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モンベルのサワーシューズをレビュー。磯も渓流も、濡れる足元は全部コレ

モンベルのサワーシューズをレビュー。磯も渓流も、濡れる足元は全部コレ

モンベルから発売されている沢登り用シューズ、サワーシューズ。

じつはコレが、渓流釣りやロックショアにとても使いやすいんです!

1年以上履き込んでわかった、サワーシューズの魅力を紹介します。

目次

渓流にもロックショアにも!

サワーシューズ

なにか良いウェーディングシューズはないかな〜?

と探している時に出会ったのが、こちらのサワーシューズ。

渓流釣りに使ってみるとこれが最高で、ある時「これロックショアでも使えるかも……」と思って試したところ、案の定。

今や濡れることが前提の釣りでは欠かせなくりましたサワーシューズを、今回皆様にご紹介します!

モンベル サワーシューズとは?

サワーシューズで渓流釣り

そもそもサワーシューズとは、モンベルが沢登り用に開発した専用シューズです。

わらじがモチーフとなっており、ルックスもなかなか個性的。

釣りでコレを履いている人に出会ったことはありませんが、じつは釣りにも最適なんですよ。

足袋型のフェルトソール

サワーシューズのつま先

サワーシューズの大きな特徴は、足袋型になっていること。

写真ではお伝えし辛いのですが、シューズ内部は足袋のように親指部分で仕切られています。

これによって遊びがなくなり、足ズレしにくいえば沢登りのようなアクティビティを快適に行えるわけです。

サワーシューズのソール

沢登り用ということで、ソールはフェルトのみ

残念ながら、ピンフェルトはラインナップされていません。

バツグンのフィット感

サワーシューズのフィット感

わらじのように“かかと”から靴紐が通っているため、足首全体を締められます。それゆえにフィット感はバツグン。

シューズ単体でもフィッティングが良くて履き心地もソフトなので、素足で履いてもOKですが、ボクはウェットソックスと合わせてよりフィット感を高めています。

そのため、通常は27cmを履くことが多いのですが、ワンサイズ上げて28cmをチョイス。

サワーシューズの素材

また、ウェットスーツのようなクリマプレン®という素材を使用しているのも、フィット感や動きやすさを助けている要素のひとつだと感じます。

軽い履き心地

サワーシューズで渓流釣りを楽しむ

この手のウェーディングシューズとしては、とにかく軽いのも特徴。ボクが履いている28cmで約330g(片足)。

試しに手持ちの別なウェーディングシューズ(靴タイプ)を測ってみると600g以上あったので、どれほど軽いかお分かりいただけるかと思います。

水に濡れたサワーシューズ

そして、濡れた状態で測ってみると約450g。

全体的に水を吸収しにくい素材が使われているため、濡れた時の重量増が少ないのも嬉しいですね。

意外に?丈夫です

サワーシューズは丈夫

意外? と言ったらアレですが、こう見えてかなり丈夫です。

渓流とロックショアで一年以上使ってみましたが、まだまだヘタる様子はありません。

この手のシューズは消耗品として、一年ぐらいを目安に買い替える方もいらっしゃるかと思いますが、ボク的には「三年は使えるな……」といった印象です。

トレッキングシューズ

以前はロックショアにトレッキングシューズを履いていたこともありましたが、すぐにボロボロになりました(笑)

サワーシューズの丈夫さをマジマジと感じています。

自分でフェルトの張替え&カスタムも可能

ソールの張り替え

とはいえ、ソールは消耗品。フェルトがヘタったり、経年劣化で剥がれたりするのは避けられません。

サワーシューズはソールの張り替えができないタイプですが、古いフェルトを剥がし、DIYで新しいフェルトに張り替えられます

そして、自分で修理できるということはカスタムもできるということ。例えば、ロックショア用にピンフェルト(フェルトスパイク)仕様にすることも可能です。

ちなみに、ボクが通う磯はフェルトだけでも十分なので、スパイク仕様にはしていません。

サワーシューズでロックショア釣行

サワーシューズでロックショア

ということで、カンパチを狙ってサワーシューズを履いて磯に行ってみました。

サワーシューズで磯歩き

前日から波が高くて磯全体が濡れていましたが、グリップ力は問題なし。

足の先はゴム素材で守られているため、岩に足をぶつけても痛める心配はありません。

フェルトソール

ボクがよく行く磯はこうしたゴツゴツなタイプですが、滑ったことは一度もありません。

足首が程よくホールドされている一方で、靴全体はしなやかなので歩きやすい

足全体がガッチリ固められるシューズよりも、サワーシューズの方がボクは好みですね。

磯釣り

足元が軽いので上り下りの多いロックエリアでもこの通り。完全に水で浸かってしまっていようが身軽に移動できます。

なので、ウエットスーツ+ヘルメットスタイルにもサワーシューズは合うはずです。

ロックショア

ハマチが回遊しているのが見えて、今にも釣れそうでしたが残念……。

この日は沖で餌を食っているウミガメを観察し、癒やされて終了です(笑)

サワーシューズのメンテナンスについて

サワーシューズのメンテナンス

長持ちさせるためにも、釣行後のケアは非常に大切です。とくに海水に浸かった後は尚更。

最後に、ボクが日頃行っているメンテナンスを紹介します。

真水でしっかり洗う

水洗い

まずは真水でしっかりと洗い、ある程度水を切ります。

普通のウェーディングシューズよりも乾きやすいので非常に楽チン。

仕上げは乾燥機

乾燥

ある程度水を切ったら、あとは乾燥機で乾燥させるだけ。

靴専用の乾燥機でも良いですし、布団乾燥機でもOKです。乾きが早いので時短できて便利。

また、金属素材が使われていないところも海用として向いていると感じます。

買って正解でした。

サワーシューズでロックショアゲーム

試しに購入してみたところ、思った以上に快適で優れものでした。

また、この手のウェーディングシューズは夏用と思われる方も多いかもしれませんが、じつは秋〜初冬にかけても大活躍してくれます。

ウェーディングシューズを探している方は、ぜひサワーシューズも検討してみてくださいね。

撮影:DAISUKE KOBAYASHI

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