OSP “ドライブショット4.5”をインプレ
バックスライド専用ワームであるOSP ドライブショット。OSPワームでのバックスライドといえばドライブスティックですが、さらにバックスライドに特化させたモデルとしてリリースされました。
スペック
Name | ドライブショット |
---|---|
Length | 4.5in |
Weight | 約10g |
Color | 10色 |
Count | 5 |
Price | 968円(税込) エコトーナメント対応モデル(Fマーク有) |
ドライブショットをまじまじ観察
ボディ部分
ボディ部分はドライブスティックに近い形状です。わずかにヘッド部分が太く、全長が少し短いですね。
背側
フックポイントを隠すためのミシン目が入っているのが背側です。
腹側
腹側はセンターライン、センタースリット、ネイルホールがあります。センタースリットはフッキング性能を高めるための装備で、ドライブスティックほぼそのまま搭載しています。
フラスカート
特徴的なフラスカートは8本で、フォール時にはワサワサと自発的に動いてくれます。
フラスカートの間からフックが刺せる
フラスカートの間からフックが刺せるようになりました。
フックセット時にフラスカートの付け根あたりをぎゅっと握ってあげると、フックを刺すポイントが分かりやすくなります。
基本的にはドライブスティックに近いが……
初めて投げてみた印象としては、基本的にはドライブスティックのバックスライドセッティングで出ていたアクションをほぼ近い形で踏襲しているような印象です。
スライド幅やフォールスピードも非常に似ていますね。
じゃあドライブスティックで良いのでは?となりそうですが、専用設計のワームをリリースした方がさらに釣果が向上する、というOSPのコダワリから生まれたワームです。
ドライブスティックのバックスライドは専用で無いが故の弱点がいくつかあり、それらをしっかりと潰してありました。
ドライブショットならではのメリット
フックセッティングがしやすい
ドライブスティックのバックスライドは良く釣れる反面、フックセットには独特のコツが必要だったのも事実。
特に、最初にボディ後端へフックを斜めに差し込む際にワームの中心をうまく捉えつつ、フックポイントを上手に隠すための角度に微調整する必要がありました。
しかしバックスライドセッティング専用であるドライブショットは、フラスカートのセンターからオフセットフックを差し込むことが可能となっており、容易にフックセットをすることが可能です。
カバーに引っかかりにくい
ドライブスティックのバックスライドセッティングでは、ウッドカバーなどに絡めた際にテール部分とフックアイの間の隙間へ木の枝などがハマってしまうことがありました。
しかしドライブショットではテールが柔らかい素材感のフラスカートとなっており、カバーへの引っかかりがほとんど起こらなくなっています。また、同時にラインへの絡みも低減しています。
フックずれしにくい
ドライブスティックのバックスライドは、フックがズレやすいのが弱点でした。
バスが釣れる前にワームがぐずぐずになって新しいワームにリギングし直す、ということも結構ある印象です。
一方でドライブショットに関しては、フックの収まりが非常に良いためフックズレがほとんど気になりません。
ドライブスティックのバックスライドでストレスになっていた事象が全てクリアされていますね。
ドライブショットのフォールスピード
条件:ベストフック搭載時のフォールスピード(水深1m) ※フロロカーボン12lb使用時
- ドライブショット4.5”の自重約10g・・・3.5秒(T.N.Sオフセット4/0)
- ドライブスティック4.5”の自重約8g・・・4.7秒(T.N.Sオフセット3/0)
- ドライブスティックFAT4.5”の自重約11g・・・4.3秒(T.N.Sオフセット5/0)
- (出典:OSP)
フォールスピードは、ドライブショットが一番スローですね。
より“ゆっくり見せたいとき”はドライブショッドといった使い分けも出来そうです。
ゲーリーヤマモト・ファットイカとの比較
ゲーリーヤマモト・ファットイカとの比較です。ドライブショット(自重10g)の方がスライド幅が大きく、水平姿勢を保ってバックスライドしてくれます。
一方でファットイカ(自重11g)はフォールスピードはやや重たいため速く、フォール姿勢は斜めです。
正直両者の使い分けは難しいですが、細身でシャッドライクなドライブショットは、メインベイトが小魚のリザーバーなどで使用。
一方でよりバルキーなボディを持つファットイカはマッディシャローレイクなどで存在感を持たせたい時に使用すると良いと感じました。
ドライブショットでより手返しよくバックスライドしよう!
今ではかなり一般化したバックスライドセッティングによるカバー撃ちの釣り。多くのアングラーが試しているためか、以前よりもスレてきている印象もあります。
しかし、ドライブショットならではの使いやすさによってより正確に、そしてキャスト数を増やすことで、まだフィールドに残っている「バックスライドで釣れるバス」をしっかりと取りこぼさずに釣っていける、そんな印象に仕上がっています。
「最近バックスライドで釣ってないなあ。」そんなアングラーにぜひ試してみていただきたいですね。
オーエスピー ドライブショット Feco対応 4.5inch
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