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これが最強のエギかもしれへん。ハイプレッシャーへの合理的過ぎる対策

マグQタングステンをインプレ!これが最強のエギかもしれへん。

DUELから発売されたマグQ タングステンを実釣インプレ。

飛距離が70mを超えるそうですが、はたして本当なのか!?

しっかり実測して検証してきました。

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目次

超絶カッ飛ぶだと!?

久しぶりに、見た瞬間「コレはヤバそう!」と大興奮したエギがありました。

それがDUELから発売された「マグQ タングステン」。

何やら飛距離に特化しているらしく、すごいギミックが搭載されているんです。

なおと

でも、飛距離特化系のエギって「飛ぶだけで動きが……」ってイメージがあるんですよね。

ってことでしっかり検証してきました!

ラインナップ

なおと

ラインナップは3号と3.5号の2種類です!

マグQタングステンの特徴

まずはマグQタングステンがどのようなエギなのか見ていきましょう。

コンセプトは「未開の地を切り開く!」

その飛距離はなんと、3号で60mオーバー、3.5号で70mオーバー!

一般的な3.5号のエギだと50m、よく飛んでもなんとか60mなので、正直「本当か!?」と疑いたくなる数値です。

もちろん実測して検証しているので、後ほどご紹介しますね。

タングステン×マグネット重心移動

その飛距離を実現するのが、3つウエイトボールによる重心移動システムです。

なんとウエイトボールは3個とも素材が違い、前からステンレス、タングステン、スチール。

着水するとウエイトが前方へ戻り、強力なマグネットがスチールを止めることで、前2個のウエイトも固定します。

かなり凝った作り込みですね〜。

パタパタフィン

パタパタフィンが付いていて、「わーい」って言っている感じで可愛いですよね。

このパタパタフィンは可愛いだけでなく、パタパタと細かくアクションする優れたパーツです。

小魚のヒレのように細かく動くので、イカを騙しやすく、スレた個体にもよく効くと思っています。

柔らかめのカンナ

カンナは少し柔らかめの、根がかりした際に伸ばして回収しやすいタイプです。

また、カンナの軸部分はケイムラ仕様になっています。

12色展開

全12色展開で、定番のグローやケイムラに加え、ネオンフラッシュと呼ばれるカラーが2色(ネオンフラッシュレッドとネオンフラッシュグリーン)ラインナップされています。

これはボディ自体が発光するもので、紫外線が届きにくい状況でも強くアピールできるそうです。

マグQ タングステンのアクション

続いてはアクションを見ていきましょう。

いくら飛んでも動かなければ意味がないですからね。

ダート

一定のリズムでジャークすると、抜け感のある綺麗なダートをします。

通常のエギに比べて外部シンカーが小さく、表面の凹凸が少ないのでそれがキレの良いダートに繋がっている印象。

ジャークした際の引き抵抗も小さいので非常にシャクりやすいですね。

また、抜け過ぎて暴れる感じはなく、パタパタフィンが抵抗となって安定していますね。

水中映像を見てみると、ジャーク時に少しボディを翻すようなヒラ打ちをしていました。

一定のリズムでシャクると綺麗に左右へ飛びますが、軽くトゥイッチしたり、クイックにシャクったりすると、平打ちや不規則なアクションも演出できます。

なおと

動きもいいじゃないですか!

フォール

足元では、頭下がりの姿勢でフォールしていきます。

キャストするとラインの張力が働くので、もう少し緩やかな角度のフォールになるでしょう。

3号も3.5号も沈下速度は3.5s/m なので、一般的なエギと同等か少し遅めくらいですね。

なおと

変なブレもなく、フォールも安定していますね!

本当に70mも飛ぶのか!?

皆様も気になっているであろう飛距離を実測して参りました。

ロッドは8ft6inのML、PEラインは0.6号、リーダーは10lbのごく一般的なタックルセッティングです。

風速1〜2m/s程度の横風の中、それぞれ5投してみると……

最大飛距離は3.5号が70.3m!(もちろん糸フケを回収した状態で計測)

3号が62.2mでした!

 1投目2投目3投目4投目5投目平均
3.5号66.3m64.5m67.3m70.3m66.5m66.98m
3号60.2m58.4m55.6m60.2m62.2m59.32m

5投の平均値は3.5号が66.98m、3号が59.32m。

ウエイトがカツンッと後方に移動して、バシューンと彼方へ飛んでいくので投げているだけで超気持ち良いです!

なおと

「未開の地を切り開く!」はわりとマジでしたね(笑)

実釣インプレッション

もちろんしっかり実釣も行ってきました!

秋イカのシーズンということで、初期は3号、後期は3.5号を使いながらランガン。

サイトでもブラインドでもよく抱いてきます。

シーズン後期には500gほどの良型も釣れましたよ!

あと、やたらとよく釣れたのがこの「深場グリーン」というカラー。

ベースが発色の良い赤なので、とくにナイトゲームと深場のデイゲームでよく釣れましたね。

なおと

ということで、筆者の主観ゴリゴリでインプレしていきます!

飛距離を活かした攻略に

本当によく飛ぶので、誰も触っていない沖のポイントを狙えます

エギングにおいて「飛距離は正義」と考えていて、まだエギを見たことのないアオリイカはとてもイージーです。

今までは「あと少しで届くのになぁ」って指を咥えていた、沖のシモリ、駆け上がり、流れの変化も射程範囲。そりゃあ釣れますよね(笑)

また、飛距離が伸びると立ち位置の悪さもカバーできます

画像のように、「少し前に出たら沖のポイント攻められるのになあ」というシーンでも、マグQ タングステンなら安全な足場からカバーできるわけですね。

なおと

いつものポイントが竿抜けポイントになりますよ!

晩秋は必須

アオリイカが大きくなり、深場へ落ち始める晩秋にはドストライクでしょう。

筆者が釣行するエリアは水温がしっかり落ち、晩秋にはシャローからアオリイカがいなくなります。

しかし、船からティップランで狙うような10〜20mラインにはキロクラスのアオリイカがいて、陸から狙うにはとにかく飛距離が必要。

そういったシーンはマグQ タングステン一択になりそうですね。

なおと

晩秋は絶対に飛距離が重要です!

シャクリが軽いということは……

飛ばそうと思ってディープタイプのエギや、追加シンカーを使うとシャクリが重くなるんですよね。

これがなかなか厄介で、浅場ならまだしも、深場でしっかりエギを動かそうとするとかなり負担が大きくなります。

しかし、マグQ タングステンはよく飛ぶもののエギ自体が重いわけではなく、外部シンカーも小さいため、沖の深場でもシャクリが軽いんです!

また、深場でエギの抵抗が大き過ぎると荷重変化がボヤけるため、抵抗の小さなマグQ タングステンは深場のアタリがハッキリ出やすいこともメリットと言えます。

なおと

沖の深場で釣るにはこれが大切なんです!

渋いタイミングにも◉

プレッシャーの凄く高かった9月後半〜10月前半でも、難なくアオリイカをヒットに持ち込めたのも印象的でした。

他のエギを散々投げた後に釣れたり、サイトの時にマグQ タングステンだけ反応が良かったり、というシーンがかなりあったんです。

今までの経験も踏まえていろいろ考えた結果、「パタパタフィンがかなり効いているのでは?」という結論になりました。

なおと

過去にも、「パタパタフィンだけ異常に釣れる」ってことを何度か経験しているんですよね。

本当のところは「イカのみぞ知る」ですが……。

“飛ぶ”のトレードオフがない

飛ぶからといって、トラブルがあるとか動きが悪いとかは一切無く、ネガティブ要素が無いことは素晴らしい。

小学校6年生くらいから、かれこれ15年以上エギングをしていますが、総合的な評価はトップクラスです!

なおと

今まで飛距離特化系エギに抵抗があった方は、ぜひ使ってみてください。

まだ見ぬ沖のポイントを!

エギンガーが多い昨今、ショアからだとイカがスレていることも多いのですが、マグQ タングステンならロープレッシャーなイカが射程に入ります。

みんなが使うと竿抜けポイントが減って本末転倒ですが、それでも使ってほしいと思えるほど素晴らしいエギでしたね。

撮影:ちゃったTV なおと

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