スレに強いエギがある

みなさんはアオリイカの“スレ”にどう対応されていますか?
釣り方を変えてみたり、エギを変えてみたり、カラーを変えてみたり……いろいろ工夫をしていると思います。
さまざまな対応策がありますが、今回はスレに強いエギをご紹介!
EZ-Qダートマスターの特徴

ダートマスターのもっとも大きな特徴は、エビっぽい形と3本の足!
通称「パタパタエギ」と呼ばれている。かどうかは分かりませんが、少なくとも私の地元ではそう呼ばれています。
ラインナップはラトルインとラトル無しの2タイプです。
足の魅惑的な動き

水を受けることでパタパタと動く足が、シャクった際やフォール中にも艶めかしくイカにアピール。
ダートマスターは「パタパタフットライト」と呼ばれる、引き抵抗が小さくてわずかな水流でもよく動くハイレスポンスな足が装着されています。

EZ-Qキャストと足を比較してみました。
EZ-Qキャストが4本足なのに対し、ダートマスターは3本足。
そして、ダートマスターの方が小さく、根本が1本になっているので見るからに引き抵抗が小さそうです。
しっかりダートしてくれる
ダートマスターは抵抗物の足がついているにも関わらず、比較的軽い力でダートしてくれます。
もっさりと動くEZ-Qキャストに比べ、キレのある綺麗なダートが特徴。
自分のシャクリ具合でエギの動きをコントロールしやすく、ロッドアクションへのレスポンスにも優れています。
水を掻くボディ

ボディ自体の形状も特徴的で、エビの背中のように凸凹しています。
この凸凹が独特の水流を発生させるようで、近づいたイカに波動でアピールしてくれるのです。
有効な使い方

では、そんな独特な特徴を持ったEZ-Qダートマスターは、どのように使えばスレイカに有効なのかを解説します。
藻周りの攻略
とくに渋い日は水中の障害物にイカがべったり着いていることが多いです。そこから離れないイカをダイレクトに攻めます。
ゆっくりゆっくり藻の上をエビが歩くように動かしてください。
根掛りそうに思うかもしれませんが、足がガートの役割をするのでそんなに引っかかりませんよ。
追いかけてきたイカに

秋イカのシーズンは、「追いかけてきた!あ、でも抱かなかった!」というシーンが多いと思います。
そんな時はEZ-Qダートマスターの出番です。
ロッドアクションへのレスポンスが良いことを活かして、手前でもしっかりダートさせてアピールできます。
イカパンチが多い日

イカが触腕だけでエギを一瞬タッチするイカパンチ。そんなイカパンチが多発する日もダートマスターの出番です。
イカは触腕で触れた時にエサかどうかを判別しているので、ボディの水流と足の波動を感じてしっかり抱いてくれます。
激渋の日にはただ巻き

足の波動を活かして、ただ巻きするのも非常に効果的。ひどくスレている場合、シャクリを嫌がるイカがいることも事実です。
そんな時は底を取って、最初だけ2回か3回シャクり、その後は超スローに巻いてみてください。
エギは巻くと浮き上がってくるので、1投の中で2〜3回は底を取り直すようにしましょう。
激渋の日に差をつけよう!

近年は人が増えたり、釣り場が限られたりして、以前にも増してアオリイカに人的プレッシャーが強く掛かるようになっています。
そんな中でアオリイカをコンスタントに釣るには、工夫をすることが大切です。
1番手っ取り早くできる工夫が“エギの交換”なので、ぜひEZ-Qダートマスターでスレイカを狙ってみてくださいね!