’20年発売の注目リール。アルファス AIR TW(ダイワ)
こんにちは。ikahimeです。今回は「アルファス AIR TW」のインプレをお届けします。
まずは旧アルファスと比較しながら、その違いを検証。次に現場での使用感インプレッションをお伝えします。
カタログスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 自重(g) | スプール径(mm) | ナイロン / フロロ 糸巻量(lb-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長(mm) | ベアリング数 BB/ローラー | 本体価格(円) |
8.6L (R) | 8.6 | 3.5 | 160 | 28 | 6-45、8-45 | 75 | 80 | 6/1 | 42,800 |
自重
自重はカタログ値の160gをわずかに下回りました。現在のリール市場においては、特別軽いという訳では無いですが、必要十分でしょう。
機種名 | 自重 |
シマノ アルデバランBFS(マグネシウムボディ) | 130g |
シマノ スコーピオンBFS(アルミボディ) | 165g |
ダイワ スティーズAIR TW(マグネシウムボディ) | 135g |
ダイワ アルファスAIR TW(アルミボディ) | 160g |
参考までにシマノ・ダイワベイトフィネスリールの自重です。
ハイエンドモデルは軽量なマグネシウムボディを採用し、ミドルクラスはアルミボディを採用している、というのは共通しています。
単純に価格だけでなく、ロッドとの相性などを考慮して選びたいところですね。
アルファス AIR TWの特徴
28mm径の小径軽量スプールを搭載
アルファス AIR TWのコアとなる28mm径の小径スプール。手に取ってみると本当に驚きの小ささ。そして自重は約8.14gと恐ろしく軽い!
(DAIWAの公式情報によると「6.6g」と表記されていますが、ベアリングとカラーを除いたスプール単体の数値のようです)
「渓流ベイトフィネスやライトソルトも視野に入れ、2g〜3gという禁断の領域(?)もキャストできる」というのがウリ。
いたるところにブランキング(穴空け)加工が施されており、特にこの写真の横穴がすごい。
穴と穴の間の部分は1mmにも満たないような厚さで、素人考えですが思わず強度が心配になってしまうほど。
しかし純正品としてリリースされているからには、極端にヤワな訳では無さそうですね。最新の技術で実現できた仕様なのでしょう。
TWS搭載
新たにTWS機構が搭載されたにも関わらず、むしろ従来のボディよりコンパクト化されているスゴイボディです。
TWSは、キャスト時にはT字状レベルワインダーの上部をラインが通る事で、キャスト時の抵抗を抑えるという機構。近年のダイワベイトリール機には、そのほとんどに搭載されています。
TWSの有無を同条件で比べられないので何とも言えない、と思っていましたが、今回アルファスAIR TWを試してみてその考えは変わりました。