タックルボックスの選び方

タックルボックスと一口に言ってもその種類は様々。所持している釣具(ルアー)の量や、どこで使う物なのかなど、使用シーンを想定して選ぶ事が重要です。
容量を熟考する

初めは数個だったルアーが、釣りを続けていく中で10個〜100個と増えていく。これは多くの釣り人が経験している“あるある”です。当然一つのボックスでは管理しきれなくなり、一軍ルアー用、二軍ルアー(ストック)用、釣種別など複数のボックスを使い分けています。
かと言って、初心者の方が、いきなりルアーが100個入るような大きすぎるボックスを買っても、持ち運びに苦労したり、持て余す事も。用途や、自分の釣りのスタイルも考慮しつつ、容量を熟考しましょう。
タックルボックスの種類から選ぶ
▼ アタッシュケースタイプ

ランガンには不向きなサイズ感ですが、車に一つ積んでおき、必要なルアーだけを取り出し、個別のルアーケースに移す。といったように“母艦”として活用している方も多いです。使うルアーの種類が多い、バス釣りにはとくにおすすめのタイプです。
▼ 引き出しタイプ

単なる引き出しタイプもありますが、専用のルアーケースをはめ込むタイプもあり、必要なケースだけを持ち出すことできます。
ただし、仕切りがルアーサイズに作られているものが多く、ワームの袋など、かさ張るものの収納には不向き。使うルアーの種類が多いバス釣りや、ルアーコレクションが多い方におすすめのタイプです。
▼ バケットタイプ

その魅力は収納力と頑丈さ。メインの収納に仕切りがない(ボックスの中が1口になっている)ので、ペットボトルや軽食など、釣具以外の物も入れられます。

仕切りがない分、別途ルアーケースを購入する必要がありますが、必要な物をひとまとめにできるので、かさ張る荷物の多い釣りとはとくに相性が良いでしょう。
メイホウのバケットマウス、リングススターのドカットといった商品がシェアの大半を集めています。
バッカンタイプ

中にはロッドホルダーやエアポンプ収納ポケット、簡易クーラー、ハンガータオルなど、充実した機能を持った商品も。
ある程度の荷物と、それを収納する必要はあるけれど、重量のあるタックルボックスは持ち運びにくい。そんなニーズから、サーフや磯でランガンするような釣りで使われることもあります。バッカンタイプのような耐久性はありませんので、ハードユースには不向きです。
釣りのスタイルに合わせて選ぶ
▼ ボートフィシッシング

ボートフィッシングでは、一度沖に出てしまうと戻るのに時間がかかったり、規定の時間まで戻れない事も。
基本的に、釣り座は変わりませんので、とくに重量などはとくに気にせず。予備のルアーなども入れておけるサイズがおすすめです。
バス釣りのレンタルボートの方は、とくにバケットタイプがおすすめ。椅子とボックスの二役を担うので、狭い船上でもスペースを確保できます。
陸っぱり

移動が少ない餌釣りや、釣座に腰掛けながら釣りをしたい場合はバケットタイプ。フィールド問わずランガンしながらの釣りではバッカンタイプがおすすめ。
ただし、どちらのボックスも、入れる荷物の量によってはそれなりの重量になります。機動性を一番に重視したい方は、タックルボックスの持ち込みではなく、ゲームベストやバッグの活用をおすすめします。
アタッシュケースタイプ
メイホウ VS-7010
コンパクトなのに多段式仕様|最初のボックスにはコレ!
ボックスを開ければ段がスライドするので、出し入れが楽チン。下段にスピナーベイト、中段と上段に様々なルアーや小物類が沢山入ります。
アタッシュケースタイプの中でもコンパクトなサイズ感は、釣り場に持ち出す用として大活躍!
リュックにも余裕で入るため、電車やバスを使っての移動の際にも厳選した釣具を忍ばせて釣場に向かうことができます。
メイホウ VS-3070
ベイトリールも入ります|ルアーが増えてきた方に
上下2段のシンプルなアタッシュ型タックルボックス。プライヤー、フック等の小物、ルアーやベイトリール等、できるだけ1つの荷物にまとめて釣場に出かけたい方にオススメ! 色々な道具を必要最小限収納し釣り場に出かけるのに最適サイズ。
下段はベイトリールを収納できる高さに設計されているため、スペアリールを持ち運ぶことも可能。まさに陸っぱりアングラーを想って作られたようなタックルボックス。
メイホウ VS-3078
レンタルボートフィッシングにベストマッチ
ホワイトカラーのフタが個性的なタックルボックス。VS-3070のサイズ感で、充実の機能性が組み込まれたモデル。細かい幅で調整可能な仕切りピッチが採用されており、自己流カスタマイズも捗りそう。
ボックス底部の四隅には滑り止めが付いていて、ボート上での滑りを防止してくれます。さらにボックス側面にはホルダーパーツも付いており、必要不可欠な道具をひとまとめに持ち運べます。まさに、ボートフィッシング向きの一品!
メイホウ VS-3080
大容量!1台あれば安心のマザーボックス
釣具をたっぷり収納できるビッグサイズ。釣り場に持ち運ぶというよりは、母艦のような役割を果たし、自宅や車等で道具を収納するのに向いています。
プライヤーホルダー兼、ルアーの一時キープ用ホルダーが搭載されており、裏面にゴム足が装備されているため、ボート釣りにも〇。針等の小物類~ルアーまでこれひとつで収納可能。オリジナルの仕切りで取り出したい道具へのアクセスも快適に!
リングスター ロードK RK-4500
伊豫部 健×リングスターのコラボモデル
カラフルな3色から選べる、高耐衝撃性コーポリマー使用のタックルボックス。
ハンドルをスライドさせるだけで蓋のロックができるスライドロックシステムを採用し中身の飛び出しを防止。
上フタには溝があり、ボックス同士を積み重ねてもズレない仕様に。ボックスが増えた時にも便利ですね。
引き出し(多段式)タイプ
メイホウ VS-8050
怖いものなしの収納力
ありとあらゆるルアーをイッキに収納することができる大きさが魅力。引き出しは4段、フタにも小物用トレーが搭載。
引き出しの代わりにバ-サスのVS-3045ケースを入れることもできます。
横幅だけで54cmありますので、持ち運び用というよりは、釣具を整理する母艦として活用するのが良いでしょう。
メイホウ VS-8010
大容量の多段式
4段の引き出しが内蔵された大型のタックルボックス。同社のVS-8050には劣るものの、十分過ぎる大容量です。
スピナーベイトラックには最大108個のスピナーベイトを掛ける事が可能。
大量のルアー整理に、引き出しタイプが欲しけど、VS-8050は持て余す。そんな方におすすめです。
PLANO(プラノ) 1354-30
コンパクトな多段式|ライトゲーム・管理釣り場に
最上段にワンボックスのフリースペース。下段の引出し部分にプラノ3500ProLatchユーティリティボックス4個が収納された、コンパクトな多段式モデル。
ボックスを閉じた状態の無骨なデザインからは、アメリカらしさを感じられます。
サイズは27.9cm×18.4cm×25.4cmと小さめ。ライトゲーム・管理釣り場の母艦としてちょうど良いサイズ感です。
バケットタイプ
メイホウ バケットマウス(シリーズ)

バケットマウスは、座れる・頑丈なタックルボックスとして定番のシリーズ。船釣り(ボート)、陸っぱり、ソルト、淡水と、様々なシーンで活用されています。
メインの収納に仕切りがなので、大きな物を入れる事もできますし、メイホウのルアーケースがぴったり収まる寸法になっており、「システム収納」をすることも可能。
その他にも、中皿、フタ止め機能、両開き仕様、サイド面に施されたプライヤー収納機能。後付けのロッドホルダーを取り付けられる拡張機能に、底部の滑り止め等々…….。収納だけでなく、釣りを快適に行うための機能が満載です。
▼ メイホウ バケットマウス BM-9000
容量35ℓのシリーズの最大サイズ。とにかくたくさんの荷物を持って行っておきたいという方におすすめ。
▼ メイホウ バケットマウスBM-7000
容量28ℓのシリーズの中間サイズ。荷物が多いオフショア、バス釣りのレンタルボートで椅子としての使用が多い方におすすめのサイズ感。
Amazonのタックルボックスカテゴリーでベストセラーになる人気商品です。
▼ メイホウ バケットマウスBM-5000
容量20ℓのシリーズ最小サイズ。可搬性に優れるので、オフショアアングラーだけでなく、ショアアングラーにもおすすめです。
メイホウ ランガンシステムBOX VS-7080N
ランガンできるようになったバケットマウス!?
ミリタリーテイストなカラーリングが目を引く、メイホウのタックルボックス。
ハンドルストッパー(持ち運び時にハンドルがグラつかない)機能を搭載、ランガン(移動を繰り返す釣りの)スタイルでも、持ち運びしやすくなっています。
同社のバケットマウスの機能性や拡張性を受け継いでおり、別売りロッドホルダーなども取り付ける事が可能。シリーズには、エリアトラウトやライトゲーム向きの小さいサイズもあります。
リングスター ドカット(シリーズ)

工具用の収納BOXとして発売された商品ですが、頑丈さと使い勝手良さから、釣りのタックルボックス、キャンプの収納ボックスとしても人気の商品。
蓋は前後どちらからもあけることができるダブルオープンタイプ。蓋を完全に取り外すことも可能です。
仕切り板1枚仕様の深めの中皿があり、よく使う小物などの管理がしやすくなっています。サイズは6種類ありますが、釣り用途として人気の高いのはD-4700とD4500。
▼ リングスター ドカット D-5000
容量約38ℓのシリーズの最大サイズ。とにかくたくさんの荷物を持って行っておきたいという方におすすめ。
▼ リングスター ドカット D-4700
容量約27ℓのシリーズ中間サイズ。荷物が多いオフショア、バス釣りのレンタルボートで椅子としての使用が多い方におすすめのサイズ感。
▼ リングスター ドカット D4500
容量約17ℓのシリーズ最小サイズ。可搬性に優れるので、オフショアアングラーだけでなく、ショアアングラーにもおすすめです。
バッカンタイプ
プロックス EVAタックルバッカン ロッドホルダー付
機能充実のEVAシステムバッカン
4本分のロッドホルダーが付いた、システムバッカン。エリアトラウトやアジングでロッドを使い分けることが多い人にぴったり。
特殊エンボス加工を施したEVA生地は、2.0mm厚の型崩れしにくいセミハードボディ。ショルダーベルトは防水で、においや汚れ、キズなどがつきにくく、ラフな使用にも高い耐久性で応えてくれます。
また、小物が小分けできるインナークリアケースが標準で付いている点もポイントです。
シマノ BK-131T タックルバック LIMITED PRO
タックルバッカン界最高峰
日本が世界に誇る釣具メーカーシマノが手掛けるタックルバック。
ロッドホルダーは2本標準装備。底部と中腹部の2箇所でロッドを固定するため保持力が高く、安心してロッドを持ち運べます。フタはハード成型された頑丈さが売り。雨水等の進入から中身を守ってくれます。
底部には凹凸に成形された滑り止めがあり、磯場等の不安なフィールドでも安定を保ってくれます。インナートレーも標準装備されており、内外共に申し分なしの最高峰!
クロスファクター EVAタックルバッグ ロッドスタンド付
ロッドホルダーとインナーケースが標準搭載
ロッドホルダー・インナーケース付きでありながら、価格が抑えられたお得なバッカンです。着脱可能なショルダーベルトも標準搭載され、使いやすさにこだわっています。
ロッドホルダーは、カラビナを付けてラインカッターを装着したり、プライヤーを入れておいたりとさまざまな使い方が可能です。
カラーラインナップは、シックなブラックと、ひと目で気づけるオレンジ。お好みのカラーを選んでください。
▼ バッカンをさらに見たい方はコチラ!
タックルボックスで快適な釣りを!
釣り歴が長くなるにつれて増えていく釣具たち。釣具が多い方こそ、タックルボックスは重宝します。アナタだけのワクワクを一杯に詰め込んたボックスと、釣りに出かけてみませんか?
タックルボックス人気メーカー関連記事
▼ メイホウ
1947年創業のプラスチック収納ボックスメーカー。タックルボックスのメーカーとしては、非常に高い知名度とシェア率を誇ります。フックやルアーなどの小物管理に便利な収納ケース「ヴァーサスシリーズ」や「バケットマウスシリーズ」などが有名です。▼リングスター
1887年に大阪で創業した老舗のボックスメーカー。工具箱やタックルボックスを中心に、アウトドアで役立つバスケットなども展開しています。優れた耐久性を備える工具用の収納BOXのドカットシリーズは、多くの釣り人からとくに人気を集めているアイテム。釣具店以外では、ホームセンターでも購入できます。関連記事
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リングスター ロードケイ RK-4500
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ドカット D-4500
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リングスター D-5000
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クロスファクター EVAタックルバッグ ロッドスタンド付