大人気シリーズ「ブローウィン」

シーバスに限らず、ソルトルアーフィッシングシーンで大人気となっているBlueBlue。
そんなBlueBlueを代表するルアーのひとつがブローウィンではないでしょうか。
ブローウィン140Sのジャーキングの釣れっぷりに衝撃を受けたアングラーは、ぼくだけではないはず。
110Sが追加されたけど……
ブローウィンには80S、125F- Slim、140S、140J、165F-Slimと、5種類のモデルが存在していました。
そこに新たに追加となったのが、110Sというミドルサイズモデル。
大人気のブローウィンですが、110Sの実力やいかに。
じっくり観察してみた

元々人気のシリーズなので話題になるのは当たり前ですが、その良し悪しは使ってみるまでわかりません。
まずは使う前に、じっくり観察していきます。
少しファットなボディ

今までのブローウィンシリーズと比べると、ボディはちょっとファットな印象です。
スリムミノーではなく、普通のミノーといった感じ。
140S同様にフラットサイド気味のデザインですね。
リップは長め

他のブローウィンシリーズと比べて、ボディに対してリップが少し長い印象です。
けっこう潜るのかと思いきや、潜行深度は70〜100cmで、140Sとまったく変わりません。
潜らせるためのリップではなく、質量の大きなボディをしっかり動かすためのリップなのかもしれません。
110mmサイズで3フック

110mmサイズですが、3フックを採用しています。
シーバスはバレやすい魚のため、3フックなのはありがたいですね!
フックは#6が3つ搭載されていて、ウェイトは14gです。
ボートシーバスに持ち込んでみた

実際にフィールドに赴き、ブローウィン110Sの実力を試してきました!
東京湾のシーバスにブローウィン110Sは通用するのでしょうか?

ポイントに着いたらすぐに反応が!
レギュラーサイズですが、サクッと釣れてくれました。

さらにヒットしたレギュラーサイズのシーバス。
どうやら、群れているシーバスのサイズはそこまで大きくないよう。
40〜50cmくらいのシーバスがガンガンアタックしてきます。

ついに出たグッドサイズ!
小型が多い群れの中から、賢い大型をしっかりと騙してくれました。
使い込んだら個性も見えてきたので、次項で使用感を総括していきます!
ブローウィン110Sの特徴
アクションの質は140Sに近い
ブローウィン110Sのアクションは140Sにかなり近いです。
110Sの方がやや動きのピッチが速いですが、ウォブリングやローリングの幅はほぼ同じ。
ボディが全然違う形なのに、同じようなアクションが出ているあたりに、BlueBlueの技術とこだわりを感じます。
軌道変化も顕在

ブローウィンの特徴のひとつである軌道が揺れる動きも顕在で、110Sも140S同様に左右へフラつきながら泳ぎます。
この軌道が揺れる動きによって、自動的にで食わせのタイミングを作ってくれます。
これがブローウィンが良く釣れる理由のひとつですね。
ジャークにもしっかり対応
ブローウィンといえばやはりジャークですよね。
110Sもしっかりとジャーキングに対応していますが、140Sほどのキレとダート幅はありません。
それよりも少し控えめなダートアクションになっています。
いつでも使いやすいサイズ感

110Sはサイズとウエイトが絶妙で、どんな時でも使いやすいと思いました。
サイズだけでいえば100mmが個人的には使いやすいのですが、100mmのミノーだと飛ばなかったり、風に負けてしまったりするんですよね。
ブローウィン110Sは110mm/14gにすることで、ほどよいサイズ感でありながらキャスタビリティも確保しています。
飛距離も十分

飛距離を計測してみたところ、こんな結果に。
- 1投目:52m
- 2投目:50m
- 3投目:50m
- 平均飛距離:50.7m
110mmクラスのミノーの中では飛ぶ部類だと言えますが、ちょっと飛行姿勢がブレることがありました。
140Sくらいの飛び感を想像していると、ちょっと期待外れとなってしまうかもしれません。
ブローウィン110S、めちゃくちゃ好きです。

ブローウィン110Sを使ってみると、今までのブローウィンシリーズに負けず劣らずの良いルアーでした。
シーバスに限らず、サーフでもめちゃくちゃ良さそうに思ったのでこれから出番はかなり増えそう。
まだブローウィン110Sを使ったことがない方は、ぜひ一度使ってみてください!
撮影:六畳一間の狼 SUU