釣りにもタウンユースにも使える

今回は、ボクが日頃から釣りにもタウンユースにも愛用している、パタゴニアの名作『バギーズショーツ』をご紹介します。
バギーズショーツは1982年に発売されて以来、ロングセラーとなっているアウトドア用ショーツで、山登りをしている方なら1枚は持っているかもしれませんね。
一見ただのショーツに見えますが、履いてみたら納得。アウトドア用なだけあって釣りとの相性もバツグンです。

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まずはバギーズショーツの特徴から紹介します。
①とにかく生地が強い!

バギーズショーツの特徴は、まず何と言っても生地が強いということ。
一般的にこの手のショーツは、軽めで薄い生地を使っていて“ちょっとヤワ”なイメージがありますよね。
しかし、このバギーズショーツは伸縮性がほぼない強くてキメ細かいナイロン生地をベースとしていて、よっぽど荒い使い方をしない限り破れることはほぼないのです。

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「もうかれこれ10年以上履いているよ」なんて人がザラにいるのも納得なのです。
②素晴らしい履き心地

履き心地に関しては、スッと足を通しただけでも分かる素晴らしさです。
腰回りはしっかりしていて安心感があり、内側は通気性を良くするためにメッシュ加工が施されています。

また、裾にかけてはやや広がっている作りなので、動きやすさも◯。

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あまりにも履き心地が良いため、釣り用、普段着、そして部屋着としても使っています。
③撥水性&速乾性が◎

生地には耐久性撥水加工が施されていて、長期間にわたって撥水性を維持してくれます。
そしてこの撒水性に加え、釣りにおいて便利なのが速乾性の良さ。
釣りをしていると何かと濡れますからね。思いっきり濡れたとしても、コットンなどと比べて乾くスピードの差は歴然です。
また、洗濯時に早く乾いてくれるのもうれしい限り。夏はこまめに洗濯したいですからね。

実はこのバギーズショーツ、水陸両用ショーツとして誕生しているので、乾くのが早いのは当然なわけです。
裏地にはインナーメッシュが付いているので(メンズのみ)、水辺でのアクティビティと相性抜群。
ちなみに、インナーメッシュがあるということは「下着を履かなくてもOK」というスタイルだと思います。

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ボクの場合、基本的に下着は履いていますね。
④軽いから携帯もできる

重さは約200g。ステーキ1枚分ぐらいでしょうか。
しっかりとした生地のわりには軽いです。

コンパクトになるポケッタブル仕様なので、「とりあえず持っていくか……」といった感覚で携帯もできます。
ボクは「仕事その後釣り」なんてスケジュールも多いので、こそっとバッグに忍ばせておくことも多々あるのです。

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もっとも、「バギーズショーツで仕事」なんてこともザラにあります。
⑤選べるカラーとタイプ

カラーバリエーションが豊富なので、好みのカラーが見つかるのも嬉しい点。
年によってカラーバリエーションは変わってきますが、毎年10色ほど展開している印象です。

さらに、丈の長さが異なる5inと7inの2タイプが展開されています。
動きやすさやタウンユースなら5in、アウトドア用としては7inといった使いわけも可能。ちなみに、写真上は5in、下は7inです。

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シーズンによっては限定モデルもリリースされていて、2023年はヘンプ素材(麻)を使ったモデルが発売されていました。
バギーズショーツを履いて釣りに

この日はいつも行っている渓流へと、バギーズショーツを履いて行ってみました。
30℃を超す暑い夏の中、冷たい清流に足をつけて涼みながら釣り歩いていく、ボクの大好きなスタイルです。
履いているのは5in XS

ボクが愛用しているバギーズショーツは、5inモデルのブラック。
身長173cm・体重60kgの痩せ型なのでサイズはXSです。
パタゴニアのサイズ表記はアメリカ基準なので、購入時は注意しましょう。

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試着して買うのが安心ですね。
生地が強いのでガシガシ使える

バギーズショーツの生地はとにかく強い!
なので、渓流のような岩だらけな場所に行っても、臆することなくガシガシ釣りができます。
今まで他社のショーツやら、海パンやらを試してきましたが、このバギーズショーツの強さにはどれも敵いませんでした。

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ちょっとした生地の差なのですが、「ここまで違うものか……」と実感できますよ。
濡れてもへっちゃら

渓流に行くということは、濡れることが前提になります。
しかし、速乾性に優れるバギーズショーツならば、濡れたとてなんてことありません。
なんせ水陸両用。水を含んでも全然重くなりませんし、少し水から出て休んでいるとすぐに乾きます。
この日もガッツリと濡れましたが、気がついたらいつの間にか乾いていました。

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着替えることなく、そのまま車に乗って帰られます。
ポケットの深さが◎

こういった釣りやアウトドアアクティビティにおいて非常に便利なのが、ポケットの深さ。
一般的なショーツはポケットの浅いものが多く、こと釣りにおいては、まともにポケットとして使えませんでした。
しかし、バギーズショーツには釣りでも実用的な深さのポケットが、左右と後ろに合計3つも備わっています。
釣りの際には小型のルアーボックス、日常使いならスマホを入れても落ちる心配がありません。

さて、肝心の釣果はというと……
しばらく雨が降っておらず、連日30℃超えの気温と減水によって高水温だったため、ウグイからのアタックばかり。

なかなか渋い日でしたが、最上流まで釣り歩いてようやくヒット!
グッドコンディションの美しいアマゴ。

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最高の一匹に出会うことができました。
船も堤防も磯も

今回は渓流釣りに行ってみましたが、渓流以外にも船釣りや堤防釣りにも最適ですし、ボクは地磯に行く際にもよく履いています。

地磯釣行は山登り的な要素もあるので、タフさを買ってバギーズショーツをチョイスしているのです。
ゴツゴツした磯場でも臆すことなく使えるのショーツは、他にまだ知りません。

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夏の釣りはバギーズショーツ1枚で網羅できちゃいます。
タウンユースとしてもこの通り

この通り、タウンユースしても違和感はありません。
上着や靴を替えるだけで、さっきまで釣りをしていたとは思えないのも面白いですね。
「朝から釣り、終えたら街に」なんてアングラーの方々には、ベストな1枚ではないでしょうか。

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実際、夏に街を歩くとバギーズショーツを履いている方が結構いらっしゃるんですよね。
この夏、1枚はもっておきたい名作ショーツ

タフに使えて、濡れてもすぐに乾いて、軽くて持ち運びもらくらく。
その上街で着てもカッコいい、パタゴニアのバギーズショーツ。
タフに使いたい人も、ライトに釣りを楽しみたい人も、1枚は持っておいて損はないと思いますよ。
撮影:DAISUKE KOBAYASHI





