ダイワ電動の最小サイズ『シーボーグ100J』をインプレ!

電動リール=重くて疲れる。そんなイメージを覆すのが『シーボーグ100J』です。
ダイワ電動リール史上、最小サイズとなるコンパクトモデルながら、パワーと操作性は想像以上。
今回は、筆者が天秤タチウオ、テンヤタチウオ、ライトアジで実際に使用し、軽快さと使い心地を徹底インプレしていきます。
ラインナップ

1.5号を200m巻けるサイズで、ラインナップは右巻き・左巻きの2種類。
両軸リールであれば右巻きがメインの筆者ですが、のちに紹介するジョグレバーを利き手で使うためにあえて左巻きを購入しました。
もともと100番サイズの釣りは、手巻きでも十分に楽しめるジャンル。
それでも今回、あえて電動リールを導入したのは「より効率良く釣りたい、手の疲れを軽減したい」と思ったからです。
山下
実際に使ってみると、その“電動化の恩恵”をはっきりと感じました。
実際に3つの釣りでテスト!

天秤タチウオでは、メータークラスを含む良型が数本キャッチ。

良型であっても力負けせず、力強く安定したトルクを発揮しました。

一方テンヤタチウオでは、微速巻きとロッドの上下動を組み合わせる“バイブレーション”釣法で威力を発揮。
手巻きだとハンドルを回しながらロッド操作を行う必要がありますが、このリールであればロッド操作にだけ集中できます。
軽量設計のおかげで、一日を通して疲れを感じにくいのも魅力だと感じました。

続いてライトアジでは、コマセを入れ替える際、空の仕掛けを回収する動作がテンポアップ。
その結果、手返しが向上し、仕掛けが水中にある時間を長く確保できました。
結果的に、釣果アップにもつながりました。
使ってわかった7つの魅力
驚くほど軽いボディで一日中快適

手にした瞬間、まず驚くのはその軽さ。
わずか375gと、手巻きリールに迫る軽さです。
それでいて剛性が高く、ファイト中も頼りなさを一切感じません。

1日中シャクリや巻き上げを繰り返すタチウオ釣りでも、手首や腕への負担は最小限。
「電動は重くて疲れる」というイメージを覆し、最後まで軽快な操作感を維持できます。
また、重心バランスが良いため、ロッドワークもスムーズに行えます。
山下
長時間の釣行でも集中力を維持できる、まさに“疲れ知らず”の一台です!
コンパクトで手に馴染みやすい

軽さと同様に驚いたのは、フィット感の良さ。
ボディが非常にコンパクトで、そこまで大きくない筆者の手でもしっかりとホールド可能。
山下
グリップしたときの安定感が高く、巻き上げ時やロッド操作時もブレを感じません。
手巻きのように滑らかな巻き心地

ハンドルを回転させてみると、これが電動リールなのかと思うほどに巻き心地がスムーズ。
ハイパードライブデジギアを採用した恩恵か、電動リールでありがちな巻きの重さを一切感じません。
この巻きの軽さが活かされるのが、天秤タチウオやテンヤタチウオのような巻きとロッドワークを組み合わせて誘う釣り。
一定速度での巻き上げが滑らかなため、誘いのリズムを乱さずアクションを継続できます。
山下
自らハンドルを回転させる必要があるテンヤのトゥイッチ釣法でも、巻きの重さに邪魔されず、細かなコントロールがしやすい印象です。
直感的に操作できるジョグレバー

購入前は、正直「ジョグレバーって使いにくそう」と感じていました。
親指でレバーを前後に動かす操作に慣れる自信がなく、購入を迷ったほどです。
ところが実際に触れてみると、その不安はすぐに解消。
スプール上に配置されたレバーは位置が絶妙で、親指を自然に添えたまま軽い力で操作でき、巻き上げやフォール速度も直感的に調整できます。
初めて使った筆者でも、一投目から違和感なく扱えました。
とくに便利だなと感じたのは、瞬時に巻き上げ速度を変えられるところ。
タチウオが上へ泳ぐときは巻き上げ速度を上げ、逆に下へ潜るときは速度を落とす——。
このような瞬時に行う必要がある一連の操作が、親指だけでスムーズに行えるのがジョグレバー最大の強みだと感じます。
山下
想像以上に自然な操作感で、いまでは「もうジョグレバーなしには戻れない」と感じるほど。
初のハードルさえ越えれば、その快適さと実用性に誰もが納得するはずです。
100番サイズとは思えないパワー
購入時に心配していたのが、巻き上げのパワー感でした。
「これだけ軽いリールで、本当に大物に対応できるのか?」——そんな不安を抱えていましたが、実際に使ってみるとその心配は完全に杞憂。
100番サイズとは思えないほど力強く、安定して巻き上げてくれます。

とくにテンヤタチウオで魚が下へ突っ込む場面では、モーターが粘り強くトルクを維持してくれているのが印象的。
引きに負けず、一定のスピードで安定して巻き上げ続ける姿に安心感すら覚えました。
山下
60号のオモリを付けて、70mほどの水深からマックススピードで巻き上げても、モーターが唸るような重々しさは一切感じません。
軽量モデルながら、しっかりとしたトルクで力強く巻き上げてくれます。
偏光レンズ越しでも見やすいカウンター液晶

細かな部分ですが、実釣中にありがたいと感じたのが液晶カウンターの見やすさです。
釣り人の多くが使用している偏光サングラス越しでも、数字がくっきりと確認できました。
日中の強い日差し下でも反射が少なく、表示がくっきり確認できるため、水深や仕掛け位置の把握に役立ちます。
また、バックライトの明るさも程よく、釣り座が日陰のときや、辺りが暗い朝や夕でも視認性は抜群です。
山下
こうした小さな使い勝手の良さが、一日を通した快適さにつながっていると感じました。
ライン設定が簡単で初心者にも優しい

電動リールというと、最初のライン設定が難しそう。そんなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
しかし、取扱説明書どおりに行えば問題なく、電動リールに慣れていない筆者でもスムーズに設定できました。
手順がシンプルで、操作ボタンもわかりやすく配置されているため、初めてでも迷うことはありません。
山下
ダイワ製のPEラインを使用する場合は、ダイワアプリの機能である「電動モバイルセッティング」を使うと、さらに簡単にライン設定ができるようです!
軽快&高性能、ライト電動の新定番

軽さとパワーを高次元で両立した『シーボーグ100J』。
直感的に操作できるジョグレバーや見やすい液晶など、細部まで使いやすさが光ります。
手巻き派にもぜひ一度触れてほしい——ライト電動の新定番と呼ぶにふさわしい一台です。
撮影:山下洋太
ダイワ シーボーグ 100J
| 自重 | 375g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 54cm |
| ギア比 | 5.1 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1-300/1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 7kg |
| 最大巻上力 | 18kg |
ダイワ シーボーグ 100JL
| 自重 | 375g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 54cm |
| ギア比 | 5.1 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1-300/1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 7kg |
| 最大巻上力 | 18kg |
