尺アジってどこで釣れるの?

みんなSNSとかに尺アジアップしてるけど、どこで釣ってるの?
そう思う方も多いんじゃないでしょうか。
同じエリアで釣りをしているのに、いくらやっても豆アジしか釣れないなんて方も多いはず。
尺アジならではのポイントがある
尺アジ(約30センチ)と豆アジ(約10~20センチ)では、食性や生態に大きな違いがあることをご存知でしょうか。
『豆アジが釣れている場所では、なかなか尺アジを釣り上げられない』という構図が成り立つのは、これが要因の一つです。
つまり、尺アジと豆アジの違いを抑えることで、尺アジを釣り上げるチャンスがグッと多くなるはずです。
ベイトが溜まるエリアを選定しよう

尺アジが主に捕食するのは小魚。
豆アジであれば、アミなどのプランクトンを主に捕食していますが、サイズが大きくなるにつれ、魚食性が強くなるのです。
そのため、ベイトが豊富なポイントを選ぶことが、尺アジを釣り上げるための第一歩となるのです。
ベイトの有無を見分けるポイント

ベイトがいれば、それだけ他の捕食者が集まってきます。
そのため、見つけやすい他の捕食者を探してみるのも一つの手です。
ナブラやカモメなどの野鳥がいないか、注意深く観察してみましょう。
カタクチイワシの群れが接岸するタイミングで、尺アジもこのベイトを追いかけて一緒に射程圏内まで入ってくることが多いですよ!
回遊する場所も異なる

豆アジは主にブリやヒラマサなどの捕食対象になりやすい魚でもあるため、天敵が少ない沿岸や漁港、河川などを回遊します。
対して尺アジは、外洋で自ら積極的にベイトを追い回すことが多くなります。
そのため、外洋を回遊しているアジの通り道になるような場所を選定しましょう。
外洋(ニアディープなポイント)に面した防波堤

沖からアジが接岸してくると、最初に通りかかるのが磯や漁港の先端といった潮通しの良いポイントになります。
どこでも良い訳でなく、少し沖が深い(水深が20m以上あるとベスト)ようなポイントがおすすめです。
常夜灯まわりは鉄板

豆アジ狙いでも定番の常夜灯周り。尺アジ狙いでも欠かせないポイントの一つです。
イワシやバチなどの、ベイトが目視出来ればしっかり狙ってみましょう。
ただし、あまり奥まったエリアにある常夜灯よりも、外洋に面した場所の方が尺アジが回ってくる確率は高くなるでしょう。
明るい場所や明暗を攻めてみて反応が無ければ、近くの暗がりもしっかり探ってみるのがおすすめですよ!
河口なども狙い目の一つ

河口は山からの養分が集まり、食物連鎖が起きやすいポイントの一つ。
プランクトンやエビが集まり、それを捕食する小魚、小魚を狙ったフィッシュイーターが集まる……という構図です。
当然、尺アジもこの豊富なベイトを求めて、回遊してくる可能性があります。
サイズが伸び悩むようであれば、早々に見切りをつけるのもオススメです。
沿岸を回遊しやすい時間帯

尺アジ狙いであれば、いわゆる「朝マヅメ」「夕マヅメ」といったマヅメ時は外せません。
プランクトンの活動に合わせて、小魚が活動をはじめ、それを捕食するフィッシュイーターが活発に動き始めるためです。
チャンスを逃さないように、この時間帯は集中してキャストを繰り返しましょう!
尺アジ狙いだからこそ積極的に使いたいリグ

豆アジ狙いであっても、尺アジ狙いであっても、基本的な釣り方に変わりはないのですが……。
尺アジだからこそ、ローテーションの一つに加えたいリグやルアーがあります。
フロート&キャロライナリグ

チャンスを逃さないためにも、キャロライナリグやフロートリグといった、広範囲に探りやすいリグを選ぶのもオススメです。
ティクト Mキャロ ノーマルスライド
アルカジック シャローフリーク ダイブ
小型のメタルジグ

魚食性が強い尺アジだからこそ、ベイトを意識したルアーも選択肢の一つとなります。
場所や水深に合わせて、10グラム前後のメタルジグを使うのもオススメ。
シルエットが小さく、飛距離を稼ぎやすいので、尺アジ狙いにはぴったりなルアーです。
キャロやメタルジグなどで一通り探っても反応がない時やアタリがあってものせきれない時は、ジグ単も積極的に使いましょう!
事前の情報収拾は忘れずに!

実釣する地域で尺アジの釣果が上がっているか否か、情報収拾をするはマストで必要!
釣果情報サイトやSNS、最寄りの釣具店で直近の釣果があるか、確認してみましょう。
尺アジを釣り上げよう!

今回ご紹介した「回遊場所」「食性」「時間帯」などを意識すれば、きっと尺アジにたどり着けるはず!
もちろん地域によって特性が異なる場合もありますので、周辺の釣果なども参考にしつつ、尺アジを狙いに出かけましょう。
