【ムツゴロウ】有明海の名物をテクニカルに引っ掛け釣りで狙います!

2022/11/02 更新

ムツゴロウを釣って食べる。Googleで「ムツゴロウ」と検索すると、動物探求家の畑 正憲(はた まさのり)さんの情報ばかり。お魚業界では泥の上を華麗に踊る「小さなハゼ」を指すのですが……みなさんこの魚をご存じでしょうか?

目次

ムツゴロウってどんな魚?

釣ることすら躊躇う可愛さ

ムツゴロウ 魚

有明海や八代海に生息するハゼ科の魚で、体長は15〜20cm程度まで成長します。

ムツゴロウが生息する地域では、ムツやホンムツと呼ばれ、食材としても利用されている魚です。

空気を使って呼吸します

ムツゴロウ 魚

ムツゴロウはこのように、干潮時の「干潟」に姿を現します。

魚なのにどうやって呼吸するのか不思議ですよね。ヒントは所々に見える水たまりです。

皮膚で呼吸します

ムツゴロウ 呼吸

ムツゴロウは皮膚が濡れていれば呼吸することができます。

乾きそうになると水たまりや濡れた泥で、泥浴びをする姿を観察することができます。

因みに満潮時は巣穴に潜って過ごします。

ムツゴロウの保全状況は?

ムツゴロウは、1991年に希少種、1999年に絶滅危惧Ⅱ類(VU)、そして2007年からは絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。

つまり、生息数が減少してしまっていることが示されており、原因として生息域の縮小が指摘されています。

ムツゴロウには干潟が必要

ムツゴロウ 干潟

ムツゴロウは干潟の泥に繁茂した珪藻(コケ)を食べるベジタリアンなのです。

“「有明海の干潟について、1978 年度から 1989~1991年度で比較すると、この間に、干潟は 22,070ha から 20,713ha(6.1%減)、1997 年には諫早干拓事業により、1,550ha(7%減)の干潟が減少した」”

※環境省・資料4-7(3章関係)有明海・八代海等の環境等変化(藻場・干潟等)より

様々な原因で生息域を奪われたムツゴロウは主に1990年代後半に大きく生息数を減らしました。

有明海ではムツゴロウの捕獲禁止区域や期間が設定されていますので必ず守りましょう。

ムツゴロウの釣り方

珪藻(コケ)を食べるのにどうやって釣るの?

ムツゴロウ コケ

餌を使わずに引っ掛けます。アユやボラのようにコケを食べる魚は、引っ掛けるのが一番手っ取り早いという訳です。

今回は有明海で伝統的な漁法として有名な、「ムツカケ」を真似してみたいと思います。

「なんだ、引っ掛けか」って、思うでしょ?

ひっかけ釣り

侮るなかれ。引っ掛け釣りってめっちゃ難しいんですよ。

ボラ掛けやヘラチョウザメのスナッキング、アユの友釣りも経験してきましたが、奥深さや趣の良さが引っ掛け釣りにもあるのです。

今回はトレブルフックとスプリットリングとなすオモリで自作してみました。

 

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