トレイルランニングシューズを釣りに履く

釣りをする際、どんなシューズを履こうか迷いませんか?
日常使いしているスニーカーだと汚れるのが気になるし、釣りメーカーのシューズなら間違いないかもしれませんが、釣りに特化しすぎていて日常使いには向いていなかったり……。
ボクはひょんなことからサロモンの「スピードクロス5」というシューズを購入したのですが、これが運動から日常使い、釣りにまで幅広く使えたので今回ご紹介いたします。
サロモン SPEEDCROSS 5
サロモン スピードクロス5 について

サロモンはフランス発祥のアウトドアブランドです。
スキーやトレイルランニング、ハイキングといったアウトドアアクティビティを中心にアイテムを展開しています。
近年は機能性を持ちながらもデイリーユースにマッチするシューズも数多くリリースしており、アウトドアの領域を超えて注目されています。

ボクが購入したスピードクロス5もまさにソレ。
これはトレイルランニングシューズですが、ルックが街にも馴染むので日常使いしても違和感がありません。
購入してから半年ほど経ちますが、あまりにもお気に入りすぎてボクは軽い運動から仕事に釣りと、外出するとあればほとんどスピードクロス5を履いているほどです。
軽い!

まずなんと言っても、軽いのが魅力。
28cmで659g。(両足)

他のシューズも測ってみると、アディダスのスニーカー「サンバ」が780g、ナイキのトレッキングシューズ「エアマグマ」は約980g。
以前は釣りをすると足の疲れが顕著に現れていましたが、スピードクロス5に履き替えてからはそんな疲れからも解放されました。
今となっては、もう他のシューズには戻れない足になっています。
履き心地は最高!

さすがアウトドアブランドであり、さすがトレイルランニングシューズ。
走ることを前提とした設計なのか(?)、なんとも言えない絶妙なクッション性を持ち合わせています。
足を入れた瞬間に分かる履き心地の良さです。

靴紐タイプではありますが、結ばないクイックシュータイプの靴紐とでもいいましょうか。
このシステムも非常に快適で、結ぶ手間がない上にフィット感も最高です。
しっかり効くグリップ

トレイルランニングシューズなだけあってか、アウトソールはかなり特徴的。
サロモンが独自に開発しているContagrip® TAというソールにより、強いグリップ力を確保しています。
釣りは滑りやすいシチュエーションが多々ありますが、そういった場所でも安心です。
ゴアテックス仕様の防水タイプも

ノーマルのスピードクロス5に加え、ゴアテックスモデルもラインナップされています。
もちろん、防水性能を求めるなら断然ゴアテックスモデルがオススメ。
ボクはゴアテックスモデルがあることを知ったのはなんと購入後……。
購入時は注意してくださいね。
サロモン SPEEDCROSS 5 GORE-TEX
高いデザイン性でルックも◎

じつは履き心地以上に気に入っているのが、その高いデザイン性。
履いてみると意外に何にでも合わせやすく、シチュエーションも選びません。

実際、日常使いとして大活躍。
この夏はパタゴニアのバギーズショーツと合わせてよく履いていました。
スピードクロス5を履いて釣りに

スピードクロス5を履いて釣りに行ってきましたので、ここからは如何に釣りと相性が良いのかをご紹介しましょう。
しゃがみこんでも痛くない

ルアーを替えたり、釣った魚をクーラーボックスに入れたりと、釣りはしゃがみ込む動作が思った以上に多いものです。
その際、足の甲が押しつぶされて痛くなったり、指がスムーズに曲がらなかったりするシューズも多いのですが、スピードクロス5はそれがまったくありません。
とくにボクは足の甲が人よりも高く、今までは痛いのを我慢していたのでこれは嬉しいです。

ちなみにボクの足のサイズは27cmですが、「ワンサイズ大きくても良い」とのレビューを参考に、甲の高さやフランスのブランドであること(細身のシューズが多い)も考慮し、28cmをチョイス。
これが大きすぎることもなく大正解でした。サイズ選びの参考にしてみてください。
軽い履き心地で疲れにくい

そしてとにかく軽い履き心地。
なので非常に疲れにくく、この点は他のシューズと違いを顕著に感じます。
これは単に軽いだけではなく、ソールのクッションと適度な反発が効いているのかもしれません。
グリップがよく効く!

安全そうな堤防でも、意外と苔が生えていたりして案外滑ったりするものです。
そんな場所でも、アウトソールがしっかりと地面を噛んでくれるので、普通のシューズに比べると安心感がまったく違います。
もちろん、スパイクシューズではないので、磯に行くときは別なスパイクシューズを愛用中です。
汚れてもサッと洗える

釣りをしていると何かと汚れますが、スピードクロス5はサッと洗えば簡単にキレイな状態になります。
そもそもがトレイルランニング用ということもあり、汚れることを前提にしたマテリアルが全体に使われているからでしょう。

ブラックならもし血が付いてもまったく目立ちませんので、血が飛びやすい青物釣りにも躊躇なく使えます。
日常と釣りの境目がない人にも

じつを言うと、釣りよりも日常使いとして履いていることが多いです。
ボクの場合は釣りが日常の延長にあるため、普段着に合わせられる点も気に入っています。
「単純に見た目が好き」ということですね。
まとめ

今までこの手のハイテク系シューズは見た目があまり好きになれず履いてきませんでしたが、スピードクロス5でその考えが完全に覆りました。
日常と釣りに併用して使えるシューズを探している方や、疲れにくいシューズを探している方にはイチオシです。
現在は後継モデルのピードクロス6が登場しているので、ぜひこちらも検討してみてはいかがでしょうか。
撮影:DAISUKE KOBAYASHI
サロモン SPEEDCROSS 5
サロモン SPEEDCROSS 5 GORE-TEX
サロモン SPEEDCROSS 6