O.S.P HPバグ インプレ

こんにちは、ikahimeです。今回はO.S.Pの沈む虫系ワーム、HPバグをインプレします。
2年ほど前、ひとつのムーブメントとして、沈み虫系ワームが各社から矢継ぎ早にリリースされたことが記憶に新しいかと思います。
あまりの釣れっぷりに、現在では一過性の流行ではなく、各社定番製品としてラインナップに加わっていますよね。
そんな中、“10YEARS STANDARD”を標榜するO.S.PからリリースされたのがHPバグです。
どんな仕上がりなのか。他社製品と比較したときの優位性はどんなところにあるのか。発売から年月が経過した今、改めてその性能を深掘りしていきたいと思います。
O.S.P HPバグのディティール
SPEC

| 全長 | 1.5in |
| カラー | バブルガムピンク |
| 入数 | 8 |
| 価格 | 858円(税込) |
パッケージ

パッケージは通常のワーム袋に加え、内袋としてプラスチック製のケースが付属。レッグパーツの型崩れがなく快適です。

しかし、やや嵩張るのでボックスに移し替えています。私の虫系ワームボックスは、VERSUSのVS-806(7in)。サイズ感が虫系ワームにしっくりきます。
MEIHO システムケースシリーズ VS-806 (7インチ)
各社の沈む虫比較

左から、三原虫(イマカツ)、HPバグ(O.S.P) 、ブーンチン(エンジン)、 AVI35(レイドジャパン)、SVSB(DSTYLE)。沈む虫アベンジャーズ、ここに集結したり!
「HPバグの強みはどこにあるのか?」という部分を可視化するために、各社沈む虫系ワームと比較してみました。

同条件で沈ませてフォールスピードや姿勢をチェックしました。
結果から言ってしまえば、フォールスピードについては各社ほぼ同じスピード。HPバグは標準的なフォールスピードということですね(唯一三原虫だけちょっとゆっくり。ラバーが長いので抵抗が大きいためだと思われます)。
では、HPバグならではの強みはどんなところにあるのか? それは以下の通りです。
壊れにくいマテリアル

まずはボディ素材。脚を含め、パーツがすべて一体成型なので壊れにくいです。
というのもラバーなどを挿入した虫ワームは、ラバーが抜けてしまったりすることが度々あるためです(もちろんラバーだけにしか出せない動きもあるのですが)。
素材の硬さも適切で、食わせとハリモチのバランスを取ったいい塩梅に仕上がっています。
フォールについて
フォールでのHPバグの優位性は水平姿勢をキープしやすい点です。細長でスクエアなボディの水を受けるバランスが良いためでしょう。
また、背中側ノンソルト、腹側ソルトインの素材なのでひっくり返ることがないのも美点。
大きめフックやネイルシンカーの収まりが良い

さらに、細長形状で少し大き目のオフセットフックをセット可能。他の虫系ワームは丸型なので少し大きめのフックをセットするとおしりからゲイプがはみ出しがち。
フォールスピード調整のためのネイルシンカーもセットしやすいですね。
キャストしやすい絶妙な自重
スクエア形状にすることで、円形ボディの沈む虫系ワームに比べてしっかりとした自重(約2g)を確保しています。普通のスピニングタックルで扱いやすいのが印象的でした。
HPバグの弱み

サーチには向かない
あまり存在感は強くないので、広範囲をサーチする役割には向いていないでしょう。とはいえ、これは他の沈む虫系ワームにも共通する部分です。一方で場所を荒らしにくいので、小場所で何度もアプローチすることができます。
チューンはしにくい
すでに純正状態でかなり完成されているので、チューンする余韻はあまり残されていないように感じます。とはいえ本来の完成度が高いということでもあります。
OSP HPバグのタックル
虫タックルに準じたタックルでOK

推奨タックルはとくに明記がないのですが、UL〜Lクラスのロッド、4lbクラスのラインで問題なく扱えます。
そこそこの自重とキャスト飛距離のことを考えられて作られているので、特別なタックルを必要とせず、とても扱いやすいですね。
OSP HPバグ使用時のおすすめアイテム
オフセットフック

オフセットフックの推奨サイズは#2〜#3。ノガレスのフッキングマスターライトクラス#3を使用しました。ゲイプ幅の収まりもよくセッティングできましたよ。
個人的にはオフセットフックでの使用がおすすめです。もちろんフッキングの良さはマスバリに分があるのですが、沈む虫系ワームはボトムに着底させることもあるためオフセットフックの方が扱いやすいですね。
モーリス グラン ノガレス フッキングマスター ライトクラス
マスバリ

ますばりは#7〜#8ぐらいが良く感じました。あまり大きいものを使うとフォール姿勢が不安定になるのでできるだけ小さいサイズがオススメです。
HPバグは扱いやすい沈む虫系ワーム
以上、O.S.P HPバグのインプレでした。使う前は他の沈む虫系ワームとどう違うのだろう? と感じていましたがじっくり比較すると、明確に設計思想が違うことがわかりました。
OSP HPバグ 1.5インチ
ライタープロフィール

ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。
復刻されたT.Dハイパークランクを投げてみました?
モグリなのでオリジナルは使ったことが無いですが…
ギュンと潜って、タフなチタンリップも良い感じ‼️
[復刻]DAIWA T.D.ハイパークランク1066Ti インプレ。そそるチタンリップ。 https://t.co/XtDlno2rLx @@ikahime_netより
— ikahime (@ikahime_net) April 16, 2020






