させる付け方で、石ゴカイに与えるダメージが最も大きく、殆ど死んだ状態になってしまう付け方です。動きによるアピールは期待できませんが、石ゴカイの体液が多く出る分、臭いによるアピールが強く、エサがとられにくいメリットがあります。

付ける際の便利グッズ

石ゴカイなど多毛類は見た目、動きが苦手で触れないという方は多いと思います。「素手で触るのは勘弁」という方にオススメのエサ付けアイテムがメーカーから販売されています。クチコミの評価も高いようですので、エサ付けが苦手な人は一度使ってみてはいかがでしょう。
ITEM
ダイワ 爆釣ミミズくん

もっぱら川での雑魚釣り用ですが、一度使ったらもう手放せないくらい便利です。針先を刺すだけでなく伸ばした状態でミミズを選り分けるのにも重宝します。ちなみに青イソメ等の海エサにも使えました。オススメの逸品です。


ITEM
ナカジマ 虫エサセッター

暴れるイソメに塩や専用のパウダーをかける手も勿論あるんですが、やはり弱ってしまうというネックがある。指先でなかなか押さえつけられずにイラつく事が多いので重宝します。女性にも評判がいいようです。


石ゴカイの値段

小銭の画像
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一般的に石ゴカイの値段は、同じ多毛類でよく使われるアオイソメと比べると同じ価格か、少し高い値段で販売されています。販売されている地域によって違いますが、平均的にアオイソメが65グラムで500円前後、石ゴカイが50グラムで500円前後といった具合で販売されていることが多いようです。
ITEM
活きエサ SUPER石ゴカイ

釣り歴わずか3年足らずなので、自信をもっていうことはできませんが、これまで何度か買った中で一番元気だったように思います。おかげさまでキスをかなり釣ることができました。 



石ゴカイの保管方法

釣りに行く前は沢山釣れることをイメージして、ついついエサの石ゴカイを多めに買いがち。しかし、行ってみると魚の活性が低く、エサがとられることがなかったということ、以外と多いのではないでしょうか。余ったエサを捨てるのは勿体ないですね。次の釣行のために保管方法を知っておくと役立ちます。

弱った石ゴカイを取り除く!

ピンセットの画像
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最初にすること、それは余った石ゴカイの中から弱ってしまったものを取り除くことです。弱った石ゴカイは周りの元気な石ゴカイも弱らせます。

冷蔵庫保管

冷蔵庫の画像 釣具店でエサの石ゴカイを買ったことがある方ならご存じかと思いますが、販売されている石ゴカイは冷蔵庫で保管されていることが多いです。ご家庭でも石ゴカイを保存する上で冷蔵庫を使いましょう。ここでは冷蔵庫保管の際に注意する点やワンポイントをご紹介します。

生息環境と同じにしよう!

干潟の画像
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石ゴカイは元々干潟や砂浜にいる生物。干潟に近い環境を整えてやるのがいいでしょう。保存用容器に浜から採取した海水で湿らせた状態の砂を入れます。ここで注意したいのは海水を入れ過ぎないことです。
ITEM
ロック&ロック HPL-806 350ml

冷え過ぎないようにしよう!

新聞紙の画像
出典:GATAG
冷蔵庫保管をする際は、冷気が直接容器に当たらないようにすることは重要です。急激な低温状態は石ゴカイに良くありません。石ゴカイが徐々に低温状態に慣れ、冬眠に近い状態に近づけてやるのがベスト。そのためには保存容器を新聞紙などで包むことをオススメします。

温度管理は重要!

野菜室の画像
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冷蔵庫で石ゴカイを保存する場所は、冷気の強さがマイルドな野菜室が適しています。理由は急激な低温状態は石ゴカイに良くないこと。容器を新聞紙で包むことにも関連しますが、ゆっくりと時間をかけて低温状態に石ゴカイを慣れさせるための配慮です。

石ゴカイの飼育方法

冷蔵庫で一時的に保管する以外に、石ゴカイを飼育することもできます。年間の釣行回数が多い方は、水槽を用意して飼育してみると石ゴカイの生態がわかり、釣りをする際に役立つかも知れません。

飼育に必要なアイテム

飼育に必要なアイテムとしてまず用意するのが水槽。熱帯魚用として販売されているものがそのまま使えます。石ゴカイは小さいので小さめのサイズで十分でしょう。
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水作 NEW きんぎょファミリー

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湧水の砂 プレミアム 1リットル

環境のイメージ

干潟の画像
出典:PIXTA
石ゴカイを上手に飼育するコツは、石ゴカイの生息する干潟や砂浜に近い環境を水槽内に再現してあげることです。具体的には水槽内の砂を緩くスロープ状に敷き、一方を海水で満たして水溜まりを作ります。干潟や砂浜には海水で湿った場所とそうでない場所がありますが、そのような環境を水槽内に作るのがポイントです。

飼育時の注意

石ゴカイなど多毛類は日中は砂の中に潜り、夜間にエサを求めて活動します。よって日の光が当たって温度変化がある場所より、温度が安定した暗い静かな場所のほうが弱りにくいです。

石ゴカイのエサ

石ゴカイのエサは諸説有り、一概に決まっていませんので、鰹節や食べ残してしまった魚介類などをエサとする場合、熱帯魚のフレークエサを与える場合など様々です。
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オーシャンニュートリション フォーミュラ1 フレーク 海水魚の基本食

石ゴカイは海の生態系を支える砂の下の力持ち!

出典:PIXTA
海の環境を良くするために干潟の再生が、日本各地の港で行われています。干潟には今回ご紹介した石ゴカイを始め、多くの多毛類が生息しており、その活動は水質の浄化に役立っています。また、これらの多毛類を狙ってカニなど甲殻類、ハゼなどの魚や野鳥が集まって食物連鎖を通じた生態系が構築されます。見た目で苦手な方が多い石ゴカイですが、海の生態系を支える「縁の下の力持ち」ならぬ、「砂の下の力持ち」でなないでしょうか。

イシゴカイの画像
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グランダー三平
グランダー三平

三度の飯より釣り好き。 幼少期より川・海問わず色々な魚種を釣ってきました。 釣った魚を食す幸せを伝えたい!

 

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