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大型クーラーボックス

【2023年】おすすめの大型クーラーボックス14選!元釣具屋が選び方も解説

青物やマグロといった魚を持ち帰るには、大型のクーラーボックスが必要ですよね。でも、どれぐらいの大きさを選んだらいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。サイズ感や保冷力の目安を解説し、おすすめの大型クーラーボックスを紹介!

目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

大型クーラーボックスがあれば安心!

大型クーラーボックスに入れたビンチョウマグロ

大きな魚が釣れる船釣りや、複数日釣りをする遠征などでは、大容量のクーラーボックスが活躍します。

近年は釣具メーカーからアウトドアメーカーまで、さまざまな大型クーラーボックスを発売しており、選択肢は多いです。

そこで本記事では、元釣具屋の筆者が大型クーラーボックスの選び方を解説し、おすすめのアイテムを紹介します。

大型クーラーボックスの選び方

ダイワとシマノの大型クーラーボックス

まずは大型クーラーボックスの選び方を解説します。

サイズ(容量・内寸法)や保冷力、機能性など、用途にあったものを選びましょう。

サイズ

35Lと65Lのクーラーボックス

大型クーラーボックスに限ったことではありませんが、魚種・匹数を想定してサイズを選びましょう。

例えば、中型青物(ワラサ・メジロ)やマダイを数匹入れるのであれば、容量40L・内寸60cm程度が目安です。

大型の青物(ブリ)を入れたり、中型青物をたくさん入れたりするには、容量50L・内寸80cm程度が適します。

以下に、容量ごとに魚種と匹数の目安をまとめたので参考にしてください。

 

サイズ(容量)

35〜45L

(内寸:60cm前後)

50〜60L程度

(内寸:80cm前後)

60L以上

(内寸:80cm以上)

中型青物(ハマチ・メジロなど)数匹程度10本前後10本以上
大型青物(ブリなど)×数匹程度5本前後
イカ(ケンサキイカ・ヤリイカなど)

20〜30杯程度

(トレー使用)

30〜50杯以上

(トレー使用)

50杯以上
タチウオ20〜30本程度30〜50本程度50本以上
真鯛数匹程度(40cm前後)

10匹程度(40cm前後)

数匹程度(60cm以上の大型)

20匹程度(40cm前後)

マグロ類(小型のキハダ、ビンチョウマグロなど)×10kgクラス程度まで2〜3本

20〜30kgクラス1本

10kg程度クラスなら5本程度まで

 

保冷力

大型クーラーボックスに入れたサバ

クーラーボックスの保冷力は、おもに断熱材の種類によって変わります。

「発泡ポリスチレン(スチロール)→発泡ウレタン→真空パネル」の順に保冷力が高くなりますが、保冷力が高い断熱材ほど高価で重たいです。

スチロールといえども氷を十分に入れれば十分に保冷できるため、日帰りの釣行なら、低価格で軽いスチロール素材のクーラーボックスがおすすめ。

反対に、数日の遠征釣行や炎天下で使うことを想定すると、保冷力の高いウレタンや真空パネルを搭載したクーラーボックスが適します。

ちなみに、スチロール断熱の35Lのクーラーボックスで保冷力を検証してみたところ、9時間後まで氷が残っていることを確認しました。

検証の詳細は下記の記事をご覧ください。

機能性

大型クーラーボックスのキャスター

とくに釣具メーカーが発売するクーラーボックスには、便利な機能が多く搭載されています。

持ち運びのしやすさ、フタの開閉のしやすさ、お手入れのしやすさなどが変わるので、機能にも注目して選びましょう。

以下に、代表的な機能をまとめました。

注目すべき機能

  1. キャスター:転がして持ち運びできる。静音タイプなどもある。
  2. ハンドル:持ちやすさ、転がしやすさに関わる。
  3. 左右両開き式のフタ:どちらからも開閉できて便利。
  4. フタの取り外し機構:洗いやすくて乾かしやすい。
  5. 水栓:排水が楽に行える。とくにワンタッチ式が便利。
  6. 滑り止めゴム:船上でも滑りにくく、トラブルを防げる。
  7. 小物用トレイ:食べ物等を濡らさずに保管できる。
  8. 除菌素材:清潔に使える。

おすすめの大型クーラーボックス<アンダー50L編>

シマノのスペーザライト350

ハマチやマダイ、ヒラメなどの中型魚を入れるのに適した、50L以下のおすすめクーラーボックスを集めました。

シマノ スペーザ ライト 350 キャスター NS-E35U

容量:35L
自重:6.5kg
内部寸法:230×252×592mm
外部寸法:320×347×794mm
断熱素材:発泡ポリスチレン
ICE値(h):45

発泡ポリスチレン(スチロール)を用いた、容量35L・内寸約60cmの軽量なクーラーボックスです。

キャスターと大型のハンドルが付いているので、持ち運びも楽々。軽量ながら座っても壊れません。

フタは左右からワンタッチで開閉でき、ワンプッシュロック機能・取り外し機能も付いているので、使いやすさとメンテナンス性も優秀。

その他にも、抗菌剤を配合したプラスチック、ワンタッチ水栓、滑り止めゴムを備えます。

シマノ スペーザホエール ベイシス 45L UC−045L

容量:45L
重量:7.6kg
内寸:280×700×230mm
外寸:365×830×325mm
断熱材:発泡ポリスチレン+1面底真空パネル
ICE値:55h

底面真空パネルとスチロールパネルを組み合わせた、容量45L・内寸約70cmのクーラーボックスです。

大型ハンドルと直径100mmの大型キャスターを搭載しているので、少々の段差なら楽に越えられます。

上ブタは片開き式ですが、取り外しは可能。大人2人が座れる頑丈なボディも特徴です。

その他には、抗菌樹脂素材、ワンタッチ水栓、滑り止めゴム、フタのロック機能を備えます。

ダイワ プロバイザートランクHD II S 3500

容量:35L
自重:6.2kg
内寸:24×55×25cm
外寸:32.5×71.5×35cm
断熱材:スチロール

スチロールの断熱材を用いた、容量35L・内寸55cmのクーラーボックスです。

静音キャスターを搭載しており、早朝や夜間のマンションや住宅地でも気を使うことなく転がせます。

フタは左右両サイドからワンタッチで開閉でき、取り外しも可能。もちろん大人が座ってもOKです。

その他には、開閉しやすい水栓、ふんばるマン(滑り止めゴム)、フタのロック機能を備えます。

ダイワ トランクマスターHD II TSS 4800

容量:48L
自重:9.7kg
内寸:27×75×23cm
外寸:39.5×91.5×33cm
断熱材:3面真空パネル+スチロール

3面の真空パネルを用いた、容量48L・内寸75cmのクーラーボックスです。

容量の割に内寸(横)が長いロングボディーなので、大型の青物も入れやすいサイズ感。

フタは両サイドから開けられ、取り外しも可能、ロック機能も搭載されています。

その他には、消臭剤入りの素材、ワンタッチ水栓、静音キャスター、ふんばるマンを備えます。

サンカ ギャラシー アクティブシャフト 50L GS-A50GY

容量:50L
自重:約6.7kg
外寸:約86×41.5×32.3cm
内寸:約71.5×27.3×24.5cm

自動車用部品や生活用品などを製造する、日本のメーカー「サンカ」が発売するクーラーボックスです。

容量は50Lで内寸は約70cm。断熱材はスチロールです。

フタは片開きですが、ワンプッシュで開閉できて取り外しも可能。大型の伸縮性ロングハンドルとキャスター、小物トレーも備えます。

釣具メーカーのダイワ・シマノに比べると機能はやや劣りますが、リーズナブルな価格設定が魅力です。

おすすめ大型クーラー50L以上

シマノのスペーザホエール

大型青物やマグロ類などを入れられる、50L以上の大型クーラーボックスを集めました。

ダイワ トランクマスターHD II VSS6000

容量:60L
自重:11.2kg
内寸:29×85×23.5cm
外寸:29×85×23.5cm
断熱材:5面真空パネル

5面真空パネルを採用した、容量60L・内寸85cmのクーラーボックスです。

フタやキャスター等の基本的な機能面は、先ほど紹介した「トランクマスターHD II TSS 4800」と同じ仕様。

異なるのは、消臭剤に加えて抗菌剤も本体に入っている点です。

トランクマスターシリーズの中ではもっとも保冷力が高く、遠征などに適します。

シマノ スペーザホエールリミテッド 650 NS-265T

内容量:65L
重量:12.1kg
内寸:295×860×255mm
外寸法:405×1000×370mm
断熱材:3面一体型真空パネル+発泡ポリスチレン
ICE値:90h

3面真空パネルを搭載した、容量65L・内寸85cmのクーラーボックスです。

厚底なので地熱を吸収しにくく、パッキンを用いることで断熱材に水が入るのを防いでいます。

フタは両サイドから開閉でき、取り外しも可能。専用トレーが付属します。

その他には、ワンタッチ水栓、抗菌素材、滑り止めゴム、キャスターを備えます。

ダイワ ビッグトランク2 S 8000

容量:80L
自重:11.6kg
内寸:32.5×79.5×27cm
外寸:44×93×40cm
断熱材:スチロール

スチロールの断熱材を用いた、容量80L・内寸約80cmのクーラーボックスです。

超大型のクーラーボックスなので、持ち運びやすいように大型車輪と引き上げ用ベルトを搭載。

上フタに計測用メジャー、底面にはふんばるマンが付属しています。

イエティ タンドラ 65

容量:約61.5L
自重:約13.2kg
外寸:約77.79×43.82×40.64cm
内寸:約58.74×27cm×28.26cm
断熱材:ポリウレタン

イエティは2006年にアメリカで設立されたクーラーボックス専門メーカー。日本ではキャンパーから絶大な人気を誇ります。

タンドラ65は、ウレタンの断熱材を用いた、容量65L・内寸約60cmのモデルです。

5cmの厚みに圧力注入された断熱材によって高い保冷力を誇りますが、それゆえにやや内寸は小さめ。

継ぎ目が少ない設計なので耐衝撃性に優れ、長期使用での耐久性に優れます。

冷蔵庫と同じ品質のガスケットキットが採用されており、密閉性が高いことも特徴です。

伸和 ホリデーランドクーラー 76H

容量:約76L
外寸:約91×43×36cm
内寸:約81×32.5×26cm
重量:約8kg
断熱材:スチロール

スチロールの断熱材を用いた、容量76L・内寸約80cmのクーラーボックスです。

非常にリーズナブルなクーラーボックスですが、厚さ約3cmの断熱材によって日帰り釣行なら十分な保冷力を確保。

多機能ではありませんが、水栓やキャスター、サイドハンドル、投入口など、必要最低限の機能は搭載されています。

イグルー クーラーボックス マリーンウルトラ 94

容量:89L
外寸:約89×41×44.5cm
内寸:約75×32×31.5cm
自重:約7.5kg
断熱材:ウレタン

イグルーは全米でNo.1のシェアを誇るクーラーボックスメーカーです。

マリーンウルトラ94は、容量89L・内寸約60cmのモデルです。

UV対抗剤入りプラスチックを用いることで紫外線劣化を防ぎ、高い耐久性が実現しています。

各パーツも高耐久で壊れにくく、プレジャーボートに積み置きするのにもおすすめです。

コールマン エクストリームホイール クーラー 100QT

容量:約95L
外寸:約93×43×46cm
内寸:約80×35×38cm
自重:約9kg
断熱材:発泡ウレタン

アメリカのキャンプメーカーであるコールマンが発売するクーラーボックスです。

100QTは、ウレタンの断熱材を用いた、約95L・内寸80cmのモデルです。

持ち運びに便利な車輪を備え、上フタにドリンクホルダーが付属しています。

リーズナブルながら、超大容量で保冷力も優れるコストパフォーマンスの高い1台です。

コーホー ブローモールド クーラーボックス 165QT

容量:156L
外寸:約110x52x52cm
内寸:約96.5x38.5x41cm
自重:15.1kg

容量156L・内寸96.5cmの超大型クーラーボックスです。

飲料などが取り出しやすい上部ハッチと、ドリンクホルダーが4箇所付属しています。

小型のキハダやビンチョウマグロなどにおすすめのサイズ感です。

ダイライト クールボックス ロング200型

容量:約190L
自重:23.5kg
内寸:1180×380×420mm
外寸:1300×515×510mm
断熱材:ウレタン

工業や農水産業向けの樹脂製品を製造する、ダイライトが発売する業務用クーラーボックスです。

200型は、ウレタンの断熱材を用いた、容量約190L・内寸118cmの超大型モデルです。

大型のボート等に据え置きするのに適します。

用途にあったクーラーを選ぼう!

大型クーラーボックスに入れたブリとヒラメ

ついつい大型・高保冷力のクーラーボックスを選びそうになりますが、対象魚種や使用環境を考えて適切なものを選びましょう。

必要以上に大きくて高保冷力だと、無駄にかさばったり、持ち運びに苦労したりと、良いことばかりではありません。

いろんな釣りをされる方は、何個かのクーラーボックスを使い分けるのもおすすめですよ。

画像提供:tsuki

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