特急現る!?
その中でも気になったのが、電車結びをリメイクしたノット。まさに特急って感じじゃないですか?(笑)
というわけでやってみた
今回はTSURI HACKユーザー様より頂いたコメントを元に、とあるノットを実験開始。
何しろ、初心者から上級者まで愛用されている電車結びがベースとなっている方法みたいです。
さっそくやっていきましょう!
結び方はこんな感じらしい
①電車結び同様、PEラインとリーダーを重ねます。
②PEライン側でルアー結束でお馴染みの“ハングマンズノット”を施します。
この時、結束部がリーダーの上を移動できるように程よく締め込みましょう。
リーダー側もハングマンズノット
③リーダー側にもハングマンズノットを施します。
結束部がグチャっと潰れないよう、ある程度テンションをかけながらリーダー端線を引っ張るのがコツです。
引っ張って完成
④PE・リーダー本線を引っ張り、結束部を合体させ、余分な端線をカットしたら完成。
所要時間もそれほどかかりません。冒頭で述べた通り、電車結びのハングマンズVerと言ったところでしょうか。
気になる強度は!?
見た目は強そうなノットです。ですが、数字でその強度をチェックしたいところですよね。
ドラグチェッカーを使用して強度テストを実施しました!
PE0.3号×リーダー1号
0.3号 | 結束強度(㎏) | 結束強度(%) |
1回目 | 1.20 | 57.1 |
2回目 | 1.40 | 66.7 |
3回目 | 1.10 | 52.4 |
4回目 | 1.20 | 57.1 |
5回目 | 1.00 | 47.6 |
平均スコア | 1.18 | 56.2 |
以前行った細ライン結束強度テストでは、電車結び41.6%の結果から、約15%の強度アップが見られました!
電車結びに比べると若干複雑な工程となりますが、これならハングマンズverがいいかも知れませんね。
細ラインのみではサンプルが足りないので、号数を上げて算出してみましょう。
PE1.0号×リーダー3号
1.0号 | 結束強度(㎏) | 結束強度(%) |
1回目 | 4.10 | 78.1 |
2回目 | 3.30 | 62.9 |
3回目 | 3.70 | 70.5 |
4回目 | 3.40 | 64.8 |
5回目 | 3.50 | 66.7 |
平均スコア | 3.60 | 68.6 |
さすがにFGやSCの摩擦系ノットの強度には及びませんでしたが、こちらも通常の電車結びをはるかに上回る結束強度を見せてくれました!
単発ですがテスト1回目にまさかの78%を記録しているので、もっと上手く組めれば更に平均スコアを上げれるかも知れません。
貴重なご意見ありがとうございました!
これは使えるかもですね~