ワームで釣ったハゼ

ワームを使って手軽に“ハゼ釣り”を楽しんでみよう!

秋の風物詩とも言える“ハゼ釣り”

今回は、ワームを使った『お手軽ハゼ釣り』をご紹介します!

目次

秋の風物詩“ハゼ釣り”をワーミングで手軽に楽しもう

ハゼ釣りが楽しい季節になってきましたね

ワームで釣ったハゼ

初夏から秋にかけて気軽に釣れるターゲットとして大人気な“ハゼ”ですが、近年ではルアーで狙う釣法が確立され、楽しみ方の幅がますます広がっています。

確かに、石ゴカイやボイルホタテといった生餌よりも釣果は劣りますが、ルアー釣りにはルアー釣りならではの楽しみというものがありますよ!

ルアーでハゼが釣れることをご存知ですか?

ルアーで釣ったハゼクランクベイトを使ったハゼ釣りや、近年ではスプーンを使ったハゼ釣りも注目されています。

がっつりとルアー縛りでゲーム性を求めたハゼ釣りも面白いですし、メッキ釣りなどの合間に晩御飯のおつまみ分を確保するためにルアーで釣るのもアリでしょう。

餌を用意せず、思いついた時にサクッと楽しめるのがルアーを使ったハゼ釣りの良い所ですね。

▼ハゼクラ入門記事はコチラ!

ワームを使ったハゼ釣りをご紹介!

ワームで釣ったハゼクランクベイトやスプーンを使ったパターンに反応が鈍い時はワームの出番!

強いニオイと味が付けられたゴカイそっくりなワームも販売されているので、餌を使わずともワーミングで気軽にハゼを釣ることができますよ。

それでは、ハゼ釣りに適したワームからご紹介していきます!

ハゼ釣りに適した匂い・味付きワームの選び方とオススメ3選

ニオイと味が付いた細身のワームが手堅いですよ

ハゼ釣りにおすすめのワーム

ハゼを狙う際のワーム選びで重要になるのは、ワームの形状と味、そしてニオイです。

10~15cm前後と小さなハゼを的確にヒットさせていくためには、“細身”のワームが欠かせません。

各メーカーから販売されている、保存液に漬けて使用するタイプのイソメ・ゴカイ系のワームの細いものを選ぶと良いでしょう。

ワームのカラーは2色あるとGood

ハゼ釣りワームのカラー

ワームを1袋だけ購入する場合は、グリーンやブラウン系のいわゆる石ゴカイに似た色を選びましょう。

もし、2袋購入する場合は、水中でよく目立つ白系やピンク系のカラーもオススメです。

ハゼは動くものに興味を持って寄ってくる性質があることに加えて、水中のハゼを見ながら釣り上げるサイトフィッシングでは目立つ色が活躍します。

バークレイ ガルプ!ソルトウォーター イソメ細身

ガルプならではの臭いと味で、淡水海水問わず様々な魚を釣ることができるワームです。


3タイプの太さがラインナップされていますが、ハゼ釣りには“細身”がオススメ


ハゼの大きさに合わせながら、カットしながら使用します。

サイズ4インチ
入数12本

マルキュー パワーミニイソメ 中

ハゼ、キス、アジ、メバルなどに効果的なゴカイ系のワーム。


本物のイソメに負けず劣らずな味と匂いが特徴でハゼの食いも良好です。


ワームも保存液も人や自然に無害で安全性の高い生分解素材です。

サイズ1.7インチ
入数20本

エコギア 熟成アクア 活アジストレート

「ルアーとエサの融合」というコンセプトで開発されたアジング用ワームです。


酵素の力で天然素材が本来持ち合わせている旨み成分を引き出す「熟成」という手法により、通常のワームよりも集魚力や食いつきの良さが高いのが特徴です。

サイズ2.3インチ
入数18本

普通のワームでもハゼは釣れますよ

保存液を必要とするワームが苦手な場合は……

ライトゲームワームでハゼ釣り

保存液に漬け込んで使用するタイプのワームは確かによく釣れるのですが、ニオイが苦手……って方もいるかと思います。

万が一、バッグの中で保存液が液漏れしたりすると最悪ですしね(笑)

釣果こそ劣りがちですが、ハゼは臭いや味が強くなくとも好奇心で口を使ってくる魚なので、アジング用やバス用の一般的なワームでもハゼは釣ることができます。

バークレイ マイクロクローラー3インチ

くびれのある細身のボディとバークレーならではのフレーバーが、対スモールマウスバス用の最強ワームと言われる商品です。


釣れるハゼの大きさに合わせて切ってテール側を使用します。

エコギア メバル職人 ストローテイルグラブ 2インチ

メバル用のストレート系ワームでもハゼを釣ることができます。


ハゼのサイズや追いに合わせて、テール部分のみを切って使用したり、両サイドをカットしたりしながらワームの長さを調整しましょう

サイズ2インチ
入数12本

リグはジグヘッドかスプリットショットがオススメ

袖針+ガン玉でOKです

ワームでハゼを狙うリグ

ワームをセットするリグはボトム(底)を感じられるものが良く、ジグヘッドやスプリットショットがオススメ。

とにかく、手軽に楽しみたい方は糸付の袖針とガン玉セットを購入すればOKです。

スイベルで結んでも良いですし、電車結びでも問題ありません。水深や風の状況に合わせてボトムを感じられる重さのガン玉を付けるだけで完成です。

ガン玉の位置について

ガン玉の位置

ガン玉の位置は針の1cmほど上に付けて簡易ジグヘッドにしても良いですし、ズル引いて狙う場合は10cmほど間隔を空けても良いでしょう。

風が強ければガン玉を複数つけてみてください。難しく考える必要はありませんので、ボトムがしっかり取れることに気を付けて自由にガン玉を使ってみましょう。

オーナー 糸付 袖 針5号

餌を使ったハゼ釣りで使われる袖針は、ワーミング用のフックとしても優秀。


5号前後の小さな袖針を結ぶのは大変ですが、糸付きであればリーダーと電車結びをするだけでOKです。

ジグ単で手返しの良さとゲーム性を楽しむもアリ

ハゼ釣りワーミングジグ単

ジグヘッドでハゼを狙う場合は、アジング用やメバリング用のジグヘッドが適しています。

ジグヘッドの重さは0.6~2.0g程度の範囲内でいくつか用意すれば、一般的なハゼ釣りポイントを攻略できるでしょう。

ハゼ釣りに適しているかなと僕が感じるのは、シャンクが長めのジグヘットです。

ちなみに僕はメバル弾丸を使用することが多いですよ!

オーナー メバル弾丸 1.0g

メバル弾丸は、フックのゲイブが狭くシャンクの長いタイプのメバル用ジグヘッド。


小さく切ったワームをチョン掛けして使用する際に重宝します。

入数5本

アルカジックジャパン ジャックアッパーナノ 1.0g

ややネムリが入ったロングシャンクのアジング用ジグヘッド。


アジング用フックの利点である軽さと刺さりの良さ、そしてハゼ狙いに適したロングシャンクを兼ね揃えたオススメ品です。

入数4本

ワームでハゼを釣るコツ

必要に応じてワームを短く切る

ワームでハゼを釣るコツ

ハゼは小さな魚なので、ワームを適宜小さく切って使用するとヒット率が高くなります

ジグヘットの針の1.5倍程度の長さを目安に、ハゼが溜まっているポイントを探す時は長めに、テンポ良く掛ける時は短めを意識すると良いでしょう。

ワームは真っすぐセットする

ワームでハゼを釣るコツ

生餌のイソメや石ゴカイを針に付ける場合は、針に縫うように付けてもハゼは釣れてきますが、ワームの場合は付け方で釣果に大きな差が出ることがあります

基本的には、ワームが真っすぐになるようにフックにセットします。

釣りをしているとワームがズレてきますので、適宜付けなおしたり、新しいワームに交換するようにしましょう。

チョン掛けもお試しください

ワームでハゼを釣るコツ

袖針だけでなく、ジグヘッドを使用している際でも画像のようなチョン掛けにハゼが良く反応することがあります。

ボトムを意識して“ゆっくり”ワームを動かそう

ワームでハゼを釣るコツ

ハゼ狙いのワーミングのアクションのコツは、とにかくボトム(底)を感じながら動かすこと

スプリットショットではズル引き&ステイ、ジグヘッドではシェイクしながらのズル引きがオススメです。

早アワセよりも少し食い込ませてからフッキングした方が針に掛かりやすいですよ!

ルアーフィッシングの強みを活かしてランガンしよう

手返し良く移動しながらポイントを探していこう

ワームでハゼを釣るコツ

ハゼは潮位の変化に合わせて、ある程度の群れで移動しながら生活しています。

ハゼが溜まっている場所が見つかれば、餌釣りでもルアー釣りでも連発するのがハゼ釣りです。

餌釣りでハゼが釣れているエリアであれば、ワームでもハゼを釣ることができます。

ルアーフィッシングならではの手返しの良さを活かして、釣り座を移動しながらアタリが出るポイントを探してみましょう。

最後にタックルについて

ワームのハゼ釣りのタックル

1g前後のシンカーを多用するハゼのワーミングでは、軽いルアーを扱いやすいアジングロッドメバリングロッドがオススメです。

もちろん道具選びを難しく考える必要はなく、トラウトロッドでもバス用のULクラスでも良いでしょう。

ラインはPE0.2~0.4号+リーダー0.6~1.0号程度、PEに慣れない方はナイロン2~3lbでも良いでしょう。

ワーミングで手軽にハゼ釣りを楽しんでみてください

ワームで狙うハゼ釣り

今回はワームを使ったハゼ釣りをご紹介いたしました。

念のため、もう一度お伝えしますが釣果面では生餌ほど万能かつ沢山釣れることはありません

とは言え、魚釣りは釣果だけを求める遊びではないですよね! ワームに細かいアクションを入力しながら、ハゼを食わせていくワクワク感はルアーフィッシングならでは。

ぜひ今年のハゼ釣りの際に、ルアーでハゼを狙う醍醐味を味わってみてはいかがでしょうか。

撮影・文:山根 央之

ライタープロフィール

怪魚ハンター山根ブラザーズ(兄)の記事一覧

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