アルファスCT SV 長期インプレ
こんにちは、ikahimeです。ダイワのアルファスCT SV 70SHLを購入して1年以上経過しましたので、「長期インプレ」です。
後にリリースされたアルファスAIR TWの影に隠れがちなモデルではありますが、私の仕様用途においては欠かせないリールの一つとなっています。
その理由をお伝えしていきたいと思います。
アルファスCT SVのスペック
品名(番手) | 巻取り長さ(cm) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量 ナイロン(lb-m) | メーカー希望本体価格(円) |
70H(L) | 59 | 6.3 | 170 | 4.5 | 14-30〜60、12-35〜70 | 31,200 |
70SH(L) | 67 | 7.2 | 170 | 4.5 | 14-30〜60、12-35〜70 | 31,200 |
アルファスCT SVの利点
30mmスプールの高すぎるレスポンス
30φCT SVスプールユニットの初期回転の鋭さはかなりハイレベル。
他リールとの使用感の差が大きく、レスポンスが良すぎることによって少し慣れが必要な印象。これは使い始めにも感じたことでしたが、長期間使い込んでみてもその印象は変わらずです。
一方でキャストフォームをコンパクトにまとめることが可能。独特の回転フィールに慣れさえすれば、とても楽にキャスティングできます。
シマノ党も使いたくなる“細PE”とのマッチング
アルファスCT SVの最大のメリットは0.8号程度の細PEラインと相性が素晴らしいところです。
ベイトフィネス機よりもラインキャパシティが多いため、ラインの自重によるキャストフィールへの影響が大きいため、比重の軽いPEラインが良く合います。
また、直径が小さいスプールはナイロン/フロロカーボンラインを使用すると巻きグセがつきやすいのが弱点ですが、巻きグセのつかないPEラインなら気になりません。
さらに、マグブレーキユニット + PEラインは相性が良いと感じます。20段階のシンプルなブレーキ設定なので、PEライン特有の「高切れ」が少なく済むからです。
ベイトフィネス用途にも使える
細糸PEを巻くことで3g程度のルアーもキャスト可能。ベイトフィネス専用機としても十分戦力になるレベルです。
流石に1〜2g台のルアーは投げにくさも伴いますが、そちらは純然たるベイトフィネス機のアルファスAIR TWに任せることにしましょう。
強めのベイトフィネスとして使用
私はバットパワーがMHクラスの少し強めなベイトフィネスロッドに合わせています。そうすることで、ベイトフィネス機並みの軽量ルアー対応力を持ちつつ、一方で少し大きめのルアー(1/2ozぐらいまで)も許容。
とにかく守備範囲が広いのが助かります。最近では純粋なベイトフィネス機は持って行かず、アルファスCT SVだけを持って行くことも増えました。
170gとむやみに軽すぎないことでロッドとのバランスも取りやすいですね。
巻きの軽さ
最近のダイワリールに共通することで、ハイギアモデルにもかかわらず巻きが軽いのも美点。
スプールが小径で非常に軽いことと、工作精度の高さ(MADE IN JAPAN)などが影響していると感じています。
巻き心地も非常に精緻感があり、そのフィーリングは価格帯以上のものを感じさせてくれるのです。
アルファスCT SVの弱点:最大巻き取り長
アルファスCT SVの弱点としては、小径スプールによる最大巻き取り長の短さです。巻取り長さ(cm/ハンドル1回転)はハイギアモデルで67cm。
実釣において特別不足を感じることはありませんが、手返しの良さを求める場合には少し不利ですね。
30mm径スプールの高レスポンスを武器にしよう
以上、アルファスCT SVの長期インプレについてでした。ベイトフィネスっぽくも使える「ライトバーサタイル」なリールとして重宝しています。
立ち位置としては「ベイトフィネスと普通のリールの間を埋めるリール」で一台あると釣りの幅が広がります。
ぜひPEラインと合わせて使ってみてください。役割が多い上に、いずれも高い水準でこなしてくれるのが素晴らしいですね。
ダイワ リール '19 アルファス CT SV 70SH
ギア比:7.2
自重(g):170
最大ドラグ力(kg):4.5
標準巻糸量 ナイロン(lb-m):14-30〜60、12-35〜70
ハンドル長さ(mm):80
ベアリングボール/ローラー:6/1