ロッドホルダーが欲しいけど……
車の天井にガッチリと固定するルーフタイプのロッドホルダーって憧れますよね。
ですが、車をご家族と共用されている方など、つけっぱなしのロッドホルダーではなにかと不都合という方もいるかと思います。
私自身、車を仕事にも使用している為、ロッドホルダーの設置を断念していたのですが、やはりロッドをそのまま車載する事に一抹の不安を抱えていました。(何か拍子に折れたりしないか心配で心配で……)
そこで今回は、車内で邪魔になりにくい OR 脱着が簡単なロッドホルダーを探してきました。
今回ご紹介するのはこの3つ
簡易ということもあり、比較的低価格帯の物を集めました。一番高いのでも2,000円台。ルアー約1個分です。
ヴィセオ ヘッドレストロッドキーパー
ヘッドレスト(座席の背面)に設置するロッドキーパー。内容は運転席側・助手席側の二つ一組。
ロッドを横に配置するので、載せられるロッドの長さは、必然的に車の室内幅までとなります。
2ピースロッドを3本収納できる仕様。
取り付けは簡単。バックルでヘッドレストのステー部分に掛けて……
下のベルトを座席の腰部分に回して固定。
ロッドのホールド感は高め。
少し無理やり感はありますが、細めのロッドであればソフトケースごと納められます。
本体の素材はクロロプレンなのでロッドを傷つける心配もありません。固定部分はベルクロ。
室内幅には注意が必要です。私の車は、公式情報で室内幅149cmでしたが、仕舞寸149cmのロッドが全然収まらない……。
仕舞寸133cmのロッドがギリギリ入るといった感じでした。
公式の情報だけでなく、実際の室内幅と、ロッド仕舞寸を実寸したうえでの購入をおすすめします。
セリア カラビナ&スプリングコード
100均で手に入れた、カラビナとスプリングコードを使った自作ロッドホルダーです。
いわゆる、カールロッドホルダー的なモノを作りたかったのですが、結論を先に言えば、スプリングコードの方が少し失敗でした。
一般的なカールロッドホルダーと比べるとその差は歴然。ロッドをしっかりと支えるにはコードが細すぎました。
大抵のスプリングコードは表面がラバー素材のため多少の滑り止め効果も期待できますし、スプリングの輪が大きければロッドがスッポリとはまって安定感も出ると思います。
こんな感じにロッドを置けば、数人乗り合わせて釣りに行くときでも、ラゲッジスペースを潰さずに済むので荷物がたくさん置けます。
使わないときはどちらか一方に寄せておけば邪魔にもなりません。
プロックス ピタッと!マルチハンガー
窓ガラスなど平面な箇所に吸盤で装着するタイプのハンガー。ロッドを平行に載せる為、こちらを2つ用意します。
ホルダー部分は4か所で、対応ロッド径は17mm。ロッドのグリップを収めるには径が狭く、多くの場合、ロッドのブランク部分を収めることになるかと思います。
セパレートグリップのロッドは問題ありませんが、ストレートグリップのロッドは置き方に工夫が必要かと思います。
取り付けは、フック部分を上げた状態で吸盤を押し当てて……
フック部分を下に下げます。吸盤の下には、滑り止めラバーが付いたサポートが付いています。
この車はクォーターガラスが小さいので少し設置が難しかったです。SUVなどのガラスが大きい車であれば楽に設置できるでしょう。
2つの設置場所が近い場合、ロッドがグリップの重さで後ろに落ちてしまいます。ロッドが少し前下がりになるように、高さを調節する必要がありました。
2つの設置場所を離すとロッドも安定するのですが……この状態でドア開けたらロッドが折れてしまいますよね(汗)。
積極的におすすめはできませんが、これならストレートグリップのロッドも問題ありませんでした。
また、マルチハンガーというだけあり、ライフジャケットなどを掛けることも可能。
クーラーボックスに取り付けて、竿受けとしても使えたりと、マルチな用途が嬉しいですね!
プロックス ロッドホルダー プロックス ピタッと!マルチハンガー PX825K ブラック
■ロッド対応直径:17mm以下
■耐熱温度:70度
工夫次第で快適に!
ロッドを置く位置を確保できれば、車に積めるアイテムを今まで以上に増やしたり、ラゲッジスペースの整理整頓が捗ると思います。
ルーフタイプのロッドホルダーを諦めていた方も、これを機会に色々と試してみてはいかがでしょうか?