ルアーでハゼを狙う?ハゼクランクとは?
餌釣りの手軽なメインターゲットであるハゼ。なんとそれをルアーで狙うハゼクランクが近年人気。
ハゼ釣りのメッカである東京の江戸川放水路などでは、ウェーディングで狙う方もいるほどです。今回はそんなハゼクランクをご紹介します。
ハゼがルアーで狙えるメカニズム
一体なぜ、ハゼがルアーで釣れるのでしょうか?じつは、ハゼの習性を利用しています。
捕食行動でバイトするのではなく、テリトリーにはいってきたルアーに対する威嚇行動をしてきたハゼを釣るという考え方です。
ハゼクランクのポイント&時期
手軽に狙うことができる印象の強いハゼ。餌での釣り方は一般的に知られていますが、ハゼクランクの場合はそうはいきません。
ハゼクランクではどういったポイントをねらえばよいのかを解説していきます。
ポイント
ハゼクランクのポイントは、ずばり浅場です。目安としては、水深2mくらいまでの場所で釣りをすると良いでしょう。
また、マハゼは砂泥底に多く生息していて、岩場ばかりの場所などにはほとんどいませんので、注意が必要です。
足場のよい河川の河口・運河や、防波堤が釣りもしやすく、おすすめです。
時期
ハゼクランクで狙うマハゼは、初夏から晩秋にかけてが釣りのシーズン。
シーズン初めの6〜9月頃は小型の数釣りが楽しめますが、晩秋に近づくにつれて産卵のために深場へと移動してしまうため、釣れる個体も大型化していきます。
ハゼクランクの狙い方
では具体的にどういったことを意識して釣りをすればいいのでしょうか。
ここでは狙うタイミングや水深など、ハゼクランクでの狙い方の基本をご紹介します。
狙うタミング
水深にもよりますが、狙うタイミングは基本的には満潮時がおすすめ。
干潮になると水深の浅いポイントでは魚が沖に移動してしまいます。
とくに河口や汽水域を狙うハゼクランクでは、水深の浅いポイントも多いので注意が必要です。
狙う水深
河口や汽水域などのハゼが多いポイントは浅いことが多いので、30センチ〜2メートル程度の水深を狙ってみましょう。
あまり水深が深すぎると、ルアーがハゼの潜むボトムまで届かなくなってしまいます。
基本のルアーアクション
マハゼは基本的に海底にじっとしていることが多い魚ですので、ハゼクランクで釣る際も底をしっかりと取ることが重要です。
ルアーを投げた後、一気にリールを巻いてルアーを底まで潜らせましょう。
時折ハゼがルアーを襲うタイミングを作るためポーズをいれるなど変化をつけるのが釣果アップのコツです。
ハゼクランクのキモは……
比較的難易度が高くないハゼですが、コツを知っているのと知らないのでは釣果に大きな差が生まれます。
ここでは、ハゼクランクのキモをご紹介します。
手前から広く探る
ハゼは個体数がとても多いので、岸側から沖まで満遍なく散らばっています。
なので先に沖に投げるのでなく、手前から探るようにし、徐々に沖を攻めていきましょう。
こうすることで場荒れを最小限に防ぐことができます。
ハゼを飽きさせないカラーローテ
ルアーのカラーは同じものを使い続けるのではなく、カラーローテーションでハゼをスレさせないことを意識しましょう。
地味なナチュラルなカラーから、派手めのアピールカラーにローテーションするのも効果的です。
ハゼクランクのタックル
ハゼクランク人気が高まっているので専用タックルも現れていますがまだまだ数は少なく、トラウトやアジング、メバリングのタックルを流用するのが一般的です。
ここでは軽量なルアーを快適に操作できる道具をご紹介します。
ロッド
ハゼクランク専用ロッドも流通していますが、5グラム程度のルアーが投げられるライトロッドであればなんでも大丈夫です。
まず始めるのであれば、ハリが強めのメバルロッドやトラウトロッドで代用してみましょう。
高感度ソリッドトップ搭載したクランクベイトでのハゼゲーム「ハゼクラ」専用ロッド。
リール
ライトターゲットのため1000〜2000番クラスのスピニングリールを選ぶと良いでしょう。
既にメバリングなどをしている人であればそれを使っても問題ありません。
小型スピニングリール新基準「LT」。マグシールド、タフデジギアなどを搭載することで長期間の使用や過酷な環境にも対応している。
ライン&リーダー
軽いルアーを投げるため、PE0.3号に1.5〜1.7号のリーダーを約50センチくらいという組み合わせがおすすめ。
初心者の方はトラブル防止やリーダーの必要のないナイロン3〜5ポンドの直結で始めてみるのをおすすめします。
スーパープレミアムPE採用で、クラス最高レベルの強度と耐久性を実現したライトゲーム専用PE
ハゼクランクおすすめルアー
ハゼ専用のクランクが発売されていますが、まだ種類が少ないのが現状です。
代わりとして、エリアトラウトなどを使用するのもおすすめです。自分のお気に入りのハゼクランクを見つけて、マハゼをバンバン釣りましょう!
食べて美味しいハゼ
手軽に釣れるので人気が高いハゼですが、じつは味も美味しい魚。
ハゼの天ぷらはキスのそれよりも美味しいと言われているほどです。
皆さんも今年の夏は、ハゼクランクに挑戦して美味しいハゼを食べてみてはいかがでしょうか。
ハゼの美味しい食べ方はこちら