1g台のルアーを遠投できるベイトロッド!
ビームスインテ7.9ULは、ベイトタックルの専門メーカー『フィッシュマン』が販売するライトゲーム用ベイトロッド。
メバリングやアジングで使用する1g台のジグ単やプラグを遠投でき、かつバックラッシュを起こさないように設計されています。
今回は、そのビームスインテ7.9ULを2年使い込んだので、インプレしていきたいと思います。
ビームス インテ7.9ULのスペック
品名 | 全長 | マテリアル | ガイド | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | グリップ長 | ルアーウェイト | ライン | 価格(税込) |
ビームス インテ7.9UL | 7ft9in | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 124g | 3本 | 95.5cm | 41cm | 1〜10g | PE0.3〜1号 | 60,390円 |
推奨リール | |
シマノ | アルデバランBFS、カルカッタコンクエストBFS、スコーピオンBFS |
ダイワ | スティーズCTSVTW、ミリオネアCTSV、アルファスエア、SSエア、モアザンPETW、 HRF PE スペシャル、月下美人AIR TW |
アブガルシア | レボALC-BF7、レボALC-IB |
ビームス インテ7.9ULの特徴
ビームス インテ7.9ULが持つ特徴をチェックしていきましょう。
ブランクス
ブランクスには4軸カーボンを採用し、延べ竿のような曲がりと戻りを追求して作られています。
ティップはしなやかでありながら、バットにはハリがあるのが特徴的。
反発力を活かしたキャストをアシストし、軽量なルアーのキャストを可能にしています。
ガイド
ラインが絡みにくいKガイドを全てのガイドに採用し、チタンとステンレスを併用。
メバリングやアジングで使用されるPEライン0.3号にまで対応できます。
グリップ
グリップ部は、ブランクスタッチできるリールシートを採用。
フォアグリップには、フィッシュマンロッドの特徴ともいえるアルミを採用し、感度重視の設計です。
その他
3ピースのパックロッドで、仕舞寸法が95.5cmと短いのも特徴的。
重量は124gとライトゲーム用ロッドとしてはやや重ためです。
ビームス インテ7.9ULのインプレ
筆者はビームス インテ7.9ULを、おもに磯でのメバリングで使用しています。
ここでは、2年使い込んだ上での使用感をお伝えしていきます。
軽量なルアーをキャストしやすい
2年間使用して、もっとも優れていると感じたのは、軽量ルアーへの対応力です。1gのジグ単はもちろん、1.5gほどの扱いにくいプラグもキャストできます。
ロッドが非常にしなやかで、1gほどのルアーでもしっかりと重みが乗り、ロッドの反発力を活かしたキャストができる印象。最初こそ慣れが必要なものの、慣れると1g台のルアーを楽々と扱えます。
遠投性能についても十分にあり、3〜5gのプラグの飛距離はスピニングロッドと比べても遜色ないと感じています。
ピンスポットへのキャストが決まる
ビームス インテ7.9ULは、1g台のルアーを快適にキャストできるだけでなく、ピンスポットへのキャストが決まりやすいロッドです。
メバリングをしていると海藻や根の際にキャストすることが多いのですが、そのような状況にもこのロッドが大活躍します。
ブランクスは全体的にしなやかですが、キャスト時にティップのブレが少ない印象。海藻や根の際を効率良く攻めるのをサポートし、メバルの釣果アップにつながります。
ライントラブルを起こしにくい
軽量ルアーをベイトロッドでキャストすると、バックラッシュが起こるのではと考える人も多いはず。しかし、このロッドはバックラッシュの心配が少なく快適にキャストが行えます。
また、軽量なルアーを使用するライトゲームでは、スピニングリール特有のラインのヨレがつきやすいですが、ベイトリールであれはその心配がありません。
アタリを弾きにくい
ビームス インテ7.9ULのティップは非常にしなやかで、魚のアタリに追従して曲がり込みます。メバリングにおいては定番の乗せ調子が小さなアタリでも弾きにくく、フッキング率が向上したと感じています。
メバリングの基本となるただ巻き中のアタリは、重みがかかるまで巻き続け、軽くスイープにフッキングするだけ。口の皮一枚にもフッキングが決まり、数釣りをよりしやすくなりました。
また、細めのフックとの相性が抜群。しなやかなビームス インテ7.9ULに細いフックを使用することで、フッキング率を大幅に向上できます。
バットパワーが十分にある
ビームス インテ7.9ULは、よく曲がりながらも十分なパワー(復元力)を有します。
海藻周りでメバルを狙うときには、ドラグを締め込んでかなり強引なやり取りをすることが必要。そんなときでもこのロッドであれば、バットパワーでメバルをスムーズに浮き上がらせます。
先重りしにくい
リールをセットし、ロッドを持ってみて感じたことは先重りしないこと。
重量は124gありますが、軽量なライトゲームロッドと持ち比べても遜色ない使い心地です。
ビームス インテ7.9ULの重量がある部分はグリップセクションで、93g。
ロッドの重量の7割ほどがグリップセクションにあります。重量がある部分が手元に来ることで、重量を感じにくいと考えられます。
ライトゲームをより楽しいものにする一本!
ビームス インテ7.9ULはライトゲーム、とくにメバリングでの使用が快適なベイトロッドでした。ベイトロッドながらも1g台のルアーをキャストでき、バックラッシュが起こりにくいのがビームス インテ7.9ULの最大の魅力です。
また、ティップはしなやかですが、バットにはパワーがあり、メリハリが効いているのも特徴的。バイトを弾かず、かつパワーファイトもできるメバリングに必要な性能が備わっています。
ライトゲームをより楽しみたい人は、フィッシュマンのビームス インテ7.9ULをチェックしてみてはいかがでしょうか。
フィッシュマン ビームス インテ7.9UL
全長 | 7ft9in |
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自重 | 124g |
継数 | 3本 |
仕舞寸法 | 95.5cm |
ルアー重量 | 1〜10g |
PEライン適合 | 0.3〜1号 |