人生至上最高のリールに出会う

TSURI HACK編集部のイシカワです。
突然ですが私、とっても大切な相棒ができました。
“人生至上最高なんじゃないかな”って思うほどの気に入りっぷり。このリールは本当に素晴らしい。
19ヴァンキッシュ C3000MHG

そう、19ヴァンキッシュ。
番手はエギングをメインにしたチョイスです。
発表当初からずっと楽しみにしてきて、使いはじめて数か月。真心と愛を込めたインプレをお届けします。
“飛距離が伸びる”という話は本当なのか?

大きな変更点として、ロングストロークスプールが採用されています。
これにより飛距離が向上などと書いてありますが、「スプールで飛距離なんて変わるんかい」というのが筆者のホンネ。
でもね……これが、驚きなんですよ。
あ、飛んでるわ

“ルアーの飛行音”が違うように思います。
つまり、ラインの放出がスムーズで、ルアーが姿勢よく飛んでいくイメージでしょうか。
軽量化による恩恵は?

19ヴァンキッシュといえば、軽量化でしょう。いうまでもなく軽いです。だって、170グラムしかないんですよ?
8.6フィートMLクラスのエギングロッドとの相性も最高! 持った感覚はライトゲーム用のタックル。衝撃的でした。

動作がとにかく軽快! これで疲れは軽減されるでしょうね~。
回遊待ちのエギングは、疲労で集中力が途切れがち。投げ続けられる・シャクリ続けられるというのは、釣果に差が出る要因かも。

シーバスで感じた“巻きの感度”

ヴァンキッシュは巻きの感度が良いって聞いたことがあります。
ちなみに、これもまっったく信用していません。「プラシーボ効果じゃん」って思っちゃうんですが……。
あ、なるほどね

いつものポイントで、巻き感を感じ得なかったルアーを使用してみました。
一番驚いたかもしれません。操作感がしっかり手元に伝わってくるんです。
つまり、流れの攻略がしやすいということ。シーバスにも非常に良いリールだと思います。

メバリングで感じた“繊細さ”
あまりの軽さにメバリングでも使用しちゃいました。
言葉で表しづらいので、繊細さという表現をさせていただきました。
どういうことかというと……。
ものすっごくゆっくりルアーを動かせる

メバリングでプラグを“ものすごーくゆっくり”動かさないといけない場面、ここでもその能力を発揮してくれました。
使用した番手はC3000MHG。体感的には1000番クラスのリールでしょうか? 大げさな表現ですけど、驚くほど繊細なアプローチができたイメージです。
リトリーブ速度の幅が広い。個人的には大興奮したポイントです。

さらに使いこむ

じゃん! 夢屋のカスタムスプールです。
これにより、カスタムスプールはPE0.6号を巻いてエギング・他用に。

標準のスプールにはPE0.3号。餌釣りやライトゲーム用に。もう、万全の布陣ですよ!
でも、少しだけ未練があります

私はいわゆるマルチアングラー。シーバス・サーフ・ショアジギ・エギング・ロックフィッシュ・ライトゲームと幅広く楽しんでいます。
ですから購入前、C3000MHG 3000MHG 4000XGの3機種で悩み続けていました。
3000MHG、4000XGはボディ対比で見ても自重が驚異的。でも汎用性ならエギング番手だし……なんて堂々巡りを繰り返し、ついに決めたというわけですね。
たぶん、4000番クラスはもっと“ヤバい”んだろうけど……

巻き感・スプールの恩恵・自重の軽さを感じたからこそ、思うことがあります。
サーフなどの体力を使う釣りでも、大活躍をするはずです。長時間キャストを続ける場面には最高でしょう。
ただ、気になるのはラフコンディションでの使用。磯やサーフ、ウェーディングでの使用がメインなら、堅牢さを強みにしたリールの方が良いかも……と思う部分もあります。
これからも愛し続けます

今回は体感で愛をお届けしましたが、スペック的にも本当に素晴らしいリールだと思いますよ!
シマノ 19 ヴァンキッシュ C3000MHG






