ムツゴロウを探して、いざ有明海へ!
海岸線を走っているといきなりこんな可愛いトイレがお出迎えです。
佐賀県ではムツカケ体験やムツゴロウ料理を楽しむことができます。
観光資源としてもムツゴロウは重要な役割を果たしているのです。
干潟は生物の宝庫
干潟に出てみると良い感じに潮が引いています。
そして、探さずとも沢山のムツゴロウたちが泥浴びしたりジャンプしたり喧嘩したり。
トビハゼやヤマトオサガニも含め、泥の上は大賑わいです!
すぐ逃げる(汗)
「これは楽勝や!」と、干潟に近づく。すると、沢山いたムツゴロウたちが一斉にサッと巣穴に潜ってしまいました。
これは身をかがめた遠投が必要そうです。
10m程離れていれば、ムツゴロウがこちらを意識するものの逃げません。
1m奥へピンポイントキャスト
この釣りの一番の楽しみであるピンポイントキャスト。
ムツゴロウに悟られないよう、シャープなキャストが必須。泥にフックがめり込まないよう、ソフトに着地させます。
キャスト制度に加え、サミング技術が無いと成立しない釣りなんです。
泥を滑らすように引くべし
仕掛けを近づけていくと、ムツゴロウは逃げようとします。
そのギリギリのところで、泥の上を滑らせるようなイメージで針を引きます。
今回はムツゴロウがジャンプすると同時にフッキング!
空中ヒット!
ジャンプで逃げようとしたムツゴロウに空中でフックが見事に命中。
もんどりうって泥に墜落するムツゴロウ。逃げられる前に一気に糸を巻きます。
ムツゴロウを釣獲
やりました!可愛い干潟のアイドルを釣獲です。
空の外敵から身を守るために、目が頭部の天辺についてますね。
干潟を歩くために、胸ビレが大きく発達しているのも分かります。
手に取ることでその魚をより深く知ることができる。フィールドワークってやっぱ楽しいものです。
ムツゴロウを食べます
僕たちの釣りは「サバイバルスタイル」
せっかく九州まできて、ムツゴロウだけでは終わらないのが僕らの釣行。
次のターゲットを求めて、また別の場所へと向かいます。その前に腹ごしらえが必要なんです。
ということで、今日の晩ご飯はムツゴロウにしましょう。
捌いていきます
胃の中は緑のペースト状でした。珪藻を食べていることを実感できます。
筋肉は赤みががってて、貧酸素耐性が強そうだなって印象を受けます。
素焼きとお刺身で
まずはシンプルに素焼きにしていきます。
香ばしい匂いが食欲に拍車をかける。
あぁ、お腹空いたなぁ〜。
醤油と砂糖でタレを作り、「かば焼き風」も追加。これが、怪魚ハンター山根の晩御飯です。
個人的にはお刺身がとても美味しかったです。やや水っぽいのですが、珪藻由来のほのかなスイカの香りが絶品でした。
アユもそうですが、食べるもので香りが決まるのですね。ごちそうさまでした!
ライタープロフィール
山根 kimi ヒロユキ
“初めての1匹”を求めて、世界中どこへでも行く怪魚ハンター「山根ブラザーズ」の兄。釣りに留まらず、ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017