ワームはフラットフィッシュに超有効

フラットフィッシュ狙いでとても有効なルアーのひとつが、ワームを使ったジグヘッドリグです。
活性が落ちてハードルアーには反応しにくい魚でも、思わず口を使わせてしまう高い食わせ力を誇ります。
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かくいうぼくもジグヘッドリグの出番は多く、サーフでのフラットフィッシュ釣果の半分以上はワームによるものです。
信頼と実績のフラットフィッシュ用ワーム4選をご紹介!

そんなフラットフィッシュに有効なワームも、さまざまなメーカーから実に多彩なモデルが発売されています。
その中から今回は、ぼくがとくに信頼しているワームをいくつかご紹介します。
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皆さんの、ワーム選びの際の参考になれば嬉しいです。
イシハラゴム シャッド90

遠州灘をホームとするスーパーロコアングラーがハンドポワードで製作しているのがイシハラゴム。
長年のサーフやその他の釣りの経験に基づいた釣れるワームを作っています。
そのイシハラゴムの中でもっともスタンダードなタイプがシャッド90です。
▶︎動きの変化が出る唯一無二のワーム

このシャッド90の何がすごいのかというと、動きの変化が出せるワームだという点。
少し硬めのマテリアルのため、弱い水流ではテール部はあまり動かず、強い水流を受けるとブルブルッと強く動きます。
この動きの変化で食わせのタイミングをオートで作ってくれるのがこのワームのすごいところです。
▶︎手に入りにくいのがネック

多くの方に使って欲しいよく釣れるワームなのですが、一般の釣具店では販売していません。
購入方法はInstagramのイシハラゴムを作っている方のアカウントにDMすることで購入できます。
毎週月曜日が販売日なので、写真のアカウントをぜひチェックしてみてください。
エコギア バルト 3.5inch

海釣りのワームの老舗メーカーといえばエコギアですよね。
パワーシャッドやグラスミノー、バグアンツなど、往年の名作を数多くリリースしています。
そんなエコギアから発売されているバルトというワームは非常によく釣れるワームです。
▶︎強波動とリアルシェイプで誘う

バルトの特徴は強波動を生み出すテールと可愛らしさを感じさせるリアルなボディ。
スローでもしっかりとテールを振って、巻きを早めればロッドティップに感じるほどブルブルと強い波動を生み出してくれます。
強波動とリアルシェイプの効果なのか、バルトにはダブルスコアで釣り負けた経験があります。
▶︎強度が低いので予備を持っておこう

非常によく釣れるバルトなのですが、少し強度が低く千切れやすいです。
一匹釣ると高い確率で千切れるので、予備はしっかりと用意しておくことをオススメします。
エコギア バルト 3.5inch
Deps デスアダー 6inch

ブラックバス用のワームとして、超がつくほどのど定番ワームのデスアダー。
そんなデスアダーの中でも6inchがサーフのフラットフィッシュに超有効で、15年ほど前にブームが起こったほど。
今では専用ワームに押されて下火になってしまいましたが、デスアダーの実力は今でも一級品です。
▶︎アピール力と食わせ力が同居したワーム

デスアダー6inchの魅力はなんといってもアピール力と食わせ力が同居しているということ。
6inchというデカさのアピール力を持っていながら、動きはピンテールのピリピリとしたナチュラルアクション。
デカさで見せて動きで食わせる。それがデスアダーの強さです。
▶︎フックシステムの工夫が必要

とってもよく釣れるデスアダー6inchなのですが、その大きさゆえにフックシステムを少し工夫する必要があります。
アシストフックを延長したり、3フックシステムにしたりと、やり方はさまざま。
自分なりのベストなフックセッティングを考えるのも楽しいですよね!
Deps デスアダー 6inch
FishArrow フラッシュJ 3inch

リアルなフォルムとお腹に入った反射板によるフラッシングが特徴のフラッシュJ。
フラッシュJにはさまざまなサイズがラインナップされていますが、中でも3inchがぼくのお気に入りです。
▶︎マイクロベイトパターン最強

初春から始まるハクや稚鮎といったマイクロベイトパターン攻略には欠かすことのできないワームがフラッシュJなんです。
マイクロベイトを捕食しているフラットフィッシュは大きなベイトに反応しないこともしばしば。
そんな時はフラッシュJの独壇場となる場合が多いです。
▶︎軽量なジグヘッドと組み合わせよう

フラッシュJでマイクロベイトパターンを攻略するには、ジグヘッドも5〜10グラムの軽量なものを使うのがオススメ。
マイクロベイトパターンは、ほとんど波打ち際での勝負になるため、遠投する必要がありません。
遠投よりもフラッシュJの浮遊感を演出しやすい軽めを選択しましょう。
フィッシュアロー フラッシュJ 3inch
ワームの出しどころについて

そもそもワームの出しどころとはいったいどんなタイミングなのか。
ずっとワームだけを投げていれば、いつかは釣れるかもしれませんが、それでは貴重なチャンスを無駄にしてしまう可能性もあります。
ぼくが思うワームの使い所はこんなタイミングです。
ハードルアーで反応がない時

マズメ時などの魚の活性が高いタイミングはアピール力の高いハードルアーで誘うのがセオリーです。
でも、ハードルアーでまったく反応がない。魚はきっと居るはずなのに周りも釣れていない。
そんなハードルアーで反応がない時はワームの出番です。
明らかに活性が低い時

今は明らかに活性が低いだろうと思われる時もワームの出番。
例えば、大雨で急に濁ったり、水温が急に下がったり、マズメ時を過ぎて、まったりした雰囲気になってきた時など。
明らかに魚がエサを活発に追っていないと思われた時はワームの出番です。
いいポイントなのに反応がない

ここは間違いなくいいポイントで、絶対に魚はいる、なのに全然反応がない。そんな時もワームの出番です。
ワームを魚に近づけていくようなイメージで誘ってみるといい反応が得られることがあります。
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このように、魚のやる気が少し下がっている時こそ、ワームの出しどころなんです。
信頼できるワームを見つけよう

今回は、ぼくが信頼を置くワームをいくつかご紹介しました。
ここで挙げたもの以外にも、きっと優秀なワームはまだまだあります。
ぜひこの記事を参考に、自分にとって本当に頼れる一本を見つけてください。
撮影:Ricordo 鈴木孝寿(SUU)
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