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「食え!食え!食え!」でマジで食う。操る楽しみ、ここにある。

「食え!食え!食え!」でマジで食う。操る楽しみ、ここにある。

魚を釣るだけがルアーフィッシングの楽しみじゃない。

操作している時間そのものが心地よく、つい夢中になってしまう——。

そんな“操る楽しさ”を教えてくれるのが、ティムコの名作トップウォータールアー「レッドペッパー」。

投げて、動かして、眺めるだけでも楽しい一本です。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

使って楽しいトップルアー『レッドペッパー』

釣りの醍醐味はもちろん「魚を釣ること」にあります。

しかし、ただ釣ることだけに徹してしまうと、どこか味気なく感じてしまいます。

ルアーフィッシングの面白さは、魚を釣ることに加えて「ルアーを操作している時間そのものが楽しいかどうか」にあると言っても過言ではありません。

ルアーを扱ううえで、この“使っていて楽しいかどうか”は非常に大切な要素です。

KOBAYASHI

そんな「釣る楽しさ」と「操る楽しさ」のバランスを絶妙に保ってくれるルアーが、今回紹介するレッドペッパーです。

名作「レッドペッパー」の歴史

「レッドペッパー」は1989年に淡水用ルアーとしてティムコからリリースされた、ペンシルベイトタイプのトップウォータープラグ。

歴史を遡れば、レッドペッパーは南祐二氏のウッドルアー「マロペン110」を原型に量産化されたもので、発売当初はペンシルベイト自体が限られた存在であり、その軽快な操作感と斬新な動きはアングラーに強い印象を与えたと言われています。

KOBAYASHI

1989年ってことは僕はその頃9歳……ダイワ精工時代のピーナッツを巻いてましたな〜(しみじみ)。

その後、人気は衰えることなく、サイズやソルト対応モデルが展開され、30年以上たった今もロングセラールアーとして君臨しています。

筆者はレッドペッパー・ベイビーがお気に入り

レッドペッパーのオリジナルサイズは110mmですが、僕はライトソルトゲームで使うことが多いので、程よいサイズ感のレッドペッパー・ベイビーを愛用しています。

レッドペッパー・ベイビーは75mmのコンパクトボディ。

オリジナル譲りのドッグウォーク性能を小粒サイズに凝縮し、その小ささゆえに魚にプレッシャーを与えにくく、他のサイズよりも食わせの力が群を抜いている印象です。

KOBAYASHI

ベイビーの下にはマイクロ、ナノのラインナップがありますが、ベイビーが一番バランスが取れていると感じます。

レッドペッパーの特徴

基本アクションは水面を逃げ惑う小魚

ロッドを軽くトゥイッチするたびに、ルアーが水面を切り裂くようにスライドし、まるで小魚が必死に逃げているかのような動きを見せます。

トゥイッチでルアーに命を吹き込むこの操作感もこれまた楽しく、ここもレッドペッパーの魅力です。

お尻下がりの浮上アクション

トゥイッチ後に見せる「お尻下がりの浮上アクション」も、レッドペッパーのもつ最大の特徴。

アクションを止めた瞬間、ルアーはスッと頭を持ち上げるようにして、お尻を下げたままほぼ垂直気味に“プカン”と水面に浮かび上がります。

この独特の浮き姿勢は、まるで逃げ場を失い、力尽きたベイトが漂う“無防備な一瞬”そのものです。

魚に「今しかない!」とスイッチを入れる絶妙な“間”を生み出します。

KOBAYASHI

鋭いトゥイッチによるキレと、浮上時のリアルな余韻。

その両方を高次元で両立しているのが、レッドペッパーならではの魅力です。

固定重心なのでアクションの立ち上がりは最高

レッドペッパーは固定重心設計のため、アクションの立ち上がりが非常に俊敏

ロッドを軽くトゥイッチした瞬間からキレのあるスライドを見せ、水面で即座に生命感を放ちます。

KOBAYASHI

重心がブレないため動きのレスポンスが高く、意図したタイミングで思い通りのアクションをつけられるのが魅力です。

飛距離は悪くはない

トップウォータールアーだけに、サイズのわりにはやや軽めの設計。

とはいえ、ミノーのようにリップ(空気抵抗となるもの)がなく、後方重心なので、思った以上によく飛びます。

KOBAYASHI

細めのPEラインを使えば「ピューッ!」と軽快に飛んでいき、意外と広範囲を探ることができます。

レッドペッパーで実釣

僕は湾内や漁港、小規模河川といったフィールドで、レッドペッパー・ベイビーを中心に使用することが多め。

その際の使用感や魚の反応など、実釣を通して感じたリアルな印象を交えながら、解説していきます。

基本は連続トゥイッチするだけでOK!

レッドペッパーはアクションの特性上、ベイトを捕食している魚に効果的。

小魚を追っている個体や、ベイトが豊富な時期には抜群の反応を見せます。

写真のキビレは、湾奥でベイトを追い込む動きを演出して釣れた一枚です。

こちらのクロダイは、7月、ハクが少し成長したタイミングのベイトフィッシュパターン期に釣れた一枚です。

スリムなシルエットと軽快なスライドアクションが、水面で逃げ惑うベイトをリアルに再現するため、魚のスイッチを入れるように操作すると、明確なバイトを引き出してくれます。

秋から冬にかけては、ライトソルトのメインターゲットとも言えるメッキのトップゲームで、レッドペッパーが大活躍。

KOBAYASHI

水面を割って次々に食ってくる入れ食いの展開に、毎年のように夢中になっています。

河川でのドリフトにも◎

河川でドリフト気味に使うのも相性抜群です。

流れにうまく乗せ、軽くアクションを加えながら自然にドリフトさせると、水面でユラユラと揺れ、まるで弱った小魚のような存在感を放ちます。

ラインは水面に浮かせ、ロッド操作を加えすぎずに、流れに任せて漂わせるのがコツ。警戒心の強い魚にも違和感を与えず、ナチュラルにアプローチできます。

KOBAYASHI

浮かせておくだけでも意外とバイトがあるため、必要以上に動かさないのもポイントです。

ただ使っているだけで楽しいルアー

レッドペッパーは、魚を釣るだけでなく「操作している時間そのものが楽しい」と感じさせてくれるトップルアー。

ロッドを軽く弾くたびに水面を切るスライド、トゥイッチを止めた瞬間に見せるお尻下がりの浮上姿勢。

その一つひとつの動きがまるで生き物のようで、釣れなくてもつい投げ続けてしまいます。

KOBAYASHI

使うほどに“操る喜び”を教えてくれるレッドペッパー。

ぜひ一度使ってみてください。きっとハマりますよ!

撮影:DAISUKE KOBAYASHI

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