超実績スリムペンシル『フィール』シリーズ

毎年、様々なバチ用ルアーが登場してくる中で、長年にわたって根強い人気を誇るルアーがあります。
その一つが今回紹介する 『フィール』シリーズ。
筆者にとっては、他のルアーで反応がない渋い状況でも、唯一魚の反応が出せる神ルアー的存在です。
今回はバチパターンにおいて「これさえを持っておけばOK」といえる3つのフィールについて詳しくインプレします!
あかねん
実績十分! 文句なしのバチパターン一軍ルアーです!
フィールとは

フィールとは、パズデザインから発売されている高性能スリムペンシル。
サイズラインナップは75mm、100mm、120mm、150mmの4種類。いろんな状況にマッチした使い分けができるのも魅力の一つといえますね。
あかねん
元々はシンキングペンシルとして名を馳せているルアー。
現在は120mmのみフローティングタイプもラインナップしています。

見た目はシンプルな細身のペンシルで、ボディの真ん中やや後ろあたりのベリー部分が僅かに突き出た形状。
この精密に設計された特殊形状が、僅かな流れの変化で不規則なアクションを起こしバイトを誘発させるそうです。
インプレするのは3つの『フィール120』

今回紹介するのはフィールの120mmサイズ。
120mmは4つの12番フックが標準装備されており、バチ抜け時のシーバスの繊細なバイトでも絡みとれる仕様です。

浮力タイプはフローティング(FG)とシンキング(SG)。そして、素材違いのモデルにあたるフィールハスラーのシンキング(SG HSR)の計3タイプです。
ノーマルモデルは一般的なABS樹脂で、ハスラーはボーン素材という高浮力樹脂を採用した特別仕様のスペシャルチューンモデルになります。
あかねん
今回はこちらの3タイプをインプレ!
この3つだけあればバチ抜けは攻略できます!
フィール120をインプレ

これまでフィール120だけでも数えられないくらいの魚を釣ってきました。
その使用感や推しポイントなどを紹介していきます。
十分な飛距離を出せる

細身形状ということもあってか、重さの割にはかなり飛びます。
6.7gと軽いフローティングタイプでも、飛距離は他の人気フローティングバチルアーよりも飛ぶ印象。
風があってもしっかりと飛距離が出るのでいろんな状況下に強いといえます。ベイトタックルアングラーにもおすすめですね!
フォール姿勢が抜群に良し
個人的なフィールの一番の推しポイントは、シンキングタイプのフォール姿勢。
綺麗な水平姿勢を保ったままフォールしてくれます。
シーバス釣りにとって、水平フォールは違和感なく喰わせられる最強の武器へとなり得ます。
艶かしいアクションを簡単に演出できる

フィールの最大の特徴といえば、お尻を控えめにかつ艶かしく振りながら泳ぐテイルスライドアクションではないでしょうか。
フローティングの場合はややゆっくりめに巻くとI字に、速めに巻くとゆったりとしたテイルスライドを起こしV字の引き波を起こせます。
シンキングの場合は、水平〜やや尻下がりの姿勢を維持したまま、どの流速でも不規則なテイルスライドで泳ぎます。
フォールがゆっくりめなのでカウントダウンでのレンジ操作がしやすく、ヒットレンジを丁寧に探ることが可能。
レンジキープ力も優秀で、デッドスローで巻いても沈みすぎることなく、もちろん浮き上がりすぎることもなくレンジをキープ。根掛かりに臆することなくボトムを攻められます。
あかねん
まるで本物のバチのように泳いでくれますよ。
手に入りやすい

シリーズのメインともいえるシンキングタイプは、大きな釣具店のバチ抜けルアーコーナーでは比較的どこでも陳列されているのを見かけます。
手に入りやすいという安心感は、自信を持って攻められる強みにもなりますね。
気になる点は……

現行の標準フックは、折れやすいかつ曲がりやすい印象をもちました。
より耐久性を求める方は、自分で信頼のできるフックに交換をした方がいいかもしれません。
また、フックが多いことで魚体やタモから外すのに時間がかかるのが少し億劫に感じることも。その点はバーブレスにすることで解消できますね!
あかねん
がまかつRBが標準フックとして装備されていた旧製品の方が、安心感がありましたね。
フィール120の使い方

川バチにも港湾バチにもどちらにも使えるオールマイティーなフィール120。
使い方は何も難しいことはありません。投げて巻くだけでどんな魚もイチコロです。
あかねん
初心者でも釣れますよ!
基本的な使い方

基本は流れに対してアップクロスで投げて、ゆっくりただ巻きしてドリフトさせるのみです。
ポイントは巻きスピード。色々なスピードを試して反応を探ってください。
ルアーの性能を最大限引き出すため、一定のスピードで巻くことを意識しましょう!
攻めるレンジに合わせて3タイプを使い分ける

どのタイプも本当によく釣れる神ルアーですが、近年の激戦区のスレたシーバスは適材適所で合わせなければ釣れません。
筆者流の使い方を伝授しますので、ぜひ参考にしてみてください!
あかねん流! 3つの『フィール120』使い分け術
①ボイルが水面に出ているような活性の良い状況なら迷わず『フィール120FG』
まずは、ロッドティップを上げ気味にして、やや早めの巻いてV字の引き波でアピールしてみましょう。反応がなければ、ロッドティップを下げ気味にして、デッドスローに巻いてI字引きをしてみてください。
②ボイルが出ていない状況であれば『フィール120SG』
底バチの可能性を考えて、一気に底に近いレンジを探ってみます。
③ボトムで反応が得られないければ『フィールハスラー120SG』
ボトムの反応がないか、あってもショートバイトばかり続く場合はレンジが合っていない可能性があるため、高浮力のハスラーを投入。絶妙な中層レンジをよりスローに攻められて、シビアな状況でも釣果を出せるかもしれません。
おすすめカラー
①マットピンク

言わずと知れたバチルアーのド定番カラー。なぜか一番釣れる実績申し分なしのカラーです。
②クレイジーチャート

チャートは視認性バッチリで濁り時にも◎。ボディ後方に印字されている「クレイジー」がなんか可愛いですよね!
③ライムチャートバチ

ブラックベリーが明滅で高アピール! 広範囲をサーチしたい時にもおすすめですよ。
バチルアーの集大成といえるクオリティ

一度使ってみたらもう他には戻れない。それほど信頼できるフィール120は、シーバスの他にもメバルやチヌにも抜群です!
3タイプを駆使すれば様々なレンジ攻略ができるので、バチ抜けはこのシリーズでほぼ完結できてしまうでしょう。
バチパターンでなかなか釣れない方は、ぜひフィール120を使ってみてください。シーバス釣りがもっと楽しくなるはずです!
パズデザイン フィール120FG
タイプ | フローティング |
---|---|
潜行レンジ | 水面 |
ウエイト | 6.7g |
フック | #12 |
リング | #1 |
素材 | ABS樹脂 |
パズデザイン フィール120SG
タイプ | シンキング |
---|---|
潜行レンジ | 水面〜150cm |
ウエイト | 10g |
フック | #12 |
リング | #2 |
素材 | ABS樹脂 |
パズデザイン フィールハスラー120SG
タイプ | シンキング |
---|---|
潜行レンジ | 水面〜150cm |
ウエイト | 9.5g |
フック | #12 |
リング | #2 |
素材 | ボーン樹脂 |