ロンジンのハイスタンダード

ロンジンのハイスタンダードをインプレ。レンジキープの鬼でした

みなさんはロンジンのハイスタンダードを使ったことはありますか?

一見普通のシーバス用ミノーですが……じつは唯一無二な特性のルアーなんです!

そんなハイスタンダードを詳しくインプレします。

目次

アイキャッチ画像提供:六畳一間の狼 SUU

ブランド生命をかけたミノー

ロンジンのハイスタンダード

シーバスが好きな人ならば「ロンジン」を知らない方はいないでしょう。

ハイスタンダードは、そんなロンジンがブランド生命をかけて世に送り出したミノーなのだとか。

「生命をかけた」とまで聞いてしまったら、どんなルアーなのか気になっちゃいますよね。

明確な個性があるミノー

ハイスタンダードの釣果

初めに言っておくと、このハイスタンダードというミノーはかなり特徴がはっきりしています。

とくに“ある部分”に関しては、「唯一無二」と思えるほど。

今回は、そんなハイスタンダードを詳しくインプレッションします!

ハイスタンダードの実績

ハイスタンダードで釣ったヒラメ

細部を紹介する前に、まずは実績の一部を見ていただきましょう!

これはシーバス&ヒラメを狙ったサーフ釣行にてキャッチした、グッドサイズのヒラメ!

食いっぷりが良く、真ん中のフックをガッチリ咥えていました。

ハイスタンダードで釣った青物

これは夏の漁港でヒットしたショゴ。

ハイスタンダードを潜らせ、速巻きとスロー巻きのコンビネーションで食ってきました!

ハイスタンダードで釣ったイナダ

土砂降りの雨が降る磯でのサラシ撃ち。

濃いサラシの中でもハイスタンダードがしっかり潜り、連続でイナダをキャッチさせてくれました!

釣果があり過ぎてこれ以上紹介すると長くなるので、ここからはハイスタンダードの特性を詳しく掘り下げます!

ハイスタンダードの外観

オーソドックスなボディ

ハイスタンダード

ハイスタンダードのボディは凹凸が少なく、これといった特徴はありません。

オーソドックスなミノーのシルエットで、パッと見ただけでは“よくあるミノー”でしょう。

若干ですが、標準よりもファットでぽってりした印象かもしれません。

リップに特徴あり

ハイスタンダードのリップ

ボディに対してリップ周りは個性的で、まるでリップレスミノーのようにボディ先端からリップが伸びています。

ボディのボリュームから考えると、リップはちょっと小さめな印象です。

また、リップの裏にはフィンのような突起が設けてあります。

太めのワイヤー

ハイスタンダードのワイヤー

ハイスタンダードのエイト環は、一般的なシーバス用ミノーよりも太めです。

太いエイト環は強度が高くて曲がりにくいだけでなく、表面積が大きいので抜けにくいのもメリットです。

マルスズキだけでなく、ヒラスズキや青物までを想定したセッティングなのかもしれません。

フックサイズと潜行レンジ

ハイスタンダード120

ハイスタンダードは全長120mmのフローティングミノーで、タングステン製ウェイトボールを3つ用いた重心移動システムを導入しています。

自重は19gで#5フックを3つ搭載し、潜行深度は40〜120cmと表記されています。

ラインナップは4種類

モデル全長(mm)重量(g)タイプ推奨フック推奨リング定価(税込円)
ハイスタンダード12019フローティング52,288
ハイスタンダードS12021シンキング52,288
ハイスタンダード15015034フローティング342,772
ハイスタンダード97S9715シンキング42,178

ハイスタンダードはオリジナルモデルを含め、4種類がラインナップされています。

場所や状況、ベイトに合わせて使い分けられるのも嬉しいところですね。

ハイスタンダードの特徴

ゆったりとしたウォブンロール

ハイスタンダードのアクションは、ゆったりとしたピッチのウォブンロール。

動きの速いベイトというよりも、動きが遅めなイナッコなどをイメージさせます。

公式情報ではウォブリングとローリングが5:5となっていますが、実際に見るとローリングがやや強い印象を受けました。

スロー巻きではヨタヨタ

巻きスピードをスローにしてみると、もともとゆったりだった動きがさらに弱々しくなり、ヨタヨタした感じに。

まさに“弱って力なく泳いでいる小魚”です。

川の流れやサラシの中でこんなに弱々しく泳いでいるのを想像したら、釣れる気しかしませんよね!

かなり飛ぶ

ハイスタンダードを遠投

ハイスタンダードの遠投性能はかなり高い部類です。

過去に行った飛距離検証企画では、平均で65.3mを記録。

ただし、飛行姿勢が崩れる時があるため、丁寧に投げることが遠投する秘訣です。

▼検証時の様子はコチラ

ゆっくり巻くとぐいぐい潜る

ハイスタンダードをリトリーブ

ぼくが驚かされ、冒頭で“ある部分”と表現したのが、ゆっくり巻くとグイグイ潜っていくという点。

一般的なフローティングミノーは普通〜速巻きで深く潜るのですが、ハイスタンダードは“ゆっくりな方が潜る”という唯一無二な性能を持っています。

潜らせたい時はゆっくり巻き、潜らせたくない時は速めに巻くのがハイスタンダードを使いこなすコツです。

レンジキープしやすい

サーフ

ゆっくり巻くと潜るという性質の恩恵なのか、レンジキープ力が高いのも特徴です。

ハンドルを1回転/1秒くらいのスピードで巻いた時のレンジキープ力がとてつもなく、急に浮き上がったり潜ったりすることなく、バシッと一定のレンジを泳いでくれます。

ゆっくり巻いて狙いの水深まで潜らせた後、ミディアムスピードに切り替えてレンジキープ。なんて使い方ができますね!

個性的なのにどこでも使える!

ハイスタンダードで釣ったワラサ

その特性を理解していると、ハイスタンダードは使い所や他ミノーとの使い分けが明確なルアーです。

河川やサーフでも使いやすく、持っているとかなり心強いミノーだと感じています。

まだ使ったことがない方は、ぜひ一度使ってみてくださいね!

画像提供:六畳一間の狼 SUU

ロンジン ハイスタンダード

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