LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら

【ジムニー×釣り】車中泊もできる最強の相棒を紹介します

筆者の愛車は30年以上前のJA11型ジムニー

大人気の現行ジムニーよりもさらに小ぶりな相棒とともに、全国各地で釣りを楽しんでいます。

旧型ジムニーを2台乗り継いでかれこれ15年以上。今回は、筆者がたどり着いた車中泊釣り仕様のジムニーについてご紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ・記事内画像:福永正博

ジムニーを車中泊+釣り仕様に!

現実問題、この軽SUVの限られたスペースで車中泊と釣りを両立させるには、ある程度の妥協と割り切りが必要です。(筆者はカヤックがメインで荷物がとくに多いので……笑)

そんな中で色々と試行錯誤した結果、車内での食事は最小限、翌日の釣りに備えて寝るだけの「ストイック車中泊仕様」にたどり着きました。

福永

高額なアイテムは使っていないので、小さな車で釣り車中泊したい方は参考にしてみてください!

仮眠用のお手製ベッド

運転席を倒して寝るという方も多いかもしれませんが、長距離移動や夜間移動が多い筆者にとっては“しっかりと横になれる“ことが第一です。

ということで、小さい車内に横になれるほどのフラットな空間を作りました。

どのように作ったのか順に解説していきます!

荷室フラット化

まずは、リアシートを取り外して荷室をフラット化します。

フラット化は、リアシートの取り付けボルトを4本はずして、アルミ製のフロアパネルを載せるだけなので、15分ほどあれば1人でできてしまうんです。

ちなみに、ECサイトで購入したフロアパネルが24,000円ほど、掃除がラクになるように敷いたシートカバーが2,000円以下でしたが、得られるメリットを考えると費用対効果は抜群!

この小さな車に「釣具をたくさん載せる」「横になれるスペースを確保する」など考えると、フラット化できるのであれば、するに越したことはないでしょう。

福永

貨物車登録のJA11型ジムニーは、簡単にリアシートがはずせてフラットな荷室が出現します。
 
この点は、一般的な乗用車よりもカスタム向きかもしれませんね。

ベッドのフレーム作成

ヘッドレストをはずし、後に倒した助手席の上にイレクターパイプを組みます。

大枠は接着してしっかり固定し、バラしやすいように脚は差し込むだけ。

脚の長さを一発でピッタリの寸法にカットするのは難しいので、長さ調整ができるキャップを装着しました。

福永

フロアマットの厚みなどでも高さが微妙に変わるので、調整できるようにしておいて正解でした!

カーゴボックスを収納兼ベッドの土台に

イレクターパイプの脚の長さを調整し、荷室に置いたカーゴボックスと同じ高さにします。

助手席側はイレクターパイプ、荷室側は強度抜群のカーゴボックスで体重を支える構造です。

福永

収納力を少しでも増やしたいので、後側にパイプすら無い設計にしました。
 
中にはたくさんの釣具やキャンプ用品、就寝セットなどが入っています。

板をカットして載せる

完成した土台の上に、木の板を載せるだけで完全フラットなスペースができます。

最初は1枚板で使っていましたが、使わない時の収納性やカーゴボックスの中身へのアクセスを考えて、木の板は2枚にカット。

そして、一旦固定せずに寝てみたところ、ズレたりグラついたりすることがなかったので、固定しない載せるだけの超簡易仕様に落ち着きました。

あとはクッションマットを敷けば、車中泊用ベッドのできあがりです!

福永

木の板は、購入時にホームセンターでカットをお願いするのが無難です。
 
自分で作業すると、まっすぐカットできなかったり、時間がかかったりしますからね。

簡易ベッドが完成!

寝るとこんな感じ。

キャンピングカーのように車内でゆったりとはいきませんが、身長約170cmの筆者がまっすぐ体を伸ばして熟睡することができます!

正直せまいですが、“好きなものに囲まれている感”があって意外と落ち着きます。

福永

これで次の日の釣りはバッチリ!
 
宿泊費や交通費を節約することもできますね。

大きな収納ボックスを1つ積んでおくべし

小さい車に大きな収納ボックスは、一見邪魔と思われがちかもしれませんが1つあるとかなり便利です。

というのも、収納ボックスの大きなフタの上が他の荷物の避難場所となり、限られた車内での寝るスペース確保に役立つのです。

もちろん、収納ボックスとしてもめちゃくちゃ重宝します。

筆者がメインで楽しむカヤックフィッシングだと、「かさばる&濡れる」アイテムが多いので、ガバッと入れられる大きさは本当に便利。

さらに、水を貯めて道具の潮抜きやウェア類の洗濯などにも活用しており、1つで何役もこなしてくれています。

福永

使用後のウェーダーやブーツなどの濡れもの・汚れものをまとめて入れられるので、釣り車に積んでおくと活躍してくれますよ。

自由度の高いロッドホルダー

釣り車に欠かせないロッドホルダーは、カールコードタイプを装着。

長いロッドを斜めに積んだり、必要に応じて端に寄せたりと、自由度の高さがポイントです。

さらに、車内中央縦方向にはインテリアバーを設置。これにより、コードのたるみを抑え、すっきりと収納できています。

福永

車が跳ねれば多少はビヨンビヨンはしますが、ショックを吸収してくれるおかげでロッドが脱落したことはありません。

車体との接続は、鉄板むき出し&すき間が多い旧型ジムニーの室内構造を利用して、平たいS字フックを引っかける方式です。

カールコードは100均、平たいフックはホームセンターで購入したもので、コスパ抜群に仕上がりました。

福永

ちなみに、天井のチェック柄も自分で布を張ってカスタムしています。

シートカバーで汚れをガード

釣りをすると、雨で濡れたり汗をかいたりしてビチョビチョになりがち……。

釣り車には、シートの汚れから守るシートカバーはマストアイテムですね。

すぐ取り出せるリアゲート収納ボックス

収納の少なさはジムニー乗り共通の悩み! 

ということで、ジムニーのカスタムパーツには収納力アップに関するものがたくさんあります。

筆者の場合は、リアゲートの内側にFRP製のポケットを追加して、釣りや車中泊で使う小物類を収納しています。

取り付けは、プラスドライバーが1本あれば誰にでもできる簡単な作業。

構造がシンプルで、自分で手を加えやすいのもジムニーの良いところですね。

福永

1万円以下で買えるパーツですが、あった方が圧倒的に便利なので、2台にわたって使い続けています。

カヤック民の必須装備

筆者の場合、カヤックを積むためのルーフキャリアとカヤックリフターは必需品。

ルーフキャリアは、カヤックを積まないとしてもルーフラックやルーフボックスのベースとなるので、ジムニーへの装着率が高い人気アイテムです。

福永

最適な高さや幅などが車種や用途によって変わるので、購入前によく確認するのが大事ですよ。

【悪路対策】車高アップ&タイヤ交換

ノーマルの車高でも普通の車とは比較にならないくらい走破性が高いジムニーですが、より過酷な悪路に対応できるよう車高を3インチアップしています。

また、タイヤをゴツいパターンのマッドテレーンタイヤに交換することで、四駆らしいワイルドな印象もアップしています。

福永

足まわりにこだわりだしたら、ジムニーカスタムの沼にハマっちゃう可能性大なのでご注意を。

好きな車のことは考えるだけで楽しい!

たくさんの釣り道具を積んで車中泊するなら、ハイエースや軽バンなどの方がラクなのは否定できません。

ですが、小さなジムニーでも自分なりの工夫で、釣りライフを大きく広げることができましたよ。

みなさんも、お気に入りの愛車を釣り仕様化してエンジョイしちゃいましょう!

関連記事