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アジ釣りは『時期』が重要! シーズンごとの傾向とポイントが合えば簡単に釣れます

アジの通年における回遊パターンを基に、アジが釣りやすい時期や釣りにくい季節をまとめました。シーズンによって釣り方の工夫やポイントも異なります。ご自身がアジ釣りにいく時期に合わせ、アジング・サビキ釣りの参考にしてみてください。

目次

アイキャッチ画像提供:釣り好きまっちゃん

アジは時期に左右される釣り物

今回はアジ釣りの時期についての記事です。

以前、パパ友達から「初めての釣りに行ったけど、アジがまったく釣れない」と、絶望的なトーンでで相談を受けました。

海釣りといえばアジ。簡単に釣れる魚なんでしょう? という印象を持っていたんだと思います。

実は、アジは一筋縄でいかない魚だったりします。アジは時期で釣果が大きく左右する釣り物なんです。

時期をつかめばこの通り!

良いシーズンにアジ釣りをすれば、写真のように大漁です。

しかし、シーズンを外してしまえば釣果が0……ということも。

それだけアジ釣りにとって、時期は大切な要素なんです。

アジ釣りが時期に左右される理由

アジは四季に合わせ、外洋から湾内を旅する回遊魚。

餌を求め、広い範囲を旅しています。

なので、堤防から仕掛けが届く範囲にアジがいる状態で釣りをすることが重要なんです。

アジの回遊による豆知識

アジは一般的には「マアジ」と呼ばれる種類を指しており、その中でも2パターンの個体が存在します。

どちらも同じマアジですが、回遊性が強く体が黒っぽい個体を「黒アジ」。

回遊せず湾内に住み着き、体色が黄色がかっている個体を「金アジ」と呼びます。

後者の金アジは瀬つきアジや黄金アジとも呼ばれ、同じマアジでも高値で取引されています。

▼旬の時期はいつ?

1年を通じて出回っている魚ですが、産卵前の4月~7月が最も美味しい旬の時期です。

年間を通したアジの生活リズム

▼3〜6月

徐々に外洋から湾内へ入ってきます。

この時期の成体は湾内の出入り口付近を回遊することが多く、海水温の上昇とともに湾の奥へ回遊コースを広げます。

▼6〜7月

湾の奥まで回遊をはじめますが、成体は朝夕の日の出・日の入りの時間のみの場合が多いです。

港内でみかけるのは早春に孵化した小型がメインです。

▼7〜11月

河口付近の湾奥まで回遊し、港内や堤防の足元でアジが確認できます。

海水温が低下するにつれ、回遊の時間帯が徐々に減ってしまいます。

▼12〜2月

水温の低下と共に、水温が安定した深場に移動します。

全国的なアジ釣りの時期は初夏〜晩秋

全国的な目線で見ると、アジ釣りのシーズンは初夏から晩秋にかけて。

それぞれ特徴と攻略のコツは異なるので、ご自分で釣りをする時期に合わせて見極めましょう!

初夏(6〜7月)

初夏は10cm前後の「豆アジ」と呼ばれるサイズを釣ることができます。

プランクトンを捕食するために海面付近に群れていることが多く、回遊も頻繁にみられます。

アジの回遊が少ない地域でも、このシーズンだけは小型のアジが堤防際まで回遊することがあるようです。

こんな場所がオススメです

安定的に良型の回遊があるベストシーズンはまだ少し先です。

釣り人が多い場所=釣れている可能性が高く、ポイント選びの目安となります。

初夏のアジはこうして食す!

豆サイズのアジはカラッと揚げて南蛮漬けがオススメ!

頭から骨まで食べられて、カルシウムが満点です。

夏〜晩秋(8〜11月)

8〜11月はアジの数はもちろん、サイズも良いベストシーズンです。

しかし、この時期から注意しなくてはいけないのが、アジの回遊状況です。

季節の運びにあわせて広い範囲を移動するため、少し前は釣れたのにまったくダメ……ということがありえます。

そんな場合は、魚の食い気が増す日の出・日の入りの時間帯を狙ってみましょう。

こんな場所がオススメです

海釣り公園や、釣り場として有名な堤防でも回遊のチャンスがあります。

今釣れているかどうかの確認は、釣具屋さんで情報収集するのがベストです。

■おすすめの海釣り公園をまとめています。

ハイシーズンのアジはこうして食す!

良型が釣れるハイシーズンは何といってもお刺身が絶品!

釣れた際は氷締めや血抜きなどの処理を行うと、より一層美味しく頂けます。

アジング(ルアー)の場合

このシーズンは、ルアーを使ったアジングでも好釣果が期待できます。

アジングデビューにも最適ですよ!

もっと数を伸ばすには

良いシーズンだからこそ、たくさん釣りたい! という方も多いはず。

ちょっとしたコツを紹介します。

仕掛けを工夫する

餌になかなか反応がなかったり、アタリはあるけど針に掛からない渋い場面に直面することもあります。

サビキ仕掛けの場合はアミエビを針に刺したり、針を小さくしたり仕掛けを工夫してみましょう。

トリックサビキの導入もひとつ手ですよ!

時間を工夫する

アジは日の出・日の入りの時間帯に接岸することが多くみられます。

時間をしぼって釣りにいくのも好釣果の秘訣です!

ポイント選びを工夫する

ベストシーズン=釣り人も多く、回遊ポイントに釣り座を構えられるかも勝負の分かれ目!

少し早起きをして釣り場にいく。何箇所か回ってみるなど、場所選びに工夫をするのも重要です。

それでも釣れない時は?

回遊魚のアジ釣りには何といってもやっぱり情報が命。

地元の釣具屋さんに情報を聞いてみましょう!

また、釣り場での挨拶やコミュニケーションが良い釣果に繋がることもありますよ。

冬と春は釣れないの?

冬と春ですが、アジが釣れる時期かと言われると難しいところなんです。

全国的には難しいですが、局所的に釣れる地域もある。というのが答え。

九州や四国、北陸地方の一部や離島など、外洋に面した地域であればビッグサイズを狙うチャンスがあります。

初心者には難しい時期?

海水温も低下し、アジの食欲が落ち込んでしまいます。

回遊・釣れる時間があるのは1日のうちで1時間。日によっては数十分ということもあるほど。

なので、これから釣りを始める人にはちょっと不向きなんです。

産卵前はチャンスがあるかも

西日本では1~4月。東日本では2~5月がアジの産卵時期です。

アジにとって、産卵時期の前半は栄養を蓄えるための大切な時期。

なので、外洋に面した地域は餌を求めた大型のアジが接岸する可能性もあります。

日の出・日の入りは特にチャンス! 大型のアジは引きもパワフルですよ。

地域によってはこんなことも

アジは魚食性を持つ魚なので、魚の稚魚につきまとうように接岸することがあります。

代表的な例で言えば、3〜4月の稚鮎の遡上。

お近くに鮎が見られる川の河口、かつ外洋に面しているなどの条件が揃う場所はありませんか?

もしかしたら、大アジを狙うチャンスがあるかもしれません!

キーは水温の安定した場所!

水温安定が見られる港や堤防があれば、そのまま居つく群れも存在します。

適水温である16~20℃に近い水温を探すことがアジ発見のキーポイントとなるでしょう。

灯りに群がるアジを狙う

夜の常夜灯周りには餌となるプランクトンなどが集まってきます。

特に冬場は数少ないアジを見つける大指針となるので、見逃せないシチュエーションとなります。

また冬の夜釣りは一段冷えるので防寒対策をしっかり行い挑みましょう。

アジング(ルアー)の場合

ワームやメタルジグで狙う場合は、ルアーのサイズ・アクション・フォールスピードとシビアな調整を求められます。

ですので、ジグヘッドやワームも数多く用意しなければなりません。

反応を見ながら正解を探していくので時間が掛かりますが、全ての条件が合致した際は餌釣り以上の爆発力を誇ります。

タモの準備も忘れずに

数は出にくい冬ですが、予想を超えるビッグサイズとの遭遇も十分あります。

せっかく掛けたのにキャッチ出来なかった……なんてことのないようタモの準備を行いましょう。

パパ釣り人代表として

筆者は2児のパパ。休みがあえば子供を釣れて釣りにいきます。

アジ釣りはファミリーフィッシングにも最適で、釣って楽しい食べて美味しい最高のアクティビティです!

釣ったあとの料理もみんなで作れば楽しさ倍増♪

画像提供:釣り好きまっちゃん

アジ釣りの準備をしよう

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