トップシーバスはめちゃくちゃ楽しい
『あまり釣れない』『操作が難しい』というイメージのトップシーバス。
しかしながら、操作方法や釣り方のコツを掴めば、簡単に釣れてしまいます。
今回はそんなトップシーバスのアクションや狙い方について解説していきます。
ド派手なバイトがでたら、ハマってしまうこと間違いなし!
トップウォーターの利点
トップウォーターには様々な利点があります。
トップウォーターのメリット
- 1.底に根掛りしない。
- 2.ルアーが見えているため、動きをイメージしやすい。
- 3.トップに異常な反応を示す時がある。
- 4.操作している感があり、飽きずに楽しめる。
コツさえ掴めば簡単で、めっちゃくちゃ釣れますよ!
アクションは大きく2種類
スケーティングアクション
スケーティングアクションとは、ルアーを滑らせて行うアクションのこと。
左右へ大きく動かして誘います。直線的な移動距離は短く、左右への幅が大きいことからじっくりと探れるのです。
これをドッグウォークと言います!
パニックアクション
パニックアクションとは、その名の通り“パニックした小魚”をイメージしたアクション。
左右への首振りは少なく、早く直線的に動かします。
ルアーをハチャメチャに動かすときに出るスプラッシュ(水の飛沫)と、シーバスに見切られないような早い動き。
シーバスの捕食スイッチを入れ、口を使わせます。
スケーティングアクションのコツ
最も使用機会が多く、実績も高いアクションです。
リズム良くロッドを動かし、ルアーを左右に動かします。
糸ふけをうまく使う
ラインを張りすぎると、ルアーが横へ移動する余裕がなくなります。
そのため、ラインテンションを緩めてからロッドを動かすようにしましょう。
強く引っ張りすぎると、左右に動かず、まっすぐ手前に近づいてしまいます。
『一瞬だけラインを弾く』イメージで、アクションをつけてみてください。
ラインを弾きテンポ良く
動画のように、糸ふけだけを一瞬張る感覚。
糸を張った瞬間に、ロッドを戻しましょう。
一度ルアーを横へ動かしたら、すぐに繰り返すことが重要です。
テンポよく行わないと、ルアーの姿勢が崩れて綺麗に左右に動きません。
1方向だけに動かす
スケーティングさせる時に、『左だけ』『右だけ』といったように、1方向にだけ動かします。
狙ったポイントへの軌道調整はもちろん、障害物に逃げていくベイトを演出したりなどが可能なのです。
首振りの幅
首振りの幅を調整するのも大切。
長い幅や狭い幅など。様々なテンポでアクションさせ、見切られないようにするのも大切です。
変化を付けすぎると反応しづらくなることもあります。“ここぞっ!”というタイミングで変化を加えましょう。
食わせるイメージを持つことが大切です。
スケーティングアクションにおすすめのルアー
ima チャッピー
筆者も溺愛するトップウォーター。
釣り始めたてのアングラーさんから、玄人アングラーさんまで扱いやすいルアーです。
左右への首振りの幅が広く、ミスアクションしづらいルアー。あまり何も考えずにロッドを動かしても、しっかりとアクションが出せます。
飛距離も出しやすく、遠い場所のボイル打ち、厳しいコースのピン打ちでも活躍するはず!
パニックアクションのコツ
出しやすいルアーと、出しにくいルアーがある『パニックアクション』。
ルアーの浮き姿勢が“立ち気味”のルアーだと、良いアクションが出しやすい印象です。
ルアーの頭が“カップ形状”になっていると、スプラッシュ(飛沫)が出やすいですよ。
ティップを激しく震わす
リールは巻き続けながら、ロッドを激しく震わせます。
ロッドを軽くもって、穂先を大きく震わせるイメージです。
遠くではロッドを立てながら、手前では寝かしながら行うと、常に飛沫を出しながら動いてくれます。
瀬やブレイクの魚をパニックさせる
瀬やブレイクなど。
捕食はしようとしているが、ルアーをなかなか食ってこないケースがあります。
そういう場合は大抵ルアーが見切られているので、見切られない早いパニックアクションが功を奏します。
ここぞという場所で“止め”を入れる
反応しやすいシチュエーションが多いパニックアクション。
しかしながらルアーが早く動くため、ミスバイトも多いのです。
そこでオススメしたいのが“止め”を入れること。
護岸際、橋脚際、瀬のブレイクなど。シーバスの捕食ポイントで止めてみましょう。
パニックアクションにおすすめのルアー
ダイワ トリックアッパー
独特のカップ形状で飛沫が良い具合に出てくれるルアーです。
パニックアクションをさせた時のライブベイト感は逸脱。
スケーティングアクションもこなせるのですが、高速でロッドティップを震わせたアクションがとくにおすすめです。
2種類のアクションを使い分けよう
2種類のアクションは、ケース別に使い分けましょう。
基本はどちらでも良いですが、より効果的なシーンもあります。
ボイルが出ている場合
ボイルが出ている場合は、パニックアクション。
はぐれて逃げ惑うベイトを演出しましょう。
ボイルが出たらすかさずボイルの奥に投げ込み、ベイトの群れの中や周りを速い展開で探ります。
手前まで油断せずに探り切るのがおすすめです。
静まり返った水面
静まり返った水面のときは、スケーティングアクション。
じっくりと探り、水面まで誘い出すイメージです。
水深が深い場所でも、底や中層に居るシーバスが突き上げてきますよ。
ナイトゲーム
ナイトゲームでは、スケーティングメインで探りましょう。
少しゆっくりめに動かすのがコツです。
止める時間は、日中より長めがオススメですね。
ナイトゲームのトップシーバスゲームも、ぜひ試してみてください。
アクションは無限大
トップウォーターは釣れるアクションを引き出せれば、強い武器になり釣りの幅も広がります。
ぜひ、様々なシチュエーションでお試しください。
筆者について
ちゃったTV なおと
オールマイティになんでも釣る変態釣り師。
小学生の時には1人で釣りに行っていたそう。おもに若狭湾から山陰エリアで釣行し、独自の感性でシーズンに応じた釣りを楽しんでいます。現在、YouTubeチャンネルのほか、ニコデザインオフィスのフィールドスタッフを務めています。