ワーム補修液を使ってみた!
壊れてしまったワームの補修。皆さんはどうしていますか?
インターネットではセメダイン(接着剤)やライターで炙るといった方法が見受けられますが、なかなか皆さん苦戦されているようです。
そんな方にオススメしたいのがワーム補修液。ご存知の方も多いと思いますが、その効果ほどはいかに!?
今回は代表的なワームの補修液……
スパイクイットのフィックスアルアー(写真左)
グローデザインワークスのワームグルー(写真右)
この2つの製品を使って実際にワームを復活させたいと思います!
実際に使ってみた
まずはこちらの2つのワームを補修していきます!
ぱっと見全然壊れていないように見えますが……
どちらもオフセットフック使用時のフッキングでワームの頭の部分が裂けてしまった状態です。
本来はこうなったら捨てるか、この部分をカットして使っていましたが、今回は再度オフセットフックで使用できるように補修します!
どちらの液剤も、ビンを開けると蓋とハケが一体化になっていますので、液体が付いた状態で破損部分に塗っていきます。
※臭いが強烈なので、必ず換気しながら使用してください。
こちらも同様に塗っていきます。
ポイントとしては表面だけでなく破損箇所の隙間に液体が入るように塗ること。より強く固着します。
2つとも塗り終わったら、この状態で15分〜30分乾燥。
そして乾燥が終わったワーム達をハリに刺してみると……
どちらも完全に刺せるように復活しています!
オフセットフックはもちろんですが、スクリューワームキーパータイプでも埋め込むことができました。
割れた面を接着するだけでなく、液そのものも固まればワームのような素材に変化するところがすごいです!
というわけで補修液は本当にワームを補修してくれるみたいですね♪
ワームを輪切りにしてみた
普通に裂けた面は接着することが分かったので、少し攻めた実験をしてみましょう。
今回は実験のために、カッターでワームを3つにカットしました。
このカットした断面に各々ワーム補修液を塗って、接着強度を調べたいと思います!
こんな感じで各々のワームの切れた部分に補修液を塗っていきます。
そしてこの2社の接着強度にも違いがあるのか検証するために、ワームの切断面の片方はフィックスアルアー、
片方はワームグルーを使用して接着します。
塗り終わったらしっかりとくっ付くように押し込んで30分乾燥させます。
そして30分後。
見た目はなんとなく元通りにはなっていますが、はたして本当にくっ付いているのでしょうか?
試しに引っ張ってみると……
ビヨーーーーン!
全然大丈夫じゃん!
そしてこちらもひっ張ってみると……
ビヨーーーーン!
ソルトの含有量が多いワームもこの通り。
これほど接着力が強いの?
正直、想定外の接着力に圧巻です。
予想以上の接着力が証明されたところで実験終了です!
実際に使ってみた感想
本当にワームが補修される!
実際に使ってみましたが、ここまでの補修力は本当に予想以上でした!
接着力の強さはもちろんですが、接着面が硬くならないのも通常の接着剤と異なるメリットだと思います。
液体なので繰り返し使えるし、小さいので持ち運びにも便利です。
また今回はしっかりめに乾燥させましたが、後日使ってみたところ15分程度でも接着していたので速乾性もある方だと思います。
小さいワームから大型のスイムベイトまで幅広く使えることを考えると、ソフトルアーを扱う方には心からオススメしたいアイテムです!
2社の比較
最後に2社のワーム補修液の比較についてです。
結論から申し上げますと性能はほとんど同じです!
接着力も違いがわからないぐらい同じで、使い方や臭い・ビンの作りもほとんど同じでした。
強いて言うなら価格と容量が、フィックスアルアーが約1400円で14mlなのに対し、ワームグルーは約1000円で10mlでした。
あとはアメリカ製か日本製かの違いぐらいですので、皆様のお好きな方を使ってみてください。
お財布にも優しいアイテム
壊れたワームを元通りにするワーム補修液。
お財布にも優しいアイテムですので、ワーム釣りをする方にはぜひオススメです!
今まで捨てていたワームもこれがあれば安心ですね♪
この記事の動画版も公開しています!
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